安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

筑波山の梅林

2008年03月17日 | 
 以前、筑波山の梅林の素晴らしい写真を見たことがあり、いつか見たいと思っていたのですが、写真を見てから何年かたって、やっと行くことができました。

 

 以前見た写真のようには当然とれず、いつもがっかりするのですが、結局自分のカメラの腕が悪い(カメラのせいにしたりすることも)ことに落ち着くわけです。
 平日を選んで行ったのに結構な人出で、土日の混雑ぶりが伺えます。団体バスが何台も来ていたりして(皆さんかなり高齢の方)!梅林上部まではかなり急なので心配になってしまいます。



 ところでテレビの番組のなかで、高名な山岳カメラマンが話していた言葉がいつも気になっているのですが、それは「山の好きな人はロマンチストで、海の好きな人はリアリスト。でも、海の好きなリアリストも、山に行くとロマンチストになってしまう」というようなことを話していたことです。そして、ある冒険家が植村直己のことを、日本で最高のロマンチストというようなことを言っていたのですが、思わず納得してしまいました。

    

    

 梅林も、紅梅と白梅が混在していると一味違います。足利の西渓園も、斜面を白梅が埋め尽くし見事なのですが!
 佐野の梅林も、規模は小さいですがなかなか好ましいたたずまいでした。

 

 今はインターネットで検索すると開花の状況がすぐわかるので、開花時期を外して訪れるようなことがなくなりました。そういう意味では、いい時代になったと言えるでしょう。紅梅はやや終わりかけていましたが、白梅はまだまだ楽しめるでしょう。



 こういうところが混雑するのも、日本が平和である証しのひとつかも知れないので、贅沢はいえません。



世界らん展日本大賞2008

2008年03月02日 | 
 世界らん展に行ってきました。混んでいるだろうなとは思っていましたが、予想通りの混み具合でした。私たちは10時頃着いたのですが、その頃は、まだ比較的すいていました。ところが11時頃になると写真を撮るのも苦労するようになってきました、。

 

 様々なランが展示されていますが、私が最も惹かれたのは東洋らんのコーナーでした。

   

 それにしても、こんなにたくさんの立派なランを見ても、私はなぜか山で見る花が、恋しくなっていました。いつもそうなんです。100万本のスイセンを見ても、そう思っていました。結局山が好きなことを再確認する羽目になってしまうのです。そんな中で、埼玉・巾着田の彼岸花はけっこう凄かったです(ここも、人が多かったですが)。
 かつて田中澄江(脚本家であり、私の好きな映画・吉村公三郎監督の「夜の河」の脚色を担当、他にも成瀬巳喜男監督の「稲妻」の脚色。そして、日本映画黄金時代の良質な日本映画に大貢献している。又、花の百名山の著者でもある)が、本当に美しい自然は恐ろしいくらいと言っていて、苗場山の隣の小松原湿原をあげていたが、その美しさは今も存在しているのかどうか。

   

 

 東京ドームの観客席が、食事のとれるスペースとして提供されているわけですが、私たちが食べている時に、後ろの高齢のご夫婦が言い合いを始めてしまいまして、何もこんな所でと思ってしまいました(つまらないことなんですよ)。しかし、どういうわけかこういうご夫婦を最近よく見かけます。

 

 ドーム内で販売している弁当が1500円ですが、高いか安いか微妙なところ。これに入場料2000円が加算されるわけですから。先ほどのご夫婦も注文した弁当が違うということで言い合いをしていましたが(高い安いではなく)、私たちもその弁当を食べてしまいました。
 こういう所に行くと、いつも錯覚してしまうのですが、私たちが見ているのではなく、花に見られているのではないかと!