川喜多記念映画文化財団主催の「午前十時の映画祭」で「理由なき反抗」を
スクリーンで見てきました。かつて、テレビの映画劇場で見たことは有りましたが
まさか、スクリーンで見ることが出来るとは思ってもいませんでした。
それにしても、1956年公開の映画ですが、当時のアメリカの高校生の
ぶっ飛んでいることビックリです。私は1957年に、小学校入学ですが
同級生の中にはツギアテのズボンをはいている子もいました。
ですから、映画を見た日本人がどんなにビックリしたことか!
テレビでカットされた映画を見た時は、そんなことは、
あまり思いませんでした。
しかし、映画にたいする好印象度は、なお増した感じです。
ノーカットの映画を見ると、シリアス度は増した感じがします。
原作が監督のニコラス・レイであることは、今回初めて知りました。
平日、午前9時からの上映なのに、観客数は自分の
予想を上回りました。
ところで、午前10時の映画祭で上映してほしい映画があります。
それは、ヴァレリオ・ズルリーニ監督の「激しい季節」です。
テレビで見る機会もありませんでした。主演のエレオノラ・ロッシ=ドラーゴ
を見てみたいです。
この映画、思い入れの強い人が多いようで
出演者の一人、ラフ・マッティオーリが3本の映画に出て
21歳で死んだことも忘れられない人が多いようです。