ブレーシアの聖ガウデンチオ司教(~406年) 北イタリア ブレーシアの司教
キリストが定められた天上の生贄は、実にキリストの新しい契約の遺産ともいうべき贈り物であり、それは十字架につけられるために引き渡されたあの夜、キリストがともにいることの保証として私たちに残されました。
これは、私たちがこの世を後にしてキリストのもとにいたるまで人生の道を歩む間、私たちを養う旅路の糧です。そこで、主は次のように語っておられます。「私の肉を食べ、私の血を飲まなければ、あなた方の内にいのちはない。※1」
キリストはその贈り物が私たちのもとにとどまり、尊い血によって救われた霊魂が、キリストの受難のかたどりとなって聖化されるようにお定めになりました。そこで、ご自分の教会の最初の司祭として任命なさった忠実な弟子達に、キリストは永遠のいのちのこと秘跡を常に執り行うよう命じられました。それは、全世界の教会で全ての司祭が、キリストが再び戻られるまで行わねばならないことです。司祭たち自身もすべての信徒も、それによってキリストの受難の姿を日ごとに目の前にし、それを両手でいただき、口で、そして心で受け、私たちの受けた贖いを忘れることなく思い起こすのです。
さらに、数多くの麦から小麦粉を作り、それを水で固め、火で焼いてパンを作ります。これはまさに、教会というキリストの体の象徴とみなすことができます。教会は、私たちが知っているように全人類から集められた多くの人々からなり、聖霊の火によって完成される一つの体であるからです。
イエスは聖霊によって生まれ、正しいことをすべて行う方であったので、洗礼の水を聖別するために水に入り、鳩のような姿で下る聖霊に満たされて、ヨルダン川からお帰りになりました。「イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった※2」と福音記者が書いている通りです。
同じように、キリストの血であるぶどう酒は、主の植えた多くのぶどうから実が集められ、十字架という搾り器にかけられて、忠実な心をもってそれを拝領する者の広々とした心の内に水からの力によって発酵します。
悪魔の支配を意味するエジプトとファラオの支配から解放された皆さんは、救いをもたらす過越のこのいけにえを、信心深く熱意を込めて私たちと共に受けなさい。そうすれば、その秘跡に現存しておられると私たちが信じる主イエス・キリストご自身によって、心の奥底まで聖化されます。キリストのはかりしれない力は、世々限りなく続くのです。
復活節 第二木曜日 読書
第一朗読 黙示録3:1-22
第二朗読 ブレーシアの聖ガウデンチオ司教の説教
※1 ヨハネ6:53
イエスは言われた。「はっきり言っておく。人の子の肉を食べ、その血を飲まなければ、あなたたちの内に命はない。
※2 ルカ4:1
さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中を“霊”によって引き回され、四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。
聖ガウデンチオ 北イタリアのブレーシアの司教。
ガウデンチオの事は余り分かりませんが、聖ヨハネ・クリゾストモ(349-407年 コンスタンチノープルの司教)の友人でもあったとのこと。
聖ガウデンチオは聖体の秘跡の意味を次のように教えます。
・天上の生贄(いけにえ)
・新らしい契約の遺産
・キリストがともにいることの保証
・私たちを養う旅路の糧
聖体を両手でいただき、口で受けるだけではなく、その後、心で受けるようにと言われます。拝領の後、「私たちの受けた贖いを忘れることなく思い起こすのです。」
「全世界の教会で全ての司祭が、キリストが再び戻られるまで行なわなければならない」と言われたキリストが定めた「天上の生贄」は、今も続いています。キリストが再び戻られるまで・・・。
(Wikipedia : Gaudentius of Brescia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Gaudentius_of_Brescia
キリストが定められた天上の生贄は、実にキリストの新しい契約の遺産ともいうべき贈り物であり、それは十字架につけられるために引き渡されたあの夜、キリストがともにいることの保証として私たちに残されました。
これは、私たちがこの世を後にしてキリストのもとにいたるまで人生の道を歩む間、私たちを養う旅路の糧です。そこで、主は次のように語っておられます。「私の肉を食べ、私の血を飲まなければ、あなた方の内にいのちはない。※1」
キリストはその贈り物が私たちのもとにとどまり、尊い血によって救われた霊魂が、キリストの受難のかたどりとなって聖化されるようにお定めになりました。そこで、ご自分の教会の最初の司祭として任命なさった忠実な弟子達に、キリストは永遠のいのちのこと秘跡を常に執り行うよう命じられました。それは、全世界の教会で全ての司祭が、キリストが再び戻られるまで行わねばならないことです。司祭たち自身もすべての信徒も、それによってキリストの受難の姿を日ごとに目の前にし、それを両手でいただき、口で、そして心で受け、私たちの受けた贖いを忘れることなく思い起こすのです。
さらに、数多くの麦から小麦粉を作り、それを水で固め、火で焼いてパンを作ります。これはまさに、教会というキリストの体の象徴とみなすことができます。教会は、私たちが知っているように全人類から集められた多くの人々からなり、聖霊の火によって完成される一つの体であるからです。
イエスは聖霊によって生まれ、正しいことをすべて行う方であったので、洗礼の水を聖別するために水に入り、鳩のような姿で下る聖霊に満たされて、ヨルダン川からお帰りになりました。「イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった※2」と福音記者が書いている通りです。
同じように、キリストの血であるぶどう酒は、主の植えた多くのぶどうから実が集められ、十字架という搾り器にかけられて、忠実な心をもってそれを拝領する者の広々とした心の内に水からの力によって発酵します。
悪魔の支配を意味するエジプトとファラオの支配から解放された皆さんは、救いをもたらす過越のこのいけにえを、信心深く熱意を込めて私たちと共に受けなさい。そうすれば、その秘跡に現存しておられると私たちが信じる主イエス・キリストご自身によって、心の奥底まで聖化されます。キリストのはかりしれない力は、世々限りなく続くのです。
復活節 第二木曜日 読書
第一朗読 黙示録3:1-22
第二朗読 ブレーシアの聖ガウデンチオ司教の説教
※1 ヨハネ6:53
イエスは言われた。「はっきり言っておく。人の子の肉を食べ、その血を飲まなければ、あなたたちの内に命はない。
※2 ルカ4:1
さて、イエスは聖霊に満ちて、ヨルダン川からお帰りになった。そして、荒れ野の中を“霊”によって引き回され、四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。
聖ガウデンチオ 北イタリアのブレーシアの司教。
ガウデンチオの事は余り分かりませんが、聖ヨハネ・クリゾストモ(349-407年 コンスタンチノープルの司教)の友人でもあったとのこと。
聖ガウデンチオは聖体の秘跡の意味を次のように教えます。
・天上の生贄(いけにえ)
・新らしい契約の遺産
・キリストがともにいることの保証
・私たちを養う旅路の糧
聖体を両手でいただき、口で受けるだけではなく、その後、心で受けるようにと言われます。拝領の後、「私たちの受けた贖いを忘れることなく思い起こすのです。」
「全世界の教会で全ての司祭が、キリストが再び戻られるまで行なわなければならない」と言われたキリストが定めた「天上の生贄」は、今も続いています。キリストが再び戻られるまで・・・。
(Wikipedia : Gaudentius of Brescia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Gaudentius_of_Brescia
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