雑学

前回に続いて雑学を紹介します。

三々九度

2009-05-08 08:48:31 | Weblog
婚礼の宴:
決め酒・・・両家で婚約がととのったときの酒の贈答。また、その酒。あるいは、その酒盛り。
酒入れ・・・婚約成立を祝い、仲人と嫁側の親族が盃を取り交わすこと。所により「釘酒」ともいう。
家内喜多留(やなぎたる)・・・結納を取り交わすさいの祝賀文字。多留の語源は樽で、祝儀酒を柳樽につめて贈ることから。これを墨書して品々に添える。
御立ちの杯・・・嫁入りする娘が両親に献じる別れの杯。また、その杯事。
樽入れ・・・嫁側から嫁ぎ先へ、他の嫁入り道具とともに持参する酒樽。
樽杉折(たるすぎおり)・・・樽酒と杉折りに入れた酒肴と。婚礼の祝儀に際し前もって贈る品々の総称。
足入れ・・・挙式前に妻が夫方に入る習俗。
門杯(かどさかずき)・・・足入れと同系の習俗。
契り酒・・・嫁を迎える当日、婿が嫁の実家を訪ね義理の両親と交わす固めの杯。
婚礼の杯事・・・結婚を祝い、宴を張って執り行う杯事。祝言の席では新郎新婦が三三九度の杯を取り交わし、夫婦の契りを固めるのが基本である。土地によりその慣習や次第はさまざまである。
祝言杯・・・婚礼の祝宴に同じ。広くは、祝い事全般の酒宴をさす。
杯事・・・婚礼の杯事の上略。
婚礼の祝宴・・・婚礼のさい執り行われる祝賀の宴。
祝言の酌・・・婚礼の宴席で主人側が客に酌をして廻ること。
媒酌人・・・結婚や義兄弟固めのなどの杯事で仲立ちをつとめる人。
三三九度の杯事・・・婚礼などでの献杯儀式。三度杯を勧めて下げ、改めて杯を出しまた三度勧める、この儀礼を三たび繰り返す。女から男へ差し出すが定法である。「三度三献」とも。
引き合せの杯事・・・三三九度など婚礼の杯を取り交わすこと。
夫婦固めの杯・・・夫婦となった誓いの杯を取り交わすこと。
相杯(あいさかずき)・・・夫婦固めの杯に同じ。
思い帰り・・・婚礼の杯事で、酌と提(ひさげ)の帰り具合を規定した礼法用語。
婿入りの酌・・・入り婿が亭主となり夫婦固めの杯事を執り行うこと。
御神酒入れ・・・往時、婿入りの場合の婚姻成立の儀式。後の祝言内祝いの意味もある。
結婚披露宴・・・挙式のあと開く新郎新婦披露目の宴。
祝言振舞い・・・結婚披露宴の古い言葉。
妻迎え酒・・・嫁入りした妻を友人らに披露するため開く宴。
嫁取りの酌・・・嫁をもらった家で祝いに開く一宴。また、その杯事。
宴の後振舞い・・・婚礼において、正式な披露宴のあと夫婦側が振舞いの酒盛りをもつこと。呼称も地方により「あとふき」「あらほぎ」「女残酒」など多彩。
門酒・・・祝言の宴会を物見するため集まった近所の衆に、門前で酒などを振舞うこと。現代でもこのならわしの残っている地域がある。
宴の追酒(おいざけ)・・・結婚披露宴のあと、客にさらに追い酒を振舞う習俗。これも「追ったて酒」「門送り」「頭巾被り」「立ち器(かわらけ)」「追い酒盛り」など地域での呼び名がさまざまである。
夫婦杯(めおとさかずき)・・・夫婦になった祝いに揃いの杯で酒を飲みあうこと。また、その杯酒。
和合の諸白(もろはく)・・・世、夫婦酒として飲む諸白。
酒の心見(こころみ)・・・夫婦杯を交わすさい、故事にならい嫁から先に婿へ杯を差す儀礼。
女蝶男蝶の杯(めちょうおちょう・・・婚礼用に作られた対の塗杯。
妹背の杯(いもせ) 夫婦の縁を固める杯事。土地により習俗や呼び名が違う。
床杯(とこさかずき)・・・婚礼当夜、新郎新婦が床の上に坐し杯を取り交わす儀礼。
枕杯(まくらさかずき)・・・床杯に同じ。
新枕酒(にいまくらざけ)・・・初夜に夫婦して飲む酒。

             ♪♪米汁呑忘憂♪♪