安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

新緑が眩しい日光・高山

2008年06月08日 | 
 高山のシロヤシオが見頃かと思い、7日登ってきましたが、あまりシロヤシオは咲いていませんでした。そのかわり、美しい新緑を堪能してきました。また、たくさんのハイカー(30人~40人)にも、遭遇?してきました。
 今日はかつて何回も山行をともにした、Oさんとの山登りです。大変な病気に見舞われ、私と同じ会社に勤務していたのですが、定年前に退職せざるをえなくなりました。入院してから何年かたちましたが、回復後、初めての山となりました。


   山頂そばのシロヤシオ

 シロヤシオは山頂西側に多いのですが、花数は残念ながら、かなり少ないです。何年か前に山頂から、中禅寺湖側に下りたことがありましたが、紅葉最盛期にもかかわらず、湖畔の熊窪まで歩き、会った登山者は2人だけでした。特に熊窪の印象が良かったので、いまでもよく憶えています。当時、ディスカバージャパンという言葉が、耳によく飛び込んできました。ひっそりとした熊窪の小さな砂浜は、まさにその言葉にぴったりでした。


   美しい新緑

 山頂を過ぎてからは、ハルゼミの鳴き声がうるさいくらいでした。



 中禅寺湖への分岐を過ぎると、全く他の人に会わなくなりました。あんなに居た人はどこへ行ったのか!まもなく歩くことになる白樺林は、今日きてよかったなと思わせる、なかなかいい所でした。残雪をまとった日光白根も樹幹越しに見えました。



 小田代歩道のミズナラの林も好きですが、ここもいいです。ハイブリッドバスの通る舗装路に出ると、シャクナゲ橋までは、それほどかかりませんでした。


  咲き残りのミツバツツジ・竜頭の滝上部
 

八間山のシラネアオイ

2008年06月02日 | 
 八間山(はちけんざん)のシラネアオイが見たくて、1日歩いてきました。野反湖(人造湖のようですが、全くそういうことを感じさせません)脇の野反峠まで、我が家から車で3時間20分ほどかかります。そして、峠上に立つとはるばる来たなーという感慨にいつもとらわれます。天候がちょっと悪くなると、この山上の湖は予想外の静寂なたたずまいになりますが、その静寂な時間も、私は気に入っています。

 

 少し歩いただけで後ろをふりむくと、残雪をまとった草津白根が顔をだします。
 シラネアオイ植栽地まではけっこうな賑わいですが、前日の雨の影響か歩道は歩きづらく、かなり注意を要しました。以前は自生していたらしいのですが、ほとんどなくなり、再度植えたらしいのです。しかし私にとって、山道を歩いていて意外なところで遭遇するシラネアオイのほうが、やはりうれしいものがありました。

 

 ほぼ満開という状態でしたが、まだ蕾の花もあったので、もう少し楽しめるかもしれません。



 シラネアオイの花をのんびりと眺めてから、八間山山頂にむかいました。歩道脇にはイワカガミ、キジムシロ、ショウジョウバカマ、その他、わずかですがミネザクラ、アズマシャクナゲも咲いていました。イワカガミとショウジョウバカマは咲き始めたばかりなので、しばらく楽しめると思います。

 

 私の八間山の印象は、もっと簡単な山かと思っていたのですが少々違いました。野反峠から見るとすぐに登れてしまうように見えるのです。しかし奥が深く、山頂手前はやや急な尾根になっていました。途中、イカ岩の頭という小ピークを過ぎると、一旦少し下り、登り返しますが、下の写真がそれです。八間山という山は立派な山でした。


  この写真に我が家の奥さんが写っています・小さく

 草原状の美しい笹原を過ぎると山頂(1935m)はすぐでした。シラネアオイを見てから登ったので、頂上までは2時間くらいかかりました。


   山頂から望む白砂山の雄姿

 山頂から見える白砂山を見た時に、小学生だった息子と女房と3人で白砂山に登ったことを、思い出しました。その時、すれ違った女性が「こんな小さな子が!」とビックリされていました。なにしろ、当時山頂まで3時間30分位かかったと思います。小学生でもなんとか登れるものです。


   山頂から望む岩菅山方面

 下山は往路を戻りましたが、新緑の芽吹時、周辺の山々が残雪におおわれている時の山歩きの楽しさを、今日は満喫しました。下山は登りよりも、はるかに楽な山です。道が歩きやすいので!

 
    ムラサキヤシオ