聖クレメンス一世(30~101年頃) ローマ司教、殉教者
『コリントの信徒への手紙』
愛する皆さん、私たちが救いを見いだす道とは、私たちの奉献の大祭司、私たちの諸々の弱さの保護者であり、また助け手であるイエス・キリストです。
キリストを通して私たちは天の高みにじっと目を注ぎ、キリストを通して神の汚れない崇高な顔を鏡に映すかのように眺め、キリストを通して私たちの心の目は開かれ、キリストを通して私たちの鈍く暗い精神も再び光を受けて開花し、キリストを通して主なる神は不死の知恵を私たちに味わわせてくださいました。キリストは神のみいつの「反映であって※1」、「天使たちより優れた者となられました。天使たちの名より優れた名を受け継がれたからです※2。」
それで、兄弟の皆さん、非の打ち所のないキリストの命令に従い、全力をあげて私たちの兵役の務めを果たそうではありませんか。
・・・
私たちの体の事を取り出してみましょう。頭は足なしにはどうにもなりませんし、足も頭なしにはどうにもなりません。私たちの体の最も小さな部分でも、全体にとってはかけがえのないものであり、役に立っているのです。体の全ての部分は、全身を健康に保つために、意を合わせ、相互に従いながら奉仕しているのです。
それゆえ、イエス・キリストにおける私たちの体の全体が、健全であるようにしましょう。そして一人一人が、自分が受けた賜物に応じて隣人に従うことにしましょう。強い人は弱い人を配慮し、弱い人は強い人を尊敬しなさい。富む人は貧しい人を助け、貧しい人は自分の欠乏を満たしてくれる人を与えて下さった神に感謝しなさい。知恵のある人は、その知恵の言葉によってではなく善行によって示しなさい。謙遜な人は、自らその正しさを主張するのではなく、他の人が自分について証しするのにまかせなさい。肉体を純潔に保っている人は、節制を支えて下さるのは別の方だということをわきまえて、尊大になってはなりません。
兄弟の皆さん、私たちがどのような素材で作られ、この世に来たとき、私たちが何者で、どのような本性を持っていたのか、また、私たちを形づくり創造してくださった方が、どのような墓、どのような闇から、ご自分の世界へと私たちを導いて下さったかについて、よく考えてみましょう。神は、私たちが生まれる以前にその恵みをすでに備えておられたのです。
私たちはこれらすべてを、神からいただいているのですから、すべてについて神に感謝しなければなりません。栄光が神に世々にありますように。アーメン。
復活節第四金曜日
第一朗読 黙示録17:1-18
第二朗読 聖クレメンス1世『コリントの信徒への手紙』
※1 ヘブライ1:3
御子は、神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れであって、万物を御自分の力ある言葉によって支えておられますが、人々の罪を清められた後、天の高い所におられる大いなる方の右の座にお着きになりました。
※2 ヘブライ1:4
御子は、天使たちより優れた者となられました。天使たちの名より優れた名を受け継がれたからです。
聖クレメンス一世(紀元30~101年 在位 91~101年)
初代教会時代のローマ司教。使徒パウロ、使徒ペトロから教えを受けた、使徒教父の一人。彼がローマ司教となった時、使徒は聖ヨハネを除いて殉教していた。カトリック教会、正教会、聖公会、ルーテル教会などで聖人。
女子パウロ会 聖人カレンダーへ
http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=112301
ベネディクト十六世の「使徒の経験から見た、キリストと教会の関係の神秘」の連続講話で、ローマの聖クレメンスが紹介されています。エウセビオス(263年ごろ~339年)の時代にも、クレメンスの手紙は、信者の集会で公に読まれていました。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/benedict_xvi/bene_message194.htm
『コリントの信徒への手紙』

キリストを通して私たちは天の高みにじっと目を注ぎ、キリストを通して神の汚れない崇高な顔を鏡に映すかのように眺め、キリストを通して私たちの心の目は開かれ、キリストを通して私たちの鈍く暗い精神も再び光を受けて開花し、キリストを通して主なる神は不死の知恵を私たちに味わわせてくださいました。キリストは神のみいつの「反映であって※1」、「天使たちより優れた者となられました。天使たちの名より優れた名を受け継がれたからです※2。」
それで、兄弟の皆さん、非の打ち所のないキリストの命令に従い、全力をあげて私たちの兵役の務めを果たそうではありませんか。
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私たちの体の事を取り出してみましょう。頭は足なしにはどうにもなりませんし、足も頭なしにはどうにもなりません。私たちの体の最も小さな部分でも、全体にとってはかけがえのないものであり、役に立っているのです。体の全ての部分は、全身を健康に保つために、意を合わせ、相互に従いながら奉仕しているのです。
それゆえ、イエス・キリストにおける私たちの体の全体が、健全であるようにしましょう。そして一人一人が、自分が受けた賜物に応じて隣人に従うことにしましょう。強い人は弱い人を配慮し、弱い人は強い人を尊敬しなさい。富む人は貧しい人を助け、貧しい人は自分の欠乏を満たしてくれる人を与えて下さった神に感謝しなさい。知恵のある人は、その知恵の言葉によってではなく善行によって示しなさい。謙遜な人は、自らその正しさを主張するのではなく、他の人が自分について証しするのにまかせなさい。肉体を純潔に保っている人は、節制を支えて下さるのは別の方だということをわきまえて、尊大になってはなりません。
兄弟の皆さん、私たちがどのような素材で作られ、この世に来たとき、私たちが何者で、どのような本性を持っていたのか、また、私たちを形づくり創造してくださった方が、どのような墓、どのような闇から、ご自分の世界へと私たちを導いて下さったかについて、よく考えてみましょう。神は、私たちが生まれる以前にその恵みをすでに備えておられたのです。
私たちはこれらすべてを、神からいただいているのですから、すべてについて神に感謝しなければなりません。栄光が神に世々にありますように。アーメン。
復活節第四金曜日
第一朗読 黙示録17:1-18
第二朗読 聖クレメンス1世『コリントの信徒への手紙』
※1 ヘブライ1:3
御子は、神の栄光の反映であり、神の本質の完全な現れであって、万物を御自分の力ある言葉によって支えておられますが、人々の罪を清められた後、天の高い所におられる大いなる方の右の座にお着きになりました。
※2 ヘブライ1:4
御子は、天使たちより優れた者となられました。天使たちの名より優れた名を受け継がれたからです。
聖クレメンス一世(紀元30~101年 在位 91~101年)
初代教会時代のローマ司教。使徒パウロ、使徒ペトロから教えを受けた、使徒教父の一人。彼がローマ司教となった時、使徒は聖ヨハネを除いて殉教していた。カトリック教会、正教会、聖公会、ルーテル教会などで聖人。
女子パウロ会 聖人カレンダーへ
http://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=112301
ベネディクト十六世の「使徒の経験から見た、キリストと教会の関係の神秘」の連続講話で、ローマの聖クレメンスが紹介されています。エウセビオス(263年ごろ~339年)の時代にも、クレメンスの手紙は、信者の集会で公に読まれていました。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/feature/benedict_xvi/bene_message194.htm