西濃運輸で機材を運ぶ

イベントのライブ中継や収録を行うには，必要な機材をイベント会場まで運ぶ必要がある．京阪神地区であれば自社の車で運ぶこともできるが，東京となるとそうもいかない．もちろんビデオカメラなど，どうしても自分でハンドキャリーしないと心配なものもあるが，三脚など運送業者に依頼しなくてはならないものも多い．

美術品など特別な品を輸送するとなれば定評があるのは日通．そこまで特別でなくとも，PC を送るためのパソコンポなど精密機器輸送には安心感がある．そこで京都から東京への輸送を日通に発注したところ，なんと請求が 20 万円だったそうな．梱包からすべて依頼して，トラックを 1 台チャーターしたことになっていたことを考えるとその値段もわからないではないのだが，これはちょっとオーバースペック．高価すぎる．

発注元の大学はあまりに日通が高価だったので，逆に安いところに振り切った．西濃運輸である．営業担当者がオフィスにやってきて見積をしたのだが，なんともこれがおおざっぱ．個数やそれぞれの大きさで単価を積み上げていくのではなく，全体でざっくり容量を目分量して見積をする．あまりに安すぎてこれはまた心配だ．

機材に関してはきちんと運んでもらわなくてはならないという事情を説明すると，そもそも 3 通りの運び方があるという．ひとつは，普通に他の荷物と一緒に混載されるというもの．投げられるかもしれないし，転がされるかもしれないし，上から重たいものが乗るかもしれない．これは機材の運搬には適さないが，いちばん安価．逆にいちばん高価なのは，1 台トラックをチャーターして運ぶというもの．こうなると西濃運輸でもそれなりの値段になる．あいだをとったようなプランが，カゴをチャーターするというもの．引っ越しの単身パックにみられるような，スチールのカゴのようなフレームをまるごと占有して，他の荷物を混載しないでいくという．これならカゴに詰めるところまで確認しておけば，機材もそれなりに安心できる．

さてそのカゴをチャーターするということで手配がかかり，いざ発送となったところでひっくりかえった．なんと普通の台車で荷物を引き取りに来たのだ．普通に集荷場まで持って行って，そこでカゴに詰めるという．それでは集荷場までどんな扱いになるか分からないうえに，カゴにどのように詰められるかも分からない．そんなことでは困るので，あらためでカゴで集荷するように言うと，別日でないと来られないという．

どうやら西濃運輸も末端は個人事業者との契約になっているらしく，個人でトラックを持っているドライバーと契約して集配をしているようだ．カゴを乗せるとなるとリフトつきのトラックが必要となるため，簡単には対応できないらしい．リフトを備えていない個人もちのトラックは，荷台と同じ高さの集荷場に横付けしてカゴを乗せるしかない．仕方がないので日を改めて集荷に来てもらう．一度のせたカゴはまた集荷場でしか下ろせないので，台車で運ぶのに付き添い，きちんとカゴに収めるところまで監督してようやく発送作業が完了した．

この話にはさらにオチがあり，発送の時点で「カゴのまま納品するように」と念押ししたにもかかわらず，台車に降ろされて届けられたらしい．同じく末端のトラックがリフトを備えていなかったのか，集荷場でばらされたのか確認する方法はないが，どうにもいいかげんな話で困る．

日本酒ゼリー

広島にはおいしい日本酒がいくつもある．それに目をつけたのが地元のお菓子屋さん，バッケン・モーツアルト．お酒のラベルがそのままゼリーにも使われている．アルコール度数は 1.5 %．食べてみると，確かにこれは日本酒．しっかりアルコールの感じが立っています．

さらにこれが不思議なことにゼリーとしてもきちんと成立しています．甘さはもちろん抑えめなのですが，甘口のお酒を思わせる適度な甘みがあります．銘柄によってはライムなど柑橘系のフレーバーで締めることで，辛口のお酒を感じさせる工夫もあるようです．

いいです．これ．

ハン・ソロのカーボン冷凍

ルークの出来の悪さにがっかりしたスター・ウォーズの石膏ガチャですが，もうひとつぐらい試してみてもよいかと 300 円を投入．出てきたのは，なんとシークレット．これは捕まったハン・ソロのカーボン冷凍された姿．もともとがそういう型押しみたいなものなので，違和感がない．口のところのシームが気になるので，ここだけ削ってみようかしらん．

ルーク...

スター・ウォーズの石膏ガチャに手を出した．出てきたのはルーク・スカイウォーカー．原型の写真ではかなりよさげだったのだが，ガチャに入っているものはかなり品質が違う．顔の左右で型が分かれているのか，まるで魚のように顔が薄い．ルークに似ているどころか，むしろ気持ち悪い...

