ヲラトニク(旧 ココカラ Blog)

有限会社アサヒ技研コミュニケーションメディア研究所からお届けします.

撮影システムの設計と構築

2008-01-18 22:29:35 | テクノロジー
K 大学と N 社の共同研究の一環として,計算機と人間が対話している様子を撮影する.今年で 2 年めなのだが,今年は K 大学側だけでなく,N 社からも業務委託を受けて仕事をしている.ひとつのプロジェクトで,それに関わる両者から発注を受けている.いつどちらの立場で何をしているのか,帽子のかぶり分けが難しい.

昨年の結果をふまえ,さらに大学の研究要素を加えての撮影となるため,システムはかなりの部分を新たに組み直すことになる.これまでの打ち合わせやメールのやりとりで,どのような機材がどれだけあって,何をどこに使うかはすでに頭の中で整理がついている.アルバイトの学生に指示して機材を配置する.今年度は 9 台の DVCAM デッキを使って撮影をするため,かなりの物量になっている.さらにブラックバーストやタイムコードを供給する機材が加わる.機材の配置だけで朝から昼までかかってしまう.

昨年度の撮影中にさまざまな修正が加えられたため,ケーブル類はスバゲティ.すべて外して解いて巻き直し,機材と機材をつないでいく.システムとして動作するよう組み立てて動作確認をしたら夕方.今日の作業はここまで.細かい確認と調整は後日行うこととする.

いくつか宿題も出た.というのも,研究用の機材というのはそのたびに一から買いそろえるようなものでなく,汎用性が高いものを購入しておいて融通する.N 社の研究所をあたってもらって,使える機材を借りそろえてもらった.中には本格的な業務機器でかなり高性能なものもある.そういう機材はいきおい高機能.操作も煩雑で,細かい設定方法がわかりにくい.音声チャネルのサンプリング周波数の設定や,タイムコードをスルーするといった基本的なことがなかなかできなかったりする.というわけで,そのあたりの設定は調べて次回詰めましょう.
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