やっとわかった「桜庭 VS メイヘム」の意味

2010年09月26日 | 過去記事
カードが発表されてからずっと意味がわからなかったこのカード。

やっと理解できました。

桜庭がメイヘムに勝っても、メイヘムが今の桜庭に勝っても、その後に繋がらない意味のないカードだと思っていたのですが、実は大きな意味があったのです。

ハルクトーナメントなど「プロレスなの?」と思われそうな流れのDREAMと同じ日にIGFで「ジョシュ VS シルビア」があったんですね。加えて石井慧の次戦はIGFになりそうな雰囲気です。

この流れから「DREAM = プロレス」「UFC = ガチ」という見方をされる恐れがあるため、桜庭とメイヘムという「雰囲気を読んでプロレスをしそうな選手」を当てて「コレがガチ = DREAM」という事を示したかったんでしょう。

たぶん、メイヘムには「余裕があっても見せる試合はするな」と釘を刺されていたはずです。ぶっちゃけ、今の桜庭は階級の違う高谷やビビアーノとやっても勝てないでしょうから。

今の桜庭の状態を証明する発言がメイヘムのインタビューにありました。

「桜庭選手の顔を殴りたくなかったんです。本当に顔を殴りたくないなあと思ったんですが」「それはマネージャーにかかっている。もしも彼が自分の家に来て、3歳の娘と戦えというなら、戦います。」

この状況の桜庭に雰囲気を読んでプロレスをしそうなメイヘムがプロレスをしない事によってDREAMがプロレスでない事を示したかったんですね~。このカードを組んだ人って凄いセンスかも。