安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

熊鷹山・宝生山のゴヨウツツジ

2008年05月18日 | 
 大戸川源流のニリンソウ群生地が見たくて18日に行ってきたのですが、ニリンソウはわずかな咲き残りの花が咲いているのみでした。時期が遅れていたのでダメかもと思っていましたが、淡い期待をもって行ったわけです。ところが、ゴヨウツツジの見事な花に遭遇することができ大満足の山行となりました。
 三滝分岐を過ぎるとほとんど人に会うこともまれになりますが、今回も男性二人に会うのみでした。

 
  三滝奥の沢に下りた地点            沢沿いの道を歩く

 下記の写真はニリンソウの群生ポイントですが、シオジの美林があるのみでした。



 しばらく美しい沢沿いの道を歩くと、沢の合流地点(何ケ所かあり)となりますが、ここは右手の沢に入ります。こちらが本流なのです。枝沢みたいに感じますが!さらに進むと宝生山分岐となります。ここを登っても宝生山に行けますが、急登なのでさらに沢沿いを行きます。宝生山への道は急登ですが、アカヤシオの咲く尾根でもあります。


  休憩に絶好の宝生山分岐(シオジの美林)

 沢の行き止まりの少し手前に、右手の尾根に登る道があるので見落とさないように。

 
大戸川の最初の一滴がこの奥にあるのかも

 宝生山山頂まではダラダラとした登りになり、ときおりミツバツツジや山ツツジが目にとまります。

 山頂までは2時間20分くらいかかってしまいました。普通2時間位で到達できるのですが、写真をたくさん写したりしたこともありますが、私の体力が落ちたのかも知れません。
 山頂周辺はゴヨウツツジとミツバツツジの競演でした。しかも他に誰もいないのです。

 
 

 宝生山を過ぎると、二人の男性登山者に遭遇、「氷室山の三角点はどこですか?」と聞かれてしまいました。これも「栃木100名山」という本の影響かもしれません。私の知っている氷室山は、氷室山神社周辺の総称ということだったのですが!
 熊鷹山への道は、ほぼ平坦な実に歩きよい道となっています。この尾根にはあまりツツジ等は咲いていませんでした。途中、中ノ沢登山口(黒坂石方面)への下山ルートの分岐がありましたが、まだこのルートを私は歩いていません(展望に恵まれたコースのようですが)。下の写真がそれです。

 
      水平歩道?

 熊鷹山に近くなるにつれ、又ミツバツツジを目にするようになってきました。ゴヨウツツジもときおり現れます。私はゴヨウツツジの潔さが好きです。我が家のツツジのように未練たらしく、いつまでも纏わりつかないのです。そして地面に落ちてもけっこうキレイなのです。



 熊鷹山のツツジには圧倒されました。以前、ヤマツツジの満開の時に登ったことはありましたが、こんなものかという感じでした。今回は違いました。後ろから来た高齢の男性が「これはスゴイ」と言いました。私も全く同感です。ヤマツツジは大きなつぼみ、ミツバツツジはやや終わりかけている(山頂のみ)、ゴヨウツツジは満開、こういった状況です。

   


                    熊鷹山山頂

 山頂では、後2枚写真を撮りたかったのですが、バッテリー切れとなってしまいました。残念、来年また登ることができるかなー!
 下山は少し戻って、三滝の上部に下りるルートを歩きました。このルートは、自分が深山のまっただ中にいるということを実感できるルートで、私は好きです。
ところで作原~沢入間の林道工事の進捗状況はどうなっているのか、今日歩いたルートからは、ほとんど林道は見えませんでした。三滝上部からわずかに見えるだけです。個人的には、これだけ広範囲にわたる落葉広葉樹の林は、100年後にも残してほしい自然と思っているのですが!

 朝8時25分に歩き始めて、スタート地点に戻ったのは、2時15分くらいでした。このところ歩いていなかったので、明日は筋肉痛がひどいかなー!
 これだけゴヨウツツジの咲く山が、私の家から比較的近いところにあることがわかり、今日はうれしくなりました。





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