雑学

前回に続いて雑学を紹介します。

三々九度

2009-05-07 08:14:53 | Weblog
風習:
三つの杯は「天・地・人」を示し、三はめでたい陽数、九は同じく一、三、五、七、九の陽数の中でも、めでたいことの頂点を表す。この風習は江戸時代頃から行なわれはじめ、「貞(てい)丈(じょう)雑記(ざっき)」にも「酒はささとも、くこんともいふは、ささは三なり、くこんは九献なり。酒は三々九度のむを祝ひとするなり」とある。だが、この三々九度も、地方によって少しずつ違いがある。
沖縄では新郎・新婦が一つの杯に同時に口をつけて飲む。香川県では、花嫁が新郎の部屋に入る前に三々九度を行ない、「部屋杯」という。兵庫県の一部でも「部屋祝言」の形をとって、披露宴の最中に夫婦が自室に入ってそっと行なう。また、石川県には、花嫁が婚家の玄関に入る時に杯を干し、その杯をたたきに落として割る風習がある。
 これは、婚家の人になりきり、二度と実家へは戻れない、という固めの杯の意味だという。

           ♪♪米汁呑忘憂♪♪