安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

三毳山のイチリンソウ群生地

2008年04月22日 | 
 三毳山のカタクリ群生地に、イチリンソウが咲くというので、20日行って来ました。花びらが少し傷んできたので、今度の日曜日までは、もたないかも知れません。カタクリの開花時期は凄い人出ですが、今日は4~5人しかいませんでした。もっとも、その方が写真を撮るには好都合ですが。
 小山から来た人もいましたが、毎年来ていると言ってました。その方はカタクリよりも良いと言ってましたが、私もその方の意見に賛成です。但し私の場合は、カタクリよりもアヅマイチゲが好きなのですが。





 それにしても、見事なイチリンソウです。私の持っている山野草大百科(講談社発行)によると、鉢植えでは花つきが悪いのが難点とあります。ニリンソウよりは、神経質なのかも知れません。
 最近、カタクリの群生地はアチコチにあるようですが、イチリンソウの群生地はあまり聞いたことがありません。そういう意味では、佐野市にとってカタクリよりもイチリンソウの方が、より貴重なものかも知れません。



 花の好きな人にとってよく聞く言葉で、スプリング・エフェメラル(春の妖精)という言葉がありますが、まさにイチリンソウもこれにあたります。開花時期とその前後だけ地上に姿を現す花。ところで写真を撮っていると、周りに居た人達は誰も居なくなってしまいました。そこで、地面に這いつくばって写真を撮ったりもしました。それでもそんなに良い写真が撮れるわけではないですが!
 他に、ニリンソウ、チゴユリ、ホウチャクソウ、ヒトリシズカなども咲いていました。


   新緑のシャワーのなかを歩く 


権現堂桜堤

2008年04月06日 | 
 満開の権現堂桜堤に行ってきました。今回は電車を利用し(車の渋滞がひどいと思い)、南栗橋駅で下車し権現堂桜堤を経て、幸手駅まで8Kmほど歩いてきました。私が参考にしたガイドブックは、東武鉄道発行の「みちしるべ」という本ですが、この本はなかなかいいと思います。権現堂桜堤の桜は、太平洋戦争中燃料としてすべて伐採され、戦後再植されたと書いてありますが、現在桜木の樹齢として最高の時を迎えているそうです。実際見て、これにはうなずけるものがありました。



 南栗橋駅から権現堂桜堤までは、のどかな田園地帯が多く、好ましいルートであると思いました。途中には若木ながら、素晴らしい桜並木もあり、ただし不思議なのは誰も桜並木のそばに居ないということでした。障害者を連れた3人のみ、こんなに見事な桜並木なのに。



 それにしても見事な桜と菜の花の競演です。言葉を失ってしまいます。菜の花の圧倒的な迫力、あちこちで女性の歓声が聞こえてくるのですが、分かる気がします。

 

 どこを撮っても同じような写真になってしまうのが、困るところですが。



 これだけ菜の花があると、菜の花の香りもけっこう強烈です。又、露天商のお店の数も大変なものがありました。但し、桜並木より一段下がったところに並んでいるので、並木道は気持ちよく歩けます。





 帰路、幸手駅までは市街地で一部歩道がなかったりするので、あまりオススメできるルートでは有りません。しかし、ノロノロ運転でイライラすることもなく、ノンビリと幸手駅まで歩き、電車の人となりました。
 


平成16年・花見山の春

2008年04月04日 | 
 以下の写真は、平成16年4月10日に花見山を訪れた時の写真です(当時デジカメがなかったので、フィルムカメラで写した写真をスキャナで読み込んだもの)。高速道路のお陰で、我が家からでも日帰りで行けるようになりました。また、インタ-ネットにより、開花時期を外さずに訪れることができるようになりました。そういう意味では便利になったものです。
 高速道路を出るときに、料金精算所にいた女性に、花見山の場所を尋ねたのですが、実に親切に教えてくれました。おそらく何度も聞かれているのでしょう。しかし、前の車についていったら、偶然にも前の車も同じあぶくま親水公園を目指しており、なんなく駐車場にたどりつけました(早くも、ノロノロ運転の渋滞に巻き込まれましたが)。
 あぶくま親水公園からはバスに乗り、花見山近くの(近くといっても800m有り)駐車場まで行き、後は徒歩で、下記の写真のように大勢の人達と一緒に花見山を目指すわけです。



 最近、いろんな所にお花見ポイントが出来るのは嬉しいことですが、正直ガッカリすることもあります。しかし花見山は、期待以上でした。写真家の秋山庄太郎が、桃源郷と呼んだだけのことはあります。しかも、地主の方が無料で解放しているのも有り難いかぎりです。



 近所に花見山があれば、私などは頻繁に足を運ぶことまちがいないところでしょう。



 花見山の周辺の山々も、春の花木のパステルカラーに彩られているので楽しい限りです。



 

 帰りに、あぶくま親水公園にまた帰って来たわけですが、ここはハクチョウの飛来地でもあり、周辺のロケーションも素晴らしいです。流れる水量の多さ水の青さも、故郷の渡良瀬川とは、まったく違っていました。



 花見山を見てから影響をうけて、我が家の裏の栗林を、ミニ花見山に変えようと小さな将来の夢を描いてしまいました。