安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

志賀高原に山と湖沼を訪ねて

2009年06月30日 | 
 志賀高原のワタスゲが見頃ではないかと思い、天気予報の晴れマークの多い日を選んで歩いてきました。硯川からリフトを利用してのラクチン登山ですが、ワタスゲはほぼ見頃で、まずまずのお花見登山となりました。リフトを降りるとすぐに、前山湿原のワタスゲが広がります。



リフトに乗っている間、周囲にはレンゲツツジのオレンジ色が鮮やかでした。



 前山湿原から渋池までは5分くらいです。さすがに俗化されましたが、あたりには、まだまだ静謐感が漂っていました。
 志賀山への登りは少々急で、岩混じりの、木の根が露出した歩きにくい道でした。そこで一気に汗が吹き出てきました。



 イワカガミは山でよく目にする花ですが、白花には初めてお目にかかりました。白花の場合、ヒメイワカガミとか山イワカガミとか言われますが、この花はイワカガミの白花だろうと思いたくなるような花でした。



 志賀山~裏志賀山間は、色々な花の咲くポイントとなっていました。

 
 
   アカモノ                       ウラジロヨウラク

 裏志賀山付近から見た、大沼池と四十八池の様子は印象に残る風景となっていました。

 

 上の写真のゴゼンタチバナは地味な花ですが、好きな花のひとつです。たくさん咲いていました。



 裏志賀山から四十八池への道もかなり急ですが、志賀山への登りに比較すれば歩きやすいと言えるでしょう。四十八池で驚いたのはおびただしいヒメシャクナゲの花でした。私のカメラの腕とカメラでは、ボケてしまいました(残念)。



 四十八池から見える志賀山と裏志賀山は、簡単にに登れそうな山に見えます。左側が志賀山です。



 四十八池から渋池までの道は、単調で変化に乏しいところが残念でなりません。しかも、ブルドーザで切り開いたような道なのです。渋池でひょうたん池をめざす中年の御夫婦に、道を尋ねられました。ここで、ひょうたん池をめざすハイカーも、けっこういるんだということを知りました。私達は行きませんでしたが。



 帰りのリフトで若いカップルとすれ違いました。ところが、若い女性が泣いていることに気づきました。こんなとき、いろいろ想像をを膨らませてしまいます。ある詩人が言っていたようなきがします。「一番面白いのは人間だと」。

弓池周辺の散策

 帰りに、草津白根・弓池周辺のワタスゲを見てきました。以前、素晴らしい写真を見たことがあったからです。



 私の持っている花の百名山というガイドブックには、志賀高原ではコケモモを見たいと書いてあるのですが、志賀高原には咲いていませんでした。ところが、歩いて数分の弓池周辺には咲いていました(写真はまたしても失敗)。他にもツマトリソウやイワカガミの、素晴らしい株にもお目にかかれました。

 

 しかし、マナーの悪い人はどこにでもいるものです。ワタスゲを数本取って、その後、捨てたと思われるものを目にしました。また、写真を撮るために、ロープの中に入ったりする人とか!