安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

浅草岳のヒメサユリ

2008年07月21日 | 
 浅草岳のヒメサユリに会いに、北関東道の太田・桐生インターから小出インターまで高速道路を利用し、行ってきました。我が家を4時15分に出発し、登山口に着いたのは7時15分、高速を下りてからも、けっこう時間がかかります。途中、魚沼市役所守門庁舎の前を通ったが、ここが「魚沼産コシヒカリ」の産地なのかと超有名ブランドの名前が浮かぶ。登山口まで片道200kmくらいあるようだ。朝早く到着したので駐車場にはそんなにいないだろうと思ったが、すでに10数台は止まっていた。皆さん早い。登山口近くなると心細くなるような、車のすれ違いにも難渋しそうな道なのだが、しかも、1部未舗装、全く手付かずの原始の森の中に駐車場がある感じなのだ。もっとも豪雪地帯ゆえ、森の手入れなど出来ないのかも!
 今日は足が重い、皮製の登山靴を履いてきたので。しかしこれは正解だった。登山道の上に水が溢れていたり、雪渓の上を横断したりするので!登山道は最初なだらかで、快調に進む。駐車場が木の間越しに見えたりして、順調に高度を稼いだことが分かる。しかし私のナマッた体は30分も歩くと、汗が吹き出してきた。道沿いにはおびただしい数のショウジョウバカマ、又、ウラジロヨウラクの蕾も愛らしい。
 「未知との遭遇」ならぬ「ヘビとの遭遇」には参った。しかも2度も。1度はシマヘビで、しばらくぶりに見たようなきがした。


 途中咲いていたゴゼンタチバナ

 展望の良い「嘉平与ボッチ」という小ピークに着いてガックリ、ガスッていて何も見えず。まあヒメサユリの見頃に登れたので良しとしよう。


 ガスッていて寒いくらいの尾根


 待望のヒメサユリが!

 しかし、こんな劣悪な自然環境のなかで、よく咲いているものだ。いっぱい群生している訳ではないので、なおさら貴重だ。他にもワタスゲやキンコウカ、ニッコウキスゲ、サワランなども咲いていた。これらもいっぱい咲いているわけではない。せまいエリアに咲いているので写真を撮ったりするには好都合ですが。

 

 7月20日現在でこんなに雪が残っていることに驚いてしまう。こわごわ、雪の上に足をのせると滑る。しかし、よく見ると踏み跡が見えたので、そこを歩くと、もうかなりの人が歩いているところなので大丈夫だった。


 浅草岳山頂

 山頂(1586m)まで2時間40分くらいかかってしまった。なにしろ花の写真がよく撮れない為、撮影にかなり時間を費やしてしまった。

 
 山頂直下に咲いていたタテヤマウツボグサ(この花には誰も見向きもしなっかった)

 私はなかなかキレイな花だと思い、写真をとりました。

 下山はネズモチ平登山口へ直接下るルートを利用しました。こちらは展望は全くありません。しかも急坂ときているので下山ルートとして利用するか、往路を下山したほうがいいかも知れません。しかしツワモノはいるものです。女性の単独登山者が登ってきたのです。二言三言、言葉を交わしましたが、新潟日報の天気予報を見て登ってきたと言っていたので、地元の方でしょう。上は寒いくらいだと言ったら、「それは何よりですよ」と言われてしまいました。


 下山後の駐車場の様子

 駐車場のそばにあるトイレだが、実にキレイに使われているのでビックりしてしまった。誰も掃除する人などいないはず、こういった場所で、トイレがキレイに使われているのは嬉しいかぎりです。

翌日、我が家の休耕田の草刈を1日中やっていたために、山登り以上に疲れてしまった。




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