山門不幸

裏寺町を歩いていたときのこと，門前に真新しい札が立っている寺があった．その札には「山門不幸」とある．寺で不幸とあらためて書いてあるのだから，何か特別なことだろうと想像はつく．山門はこの寺のことを意味しているのだろう．そうするとこの寺の人に不幸があったと想像できるのだが，どういうしきたりなのだろう．

調べてみると，寺の住職が亡くなったときにこの「山門不幸」を掲げるという．さらに葬儀の日程など詳細情報も掲げるのが正式らしい．単に山門不幸とだけかくのは略式とのこと．いずれにしてもあのお寺ではご住職が亡くなったのですね．合掌．

ショウガ焼きのレシピ

適当に目分量でやってしまうことが多かったショウガ焼きですが，自分の味を安定して出せるようきちんと計量することにした．ケンタロウのレシピなど手元の料理本から分量を書き出し比較する．ケンタロウのレシピは私には甘みが足りないなど，これまでの経験をもとに調整を考える．微妙な比率は憶えにくいので適当に丸めることも考える．

今日の結論は，

・醤油 2
・味醂 2
・砂糖 1
・酒 1

という甘めの比率．これにショウガを加える．おろしショウガをそのまま加えると繊維が焦げやすいので，絞り汁だけを使う．多めに入れても煮立てるうちに丸みが出るので，分量は気にしない．

この比率の調味料に鶏のモモ肉を漬け込み，10 分ほどで焼きにかかる．油をひいてよく熱したフライパンにモモ肉を並べて焼く．焦げ付かないようにゆすりながら，焼き目がついたら裏返し，全面を焼く．焼き色がついたら残っている調味液を加えて煮立たせ，蓋をして中まで火を通す．最後に蓋をとって煮汁がとろりとするまで煮詰めてできあがり．千切りキャベツを添えて食べる．旨い．満足．

同じレシピで鶏をイカに換えても旨い．ショウガは抜いて，鶏に焼き目をつけずに煮込んで豆腐を加えた鶏豆腐にしても旨そうだ．豆腐から出る水気だけでいけそうだが，少し煮詰まってしまうようなら 1/2 カップほどの水を加えればよい．

パイロット万年筆のペン先

パイロットのカスタム・シリーズには，最多で 15 種類のペン先が用意されている．店頭に用意されている試し書き用のセットで比較検討し，FM を選択したのだがいまひとつ納得がいかない．どうやら試し書きでペン先がこなれてしまっていたようだ．

パイロットのホームページには，15 種類のペン先それぞれの特性が書かれている．読んでいるだけでは違いが明確にならないので，用語を 1) 硬さ 2) 太さ 3) 角度 の 3 つに分類して比較する．まず硬さは，やや硬い・軟らかめ・ソフト・超ソフトの 4 種類の用語が使われている．特に硬さが書かれていないものを標準的な硬さと考えると，5 段階の硬さが考えられる．次に太さは，極細・細・中細・中・太・極太・特太の 7 段階の硬さで表現されている．さらに角度として，立てる・やや立てる・やや寝かせる・寝かせるの 4 段階がある．これらを組み合わせると 3 次元の特徴空間に 140 通りの表現が可能なわけで，15 種類のペン先のうち毛筆のように太さが変わる FA と角度によらない WA を除く 13 種類が位置づけられている．

いま使っている FM を基準に考えると太さはこれでほぼ満足している．少し太いくらいまでが好みだ．硬さはもっと柔らかいほうがよい．さらに私はどちらかというと寝かして書くほうなので，SFM を中心に選択するのが良さそうだ．太さを変えて SM，硬さを変えて SU を比較したい．あとは特殊な FA と WA も太さ・硬さはレンジ内なので，試してみよう．

オリエンタル・フロッグ

かつてアバンザ堂島の地下に，ベトナム・フロッグという店があった．ベトナム料理を供する店という触れ込みで，ジュンク堂書店での買い物のついでによく利用した．この店は梅田や心斎橋にもあり，その時々に近くの店を利用していたのだが，いつの間にやらアバンザ堂島も心斎橋も閉店していた．どうやら梅田はまだ残っているようだが，フロアにも余裕があったアバンザが閉まったのはとても残念．

この店は本店が神戸のトアロードにあるのだが，先日トアロードを下ってこの店の前を通りがかったところ，店名が違っている．カエルのロゴなどは変わっていないのだが，店名はオリエンタル・フロッグとなっており，ベトナム・タイ・中華料理となっている．そもそも創作エスニックというかベトナム料理とは言い切れないものも提供していた店ではあるので，今更という気がする．というか店の名前が変わってしまうと，経営が変わったとか，それに伴って味が変わったとか，ネガティブなイメージが先行してしまう．

