Mac OS X 10.5 の内部エラーに引っかかる

Mac のメンテナンスをしているのだが，サーフェススキャンをするとエラーが出るディスクがいくつか見つかっている．ディスクユーティリティで 0 書き込みをしてディスク表面の磁場を整えることで復旧できることが多いのだが，7 回あるいは 35 回書き込みのオプションを選択しておかないと効果が十分に得られない場合がある．

データの持ち運びに使っている外付けハードディスクも調子がおかしいので，きれいさっぱり 35 回消去にかけようとしたところ，「ディスクユーティリティ内部エラー：ディスクユーティリティとディスク管理ツールとの接続が失われました。ディスクユーティリティを終了して再起動してください。」とダイアログが出て消去ができなくなる．

これはどうやら MacOS 10.5 に特有の内部エラーらしい．言語環境を English にすることでエラーを回避できる．ディスク管理ツールからの戻り値がディスクユーティリティのソースに埋め込みで指定されていて，日本語化するときにそこの戻り値が英語のままだったのだろう．どういうソースコードを書いているのやら．

Mac OS X 10.5 (Japanese): 7 回消去または 35 回消去を行った場合の、ディスクユーティリティの“内部エラー”

Manfrotto 503HDV プロビデオヘッド

フリクション調整ツマミに遊びというには大きすぎるほどゆるゆるになる現象があってメーカー送りになっていた 503HDV が一瞬だけ戻ってきました．なるほど少しまだ遊びはあるように感じるものの，それなりの操作感です．これならまぁ大丈夫．

と安心したのも束の間．パンさせてみようとロックを外したら，ヘッドがカタカタ音を立てる．送り返したときにはなかったガタが出ている．ロックをかけたまま輸送されてきたようなので途中で振動に負けたのかもしれませんが，これはフリクション調整の遊びよりも使えない状態．

これまでマンフロットのスーパークランプとかたくさん使ってきましたが，こういうことに遭ったことはありません．去年の InterBEE で発表された新製品だからこなれていないのでしょうか．あまりにもお粗末です．

Peperoncino Intero

先日かいたように，タカノツメが中国産ばかりなので，神戸に出かけたついでに輸入食料品店をのぞいてみました．ここは，さんちかに昔からある輸入食品店で，珍しい食材やお菓子，ワインなどのお酒も扱っています．子供の頃には，他で見たことがない珍しいパッケージのものばかりで，わくわくした憶えがあります．

ぐるっと店内をまわってみると，イタリア料理の食材が並んでいる棚にありました．ペペロンチーノ．考えてみると，パスタを作ったりカレーをつくったりするときに使う唐辛子が欲しいのですから，まさにうってつけ．

小振りの赤唐辛子が 10cm 四方，深さ 5cm くらいのパックにたっぷり入ってます．量は多くてもこまらないのですが，味がどうなのかはちょっと気になるところ．さすがに唐辛子の味見というわけにもいかないので思案するところはあるのですが，イタリア産の唐辛子はぜひ試してみたい．ということで買ってきました．明日はシンプルにアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノかなっ．

David Sanborn @ BBL Osaka

ビルボード大阪に David Sanborn を観に行ってきました．私もアルトサックスを吹いていたので，どうしてもサックスプレイヤーには強く惹かれます．サンボーンの音に初めて触れたのは，映画タクシードライバーのテーマ曲だったように思います．きちんと CD を買って聞いたのは Upfront の頃から．ストレートにがつんと来るパワーに圧倒されました．聴く側に元気が足りないと負けてしまう感じ．

ビルボードのステージでも，その音を耳にした瞬間にサンボーンだと実感させられました．木管楽器であるサックスはプレイヤーの身体とひとつになって音を作り出す要素が大きいので，この音はサンボーンにしか出せません．私もこんな音が出したくてマウスピースを手に入れてトライしてみたりもしましたが，無理な話でした．

入場番号 1 番で手に入れた最前列，PA を通さずに生の音が聞こえてきます．息づかいやタンポの音まで聞こえるほど近くでサンボーンに接することができて満足の一夜でした．

タカのツメはどこからくるかしらん．

残留農薬など問題が指摘されている中国製食品ですが，なかなか避けて通れないところがあります．昔はよく食べていたドライフルーツも中国産が多く，近頃はまったく食べなくなってしまいました．ドライフルーツなら食べなくても済ませられるのですが，調味料のたぐいとなると料理の幅が狭くなってしまうので困ります．

松の実などは中国産しか見たことがなかったので，店頭から消えるのもうなずけます．手元に残っている松の実も中国産です．驚いたのは，タカのツメも中国産ばかりだということです．カレーやペペロンチーノに唐辛子は欠かせませんからよく使っています．在庫を使い切ったので買いに行ったのですが，どれも中国産です．

