妻が抗ガン剤の治療も空しく、8月3日亡くなりました(享年70歳)。
3月に医師から余命6ケ月と言われていましたが、自分の気持ちの整理が
出来ません。6月上旬までに計6回ほど抗ガン剤の治療を行いましたが
医師の話では、ほとんど効果がなく、むしろ他に転移しているという
話でした。
妻が最も嘆き悲しんだのは、この時だったと思います。
他に治療法がないといわれたので、相当苦しかったと思います。
飲み薬の抗ガン剤があるようですが、妻は拒否しました。
でも、この選択は正しかったと思います。もう抗ガン剤に
耐える体力が無かったのです。
この後病院で療養するか、在宅療養するか選ばなければ
いけなかったのですが、妻は在宅療養を選択しました。
この後、妻の容態は急激に変化していきました。
私のサポートで湯船に入ることが出来たのも、3日で出来なくなり
シャワーだけで洗うことも3日で出来なくなりました。
最も、亡くなる前日まで、ベッドから茶の間まで歩いていました。
そして、亡くなる日も長女と電話で話していました。
そして、死を迎える訳ですが、この時の様子はいつまでも
忘れることは出来ないと思います。
井上陽水の歌にあったので覚えているのですが、血ヘドを
吐くという歌詞があったのです。文字通り、妻の最後は
それでした。
今は、感謝の気持ちしかありません。
毎日、遺骨に向かって感謝の気持ちを伝えています。