公共広告機構のオレオレ詐欺 CF

巷でも賛否両論さらに解釈がさまざまに考えられるオレオレ詐欺 CF．年をとった母親が，かかってきた電話の相手に「オレオレ詐欺さん」と呼びかける．どうやら，なかなか連絡をしてこない不義理な息子のことを母親が「オレオレ詐欺さん」と呼んでいるというのが正解のようなのだが，私にはそのようには見えなかった．

私が感じたのは，電話をかけてきているのはまさにオレオレ詐欺の犯人．それを見切っているのだが，話相手としてオレオレ詐欺の犯人と喋っているように感じられた．確かに「今度いつ会えるの？」と聞くなど，実は息子だとすれば腑に落ちる台詞もあるのだが，どうにも違和感がある．むしろオレオレ詐欺の犯人であっても声がけをすることで社会がつながりを取り戻すという穿った見方ができてしまう．

と，この話を母親にしていたところ，母親はシナリオ通りに息子が電話をかけてきているものだと思っていた．私の解釈は歪んでいるのだろうか．それにしては電話の向こうの声が言葉につまるなどたどたどしいところが多い．演出・演技の問題なのかもしれない．

いずれにしても声がけを奨める CF としての完成度はどうなんでしょうねぇ...

パイロット・カスタム・74 を購入した

久しぶりに神戸に出かけた．子供の頃から神戸には毎月遊びに来ており，センター街を中心にいろいろな店を覗くのが楽しかった．大きな書店，輸入レコード店，モデルガンのメーカー直営店．そして文具店．

なかでも生田筋の鳥居の脇にあったナガサワ文具店にはよく行った．ビルの下から上まで順に回り，さまざまな文房具を見て回るのが好きだった．そのナガサワも今は生田筋のビルから撤退し，センター街の 1F にあった店も撤退して，今はセンター街に面したジュンク堂書店 3F のコーナーに集約されている．店舗面積は格段に小さくなっており品揃えも往事の面影はないが，神戸インクなど神戸らしさを生かした高級路線を模索している．

このところまた万年筆の使用率が高まっている私としては，ちょっと覗いてみたくなって 3F まで上がってきた．まずは手帳のコーナーで来年の手帳を発見．いま使っているクオ・ヴァディスのビジネス・プレステージの使い心地がよいので，来年もビジネス・プレステージにしてみよう．カバーは朱のレザー．

さらにショーケースの万年筆を見て回る．海外メーカーのラグジュアリーな高級万年筆も悪くはないのだが，今は実用的な普段使いのものが気になる．と，ショーケースの上には試し書き用の万年筆が並んでいる．パイロットのカスタム 74 が，すべてのペン先を揃えて用意されているのだ．

M から始めて，太さ・硬さを試していく．日頃，システム設計や仕様書作成など小さめの文字を長時間書くことを想定し，また集中することで筆圧が高めになることも考慮に入れる．F, MF, SMF．行きつ戻りついくつものペン先を試し，ようやくこれは MF だろうと結論を出して購入．

さっそくインクを入れて使ってみる．うむ？これは少し硬いか？細いか？試し書きに用意されていたペンはすでに多くの人に使われてペン先がこなれてしまっているのかもしれない．これではむしろ SMF のほうがよかったかもしれない．今回購入した FM をもとに，別のペン先がまた試したくなっている私である．

Gmail の奇妙な表示

Gmail で困っていることがひとつ。全角の○や●が微妙に小さく表示されるのだ。カナ漢字変換がおかしいのかと文字コードを確認してみたが、まったく問題ない。別のエディタからコピー・ペーストしても小さくなってしまうので、文字コードではないらしい．Gmail の設定かと思って探ってみたが、それらしいところは見あたらない。世の中には、Gmail の表示を等幅にするためのワザがあるのだが、そういう話にいく前にもう少し様子を調べてみた．

まずはブラウザを変えてみる．Safari でも FireFox でも様子は変わらない．他にインストールしてあった Camino で試してみたところ，問題解消．きちんと全角で表示されている．どうやらブラウザによって違うらしい．

ということで，MacOS 上で動作するブラウザを片っ端からチェックする．

・Camino
・FireFox
・Flock
・Safari
・SeaMonkey
・Shiira
・Stainless
・Sunrise

これらのうち，問題なく表示ができたのは，Camino と SeaMonkey だけ．デザインと軽さを重視して，これから Gmail を含めウェブブラウザは Camino にしてみようと思う．

