コラボの広場

ワークススタジオに参加している建築作家、林産地、工房の仲間が集う場ができました。幅広い人たちの個性を感じてください。

燃料としての薪の種類と特徴(憩暖)

2007年03月02日 | 工房
木はその性質によって広葉樹と針葉樹に大別されます。
秋に紅葉して葉を落とすのが広葉樹です。一般的に広葉樹は薪に向いていると言われています。
広葉樹はヤニの量が少なく、長くゆっくりと燃えていきます。
それに比べ針葉樹はヤニの量が多く、よく燃えますが、燃え尽きるのが早いのが特徴です。
薪にする広葉樹で代表的なのは、ブナ科のナラ、クヌギなどです。ブナ科の木は比重が大きく火持ちか良いため古くから燃料として利用されてきました。どんな薪でも乾燥させることが1番重要ですが、クヌギは乾燥がしにくいと言われています。
薪を作るとき、太い木は割らなければなりません。。乾かすためにも薪割りは重要です。
このとき、硬くて苦労するのがケヤキやリンゴの木のようです。しかしスギやマツなどの針葉樹は軟らかく薪割りがしやすい木でもあります。比較的手に入れやすいスギやマツですが、煙突の中に煤やタールが付きやすいため、煙突掃除の回数を増やさなければなりません。マツは特にヤニの多い木で、強い火力を出します。また、針葉樹は燃やすとパチパチと良くはぜるのも特徴です。
サクラ、リンゴの木は流通は少ないですが燃やした時の香りが良いと言われています。
浜辺に落ちている流木などは塩分を含んでいる場合があるため、ストーブ内や煙突を傷めてしますので薪として使用するには向きません。