安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

久しぶりの両崖山~雷電山

2008年12月07日 | 
 久しぶりに山を歩いてきました。私にとっては馴染みの山ですが。天気は最高、短時間とはいえリフレッシュできました。9月14日に指の怪我をして以来、三毳山に二度行っただけでほとんど歩けませんでした。実はその後、父が入院してしまい、病院通いが続いていたのです。父の方は9日に退院の運びとなりましたが、私の転勤などもあり、落ち着かない日々がつづいており、ストレス解消の意味からも今日の山歩きは楽しいものでした。それにしても、まだ車を運転できないという事は何と不便なことか!いつになったら運転できるものやら!
 両崖山手前の岩場上からは富士山も望めました。驚いたことに、ここまで三脚付の大きなカメラを持った人も来ていました。紅葉はややピーク過ぎていたかも知れません。



 写真は両崖山北側の小ピークから見た浅間山です。途中、行道山ハイキングコースから雷電山への枝尾根に入り、雷電山を目指しました。



 雷電山手前に岩混じりの尾根がありますが、上記の写真がそれです。ここは左右の町並みが見渡せる展望の優れたビューポイントになっています。ときおり、高校生の部活に汗を流している声が聞こえてきたりします。
 雷電山(223.2m)までは、1時間20分ほどかかりました。私はここで、我が故郷の町並みを見下ろしながら、ノンビリとおにぎりを頬張っていました。
 雷電山からの下山道は急斜面の階段道で快適とはいえませんが、私はここで少し膝が痛くなってしまいました。しばらく歩いていなかったので仕方ありませんが!ここからは一般道を歩いて、又病院を目指しました。
 私の好きな山の本

●山を愉しむ(鳥賀陽貞子・恒正著)
 私の好きな山の本に「山を愉しむ」という本があります。



 私も現役をリタイアしたらこんな山登りをしたいなと思っています。著者ご夫妻は定年後、60歳を過ぎてから山登りを始めたようですが、それでもこんな充実した山登りができるんだという驚きがありました。定年前にもバードウォッチングはしていたようですが、それゆえ野鳥の鳴き声には当然ですが詳しく、鳴き声が分かるだけでこんなにも楽しく山を歩けるんだと、私も少なからず影響を受けてしまいました。その他、私が感心したポイントを何点かあげてみます。その前に紀行文の素晴らしさもありますが!
1、登山は平日を選ぶ(この謙虚さがたまりません・日、祭日は現役の方がたのためのも
  のと書いてあります)
2、季節を選ぶ(夏山は混むので、8月16日~10月上旬までを登山期にする・ここもなん
  という謙虚さ、最近謙虚な人を見かけなくなってしまった)
3、個室のある山小屋は個室を予約する(長年働いてきた私どもゆえ、少しの贅沢は許し
  てもらいましょう)と書いてあります。

 しかし、何といってもひとつあげるとするなら、奥様の女学生のような心で山に向き合い、嬉々として愉しんでいる様子が読者に伝わり、いつのまにか私の頬もゆるんでしまうところが何とも言えません。