去年の秋に植えて冬を越したエンドウ・玉ネギ・ニンニクの収穫。
春先に植えたジャガイモ・キャベツ・レタスの収穫。
ナス・トマト・オクラ・スイカなどの夏野菜の植え付け。
里芋・薩摩芋・落花生などの秋野菜の植え付け。
春の農事は春夏秋冬が一度にくる。
なんとも忙しかったが、それもそろそろ終盤。
梅雨入りまでに全て終えてしまおうと、四月から芽出しさせていたサツマイモを植えて終了。
落花生の草抜きをしていると、雨がぽつぽつと降りだした。
タマネギ・ニンニク干場で雨宿りしていると、ラジオで近畿・東海地方の梅雨入りのニュースが流れる。
帰り支度してから、春の農事の名残を味わおうと畑を一周する。
雑草捨て場の片隅に咲く朝顔。
土手に咲いていたのを採取してきたもので、朝顔が野生化した野朝顔。
500円玉ほどの花をつける。
園芸種のような派手さはないが、野趣があって年寄りには、こんなのがいい。
不美人でありながらも生涯光源氏と関わり続けた女性の名にちなんで末摘花(すえつむはな)と詠んでいる。
緑の中に浮かんでいるのは気球ではなく桔梗。
植えた記憶はないのに生えてきた。
どこからか飛んできたのか?
だから、桔梗ではなく「気球」と呼んでいる。
畑の中でひときわ目立って咲いているのはズッキーニ。
カボチャの仲間だが、一回り花が大きく、色も濃い。
畑の女王様と呼べそうだが、花言葉は「ほのかな恋」だそうな。
「ほのかちゃん」と呼んでいる。
雨が続けば、しばしのお別れ。
なんとも愛しい花たちよ。