コラボの広場

ワークススタジオに参加している建築作家、林産地、工房の仲間が集う場ができました。幅広い人たちの個性を感じてください。

今月の写真(憩暖)

2007年03月16日 | 工房




東京に次ぐ景気に恵まれる名古屋、岸壁で積み込みを待つ車の数
早朝の道路から2枚

夜明けを待つキリン達

今月の写真(WS安本)

2007年03月13日 | WORKS STUDIO
この間、京都と大阪の境界近くの「大山崎山荘美術館」に行ってきました。
ここは、大正時代の実業家加賀正太郎氏が山荘として使用するため建設されました。イギリスのハーフティンバー構造による建物で、重厚な趣のある山荘ですが、今は美術館として使用されています。
この山荘は加賀家の手を離れた後は所有者が転々とし、1990年ごろマンションに建替えられる計画がありましたが、地元住民の強い反対と京都府知事、アサヒビールの協力により美術館として復活しました。別館として、安藤忠雄氏の地中の新館も加わりました。

新しい建物もいいですが、情緒のある重厚な建物もかえって新鮮に移りますね。

ホールに設置されている大きなオルゴールが定時になると鳴るはずでしたが、待てども待てども動きませんでした・・・

少しマニアックですが、設備的な意匠も面白いですね。

今月の写真(小国ウッディ協同組合)

2007年03月12日 | 林産地


「花粉の季節到来 -実生の木と実の無い木-」

(写真:向かって右側が実生の木、左側が実の無い木

こちら阿蘇・小国町の約8割を山林が占めており、弊社工場の
周囲も杉の木ばかりなのですが、実は小国町の杉は実の無い木
が大半で、実生(みしょう=実のある)の木が少ないため、花粉
がいっぱいという訳ではありません。
とはいえ絶対量が多いので、この季節花粉症の方は大変です。


今月の一枚(匠工芸)

2007年03月09日 | 工房


2月だというのに今日は雨・・・
道路はアスファルトが見えています。
地球の温暖化なんて遠い未来の話かと
思っていましたが、
北海道ではそんな異常気象が、
はっきりと体感できます。
「乳のかおりで伸びゆく八千代」?
牛の像も哀しげな旭川からのレポートでした。

今月の一枚(中島謙一郎・玖子)

2007年03月07日 | 建築作家


『ふきのとう』
雪解けを待たずに顔を出す春の使者!
平地では2月~3月頃に芽吹きます。
     
家の庭に今年も顔を出しました。
暖冬の影響かいつもより早く出て来たように思います。
身近に季節を感じる事ができるのは素晴らしいことですね。

今月の一枚(緒方幸樹)

2007年03月06日 | 建築作家


継続は力也

奈良東大寺二月堂では
「修二会(しゅにえ)」の行事お水取りのおたいまつが
丁度3月1日から14日までで今の時期です。
奈良時代の開始以来一度も休んでいないらしい。
三日坊主で終わりがちな僕は見習わなければ…

二月堂のお水取りが終わると桜の咲く春はもうすぐです。

撮影:2006,10,21 GR DIGITAL

今月の二枚(澤村昌彦)

2007年03月05日 | 建築作家



前回、祇園町と西陣の町家のディテールが違うというお話をしましたが、
今回は、それぞれの格子の写真を添付しました。
良く見ると違いがわかります。
欄間があるほうが祇園で、無いのが西陣で、
そのほか、いろんな格子が存在します。
西陣の格子は3本のうち、2本が途中で切れており、糸屋格子と呼ばれています。
京都を探索するといろんな発見があり、まだまだ魅力のある町ですよ。


今月の一枚(井上昌彦)

2007年03月03日 | 建築作家


「閑谷学校」
先日、岡山県備前にある閑谷学校を見に行ってきました。
1670年に藩主池田光政により創建された庶民のための学校です。
国宝に指定されている講堂(写真中央)や石塀は建築関係の間では有名で、私は今回初めて実物を見ましたがやはりすばらしい建物でした。静かな緊張感のある講堂内部や重厚で繊細な蒲鉾型の石塀は330年たった今でも新鮮なデザインです。もっと気に入ったのは敷地全体のランドスケープデザインです。入り口を入ったところに広がる大きな空地と少し高台になったところに大きな2本の楷の木、その背後に神社と聖廟が並びます。
講堂の奥には火除けのためにつくられた盛り土の小丘、それを上手く背景にするよう文庫(写真左)が静かに佇みます。それらの敷地全体を囲むように延び広がる石塀。
石塀の外には細長い矩形の池。こんに上手く廻りの自然環境と馴染みながらも、しっかり人の手で計画されたものにはなかなかお目にかかれません。これ見よがしの昨今の安ぽいヒューマンスケールランドスケープは色褪せて見えます。
講堂以外の建物も一つ一つが丁寧にデザインされていて、細かく見ていくほどに身の引き締まる思いでした。
一枚の写真ではなかなかその良さが伝わりませんので是非一度足を運んでください。京都からは車で2時間ほどでした。