コラボの広場

ワークススタジオに参加している建築作家、林産地、工房の仲間が集う場ができました。幅広い人たちの個性を感じてください。

初めて家づくりをされる方に読んでいただきたいオススメの本(萩野隆司)

2007年09月29日 | 建築作家


家を建てるにあたり、特に何かを読む必要はないと思っています
特定の影響を受けてしまうようで・・・
逆に、自分たちの生活に対する思いを、ひとつの物語にして、書き上げてほしいと思います
我々が、その物語を読んで、それに似合う家を提案していくことになるのだと思います

これは自分が読む本ですが・・・
宮脇壇の「人間のための住宅のディテール」です
30年位前に買った本で、ディテールの写真やスケッチと、それを説明する文章で構成されています
時々出してきて、ぱらぱらと眺めます(ボロボロです)
あの頃の建築家の家に対する思いが、伝わってきます
今に時代は・・・?

初めて家づくりをされる方に読んでいただきたいオススメの本(中島謙一郎・玖子)

2007年09月26日 | 建築作家


『 小さな森の家 』
この本は建築家、吉村順三先生の代表作でもある軽井沢山荘の物語です。
竣工は1962年、以来45年まだまだ現役で建っています。
家作りといえば間取りやデザインが先に来ると思われがちですが、
家とはなんなのか? 心地良さとはどういうことか?など、
様々な方向から建築家は考え、思いを込めていることがわかる一冊です。
この建物は山荘ですが住宅においても共通することは色々あります。
それはそこに住まう人を中心に設計されていることが大切だと思うからです。


秋の夜長に(WS安本)

2007年09月25日 | 工房
まだまだ暑い日が続きますが、秋はちゃくちゃくと近づいていますね。
秋と言えば、食欲の秋、スポーツの秋、KJワークスの秋、じゃなくて読書の秋ですね!
家づくりを考えておられる方は、いろいろな情報を本やインターネットなどで調べておられると思います。巷には情報が入り乱れていますが、秋の夜長にじっくりと読書を通して情報を吟味されてはいかがでしょうか。

そんな中、私がお客様から進められた本のご紹介を。


「木」幸田文
ずばり木の本です。木をじっくり味わっていただきたいと思います。

また初めて家づくりを考えるかたに、読んでいただきたい本を建築作家の方に聞いて見ました。近々アップ予定です。お楽しみに!

秋の散策にオススメの場所は(中島謙一郎・玖子)

2007年09月19日 | 建築作家


『 石山寺 』
石山寺は琵琶湖から流れ出る瀬田川の近くにあります。
有名なのは天然記念物に指定されている珪灰石(けいかいせき)という
黒灰色の波状模様の石で、これが名前の由来ともなっているそうです。
これは多宝塔を下から見上げた写真です。 美しく大らかな感じがします。
山の上なので上がり下がりはありますが、上には月見亭があり瀬田川が眺めます。
自然の地形を生かした建物郡がとても美しく時間を忘れて拝観していました。



秋の散策にオススメの場所は(井上昌彦)

2007年09月18日 | 建築作家
「法隆寺2」
また法隆寺ですが今回は付帯施設である妻室、綱封蔵、伝法堂をお勧め
します。
伽藍の東にある妻室は僧侶の住宅。細長い建物の壁面に規則正しく取り
付けられた出入り口と深めの軒が大変美しい。
その東隣にある綱封蔵は高床式の宝物庫。中央部分がオープンテラスの
ように抜けていて珍しい倉庫です。
東院伽藍にある伝法堂も派手さはありませんが、その丁寧なデザインに
好感が持てます。
これらの建物に共通するのは、つくりすぎないデザインであること。や
りすぎないこと。付帯施設の性格上、抑制の利いたデザインになったの
だと思いますがそれがかなりいいんです。やりすぎないデザインが私の
今の大きなテーマです。


妻室


綱封蔵


伝法堂


今月の1枚(WS安本)

2007年09月15日 | WORKS STUDIO
東大寺の仁王像です。
夜に見る仁王は、筋肉がさらに際立ち凛々しいです!
小さいときから何回も見ているはずなのに、スケールと彫像の見事さに毎回、ん~と見てしまいます。でも人間にこれだけ筋肉がついているとちょっと怖い気もしますが。。。
東大寺周辺はふらりと訪れるにはちょうどいい大きさと、魅力ある仏寺があります。夜の散策もいいですが、鹿が暗がりから急にニョキっと顔を出すときがありますので、大声をあげてびっくりしないように!私はびっくりして溝にはまりそうになりました・・・。
来週は建築作家の方に秋の散策にオススメの場所を聞いてみましょう!


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