「おい! その菜っ葉は何んという菜っ葉や?」
「きくな」
「訊くないうても、訊かんとわからんやないかい!」
「そやから、きくなと言うてるやろ!」
「忙しいんかも知らんけど、教えてくれてもエエやないかい!」
「そやから、きくなという名前の菜っ葉や言うてるやないかい!」
関東では春菊(シュンギク)だが、関西では菊菜と呼ばれている。
だから、春菊=菊菜なのだが、関東の春菊は背の高い株立ち型で、関西の菊菜は株張り型で横に広がらす。
炊くと少し苦味が出る大人の味だが、鍋のアクセントには欠かせない。
生産量日本一が大阪府なのもうなづける。
種の袋に「株張り」と明記されていなければ、関東の株立ち型の春菊だ。
放っておくとどんどん上に伸びるので、高さが20㎝ほどになったら、下の葉を五、六枚残して先を摘んでやる。
則枝が伸びたらそれを摘む。
一株で四、五回収穫できる便利な野菜だ。
「どや、わかったか!」
「わかったけど、そこにある豆は何んやねん?」
「そら豆や!」
「豆は分かってるけど、何んという豆やと訊いてるねん」
「せやさかいに、そら豆やと言うてるねん」
「忙しいんかも知らんけど、教えてくれてもエエやないかい!」
「そやから、そら豆という名前の豆や言うてるやないかい!」
秋祭りが近づいてきた。そろそろ空豆を植えるとするか。
楽しい小話 こうゆう 話が大好きです
思わず 笑って仕舞いました~~
良いですね~~ そっか~~ そうなんだ~~って
納得しました・・・・・
此方は シゾウカ【静岡県)では 春菊って言います
方言は無いと思ってましたが? シゾウカにも
方言はいっぱいあります
きっと 判断に苦しむ 方言もあるかも?です
面白いお話 いっぱい聞きたいです よろしくお願いします。