Safari がちょっと残念

ウェブブラウザは好みが分かれるアプリケーションのひとつだが、MacOS では標準でついてくる Safari がけっこう使いやすい。レンダリングも速いのでさくさく使える。私はもともと Firefox ユーザなので最近も必ず Firefox をインストールするのだが、どうもこの頃は動作が重たくなった気がする。

どのブラウザもたいていそうなのだが、ファーストバージョンがリリースされた時点では必要な機能に絞り込まれて軽くできている。ブラウザというアプリケーションはそのアプリケーションの重さだけでなく、ネットワークの重さや、アクセスしたサーバの重さが積み重なったうえでの性能が印象として残ってしまうため、軽いということだけで多くのユーザが生まれる傾向が強い。そうやって淘汰を生き延びた軽いブラウザが開発を重ねるにつれて、便利だと思われる機能がだんだんと付け加えられ、いつのまにか重たいブラウザになってしまう。Firefox もその例に漏れないようだ。

Safari はプリインストールされているだけで積極的に使う理由が見いだせなかったのだが、最近は履歴のスナップショット画像を一覧できるようになるなど、少し見直したところがある。動作が軽く安定していることもあって、ちょっと本格的に Safari を使い込んでみることにしてみた。

しばらくは取り立てて気になることもなく使っていたのだが、Gmail からダウンロードした添付ファイルが文字化けするのに気がついた。日本語のファイル名がすべてハテナの並びになっているのだ。もともと UNIX 文化の中で育ってきた私にとってはそもそも 2 バイトコードを信用していないところがあり、あまり気になっていなかったのだ。

しかしよく考えるとこの問題は最近のこと。それも例外なく文字化けしている。忙しいときはそんなことを気にしてはいられないのだが、複数の添付ファイルを扱うとなると面倒でたまらない。プリファレンスをリセットしてやれば済むだろうと思っていたがうまくいかない。よくよく考えると、これはどうやらSafari がそういう仕様になっているらしい。FireFox に戻れば何の問題もなく日本語ファイル名でダウンロードできる。

うーむ、残念。これだけのことなのだが、仕事には使いづらいぞ Safari。

エコナの販売自粛

特定保健用食品として知られる花王のエコナが一時販売自粛となった．エコナにはグリシドール脂肪酸エステルという物質が含まれており，これが発ガン性をもつのではないかとの指摘に対応したもの．花王の公式見解としては，グリシドール脂肪酸エステルに発ガン性があるとの科学的根拠はないのでエコナは安全だが，消費者が安心できないものは販売しないということで販売を自粛するとのこと．

発ガン性の有無には議論の余地があり，花王は特定保健用食品の認定を受ける手続きや安全性の検証に落ち度がないとされている．話は，今の段階ではいちばん日本的でイヤラシイところに進んで行っている．明らかな発ガン性があったり，花王に何か検証結果の改竄のような落ち度があったのであれば，すぐに販売停止・商品回収ということで結論は単純明快．短期間で問題は解決するだろう．しかし今回のようなパターンでは，いつまでもネガティブなイメージは残りつつ，商品も販売「自粛」．影響はじわじわと残っていく．

Star Wars 石膏像コレクション I

新風館のヴィレッジ・ヴァンガードの前を通りがかったときのこと．並んでいるガチャガチャのなかに気になるものを発見した．石膏像のシリーズが出てきたのは最近のこと．これまでは学校の美術室にあるような伝統的な胸像だったのだが，これはスターウォーズのキャラクター．

ルーク，レイア，ハン・ソロ，チューバッカ，ベイダーの 5 種とシークレットがあるらしい．ルークとレイアはちょっと顔が違うように見える．ハン・ソロとベイダーは，写真で見る限りはいい感じ．あぁ，惹かれる．

Star Wars 石膏像コレクション I

庭にスリッパ

グランドプリンスホテル高輪に泊まっている．朝食を済ませ，3 つのホテルをつなぐ日本庭園に朝の空気を吸いに出た．池の鯉も朝から苔をはんでいる．

ぐるりと庭を回って部屋に戻ろうとしたら，芝生のうえに白いスリッパが．よく見ると部屋に備え付けのスリッパのようだ．それがなぜこんなところに．

うーむ．見上げるとところどころの窓が開いている．窓から投げ落としたのだろうか．しかし何のために．子供が投げて遊んでいて飛び出したとか．それにしてもスリッパはひっくり返るでもなく，そこに置いたかのように存在する．

これで一足きちんと並んでいるとまた面白いのだが．