唐辛子といえば韓国のような気がしていて，まさか中国産とは思っていませんでした．いくつか店をまわってみても，どこも中国産．料理には欠かせないこともあって売れ行きがさがらないからお店も気づいていないのかもしれません．ふーむ．乾燥して凝縮されるものはちょっとこわいのですが，どうしたものでしょうね．

あらら，バグがありました．

交通量センサカメラの処理スクリプトにバグがありました．朝に確認してみたら交通量が 0 になっていたので気づきました．観測結果ですから，完全に 0 になるということはまずあり得ません．

バグそのものはトリビアルなものだったのですでに修正済みです．プログラムというものは長い時間つづけて動作させてみて問題がないか確認するエージングテストが欠かせません．研究レベルのプログラムならばそんなこともなかったりするのですが，それでは実用になりません．

センサ・カメラを実装してみました

仕事の関係で，街角などに設置されている監視カメラなどさまざまなセンサから得られる情報を活用しようというプロジェクトに参加しています．このプロジェクトでは，センサ情報からプライバシーに関わる情報を取り除くことがポイントのひとつになっています．

私はプロジェクトの実装部隊ではないので，やらなくてはならないことでもないのですが，ちょっとお遊び気分でセンサカメラシステムを実装してみました．まずは，とある大通りを見下ろす窓際にネットワークカメラを設置しました．このカメラはプライベートネットワークに有線接続されているので，外からカメラの映像をみることはできません．ネットワークカメラからは，このプライベートネットワークと VPN でつながっているオフィスのサーバへ 1 分おきに静止画像を転送します．

サーバでは，送られてくる最新の静止画像 2 枚を処理して，画像中の変化を数値化します．得られた変化量をラウンド・ロビン・データベースに登録し，静止画像そのものは破棄してしまいます．



上のグラフはその変化量の 1 日の変化を示しています．朝の 5 時頃がもっとも変化が少なく，9 時頃に向けて一気に増加します．そのあとは夕方に少し凹み，夜が更けるにつれて減っていきます．

比較のため保存されていた静止画像に写っている車の台数をすべて数え上げ，上の変化量と見比べてみたところ，ほぼ同じ推移をしていることがわかりました．つまり，車が最も少ない時間帯は朝の 5 時頃で，出勤時刻に向けて車は増加します．夕食どきには少し減り，帰宅するころに増えたのち深夜に向けて減っていくのです．

実装してある処理は単純なものですが，得られた結果は交通量の指標として使えそうです．次はこの交通量を何に有効利用できるかといったところが課題ですが，それはまた何か思いついたときにしましょう．

ハグロトンボ

朝の水泳から戻ってマンションのエントランスで郵便受けから新聞を取り出そうとしたとき，足下から黒い影が舞い上がった．一瞬身構えたが，正体はハグロトンボだった．

夜のうちに風除室からオートロックの奥まで迷い込んだのか通路から廻りこんできたのか，いずれにしてもエントランスで一夜を過ごしたらしく，羽ばたきに力がない．驚いて逃げるように舞い上がり，光が差す方向へふらふらと床ちかくを飛んでいく．

このままエントランスで死なせてしまうのは可哀想なので，オートロックの扉を開いてまずは風除室へ送り出す．さらに入り口の扉を開き，新聞で軽く追いやるようにして外へ．朝露でも吸って元気になっておくれ．

ケータイのバッテリ交換

携帯電話の充電池が膨らむ現象は，「妊娠」といって通じるほどよく起きているようだ．私が使っている SH901iS はすでに 3 回も妊娠してしまい，今日で 3 回目の出産を迎えた．購入時のバッテリを交換してから，2 回目・3 回目とも 1 年未満で膨らんでしまい満充電でも 1 日もたないほど劣化した．

こんなに品質がよくないバッテリを生産しておきながら，無償交換が適用されるのはその機種が販売され始めてから 2 年間だという．購入してからではなく，機種のサポートそのものが 2 年で切れるというのだ．定価で 5 万円もするような機体が 2 年でサポート打ち切りになるのは，今の携帯電話市場の荒んだ様子を表しているといっていいだろう．

無償交換が適用されなくなったあとは，1 個 1,500 円で購入することになるらしい．電池の生産がいつまで続くのかも怪しいものだ．4 つめのこの電池はいつまでもつだろう．

カールコードはゴーグルのストラップに挟みましょう

取扱説明書に従って Aquabeat を装着して泳いでいると，ヘッドホンのカールコードが気になります．左右の耳へ伸びるコードが首にまとわりつき，クロールでローリングをしてキャッチに腕を伸ばすと首に引っかかります．カールコードの分け目を動かして長く割いても状態は改善しません．どうやら水に押されて首の下のほうへ流されてくるようです．

泳ぎが窮屈になるのでどうしようかと思っていたのですが，カールコードをゴーグルのストラップに挟んで持ち上げておけばよいのです．コードがストラップと同じあたりを通っていれば，首を動かしてもまつわりつく心配はありません．

気がついてみれば当たり前のこと．こうやって使い慣れていくのです．

Aquabeat は MP3 限定です．

iTunes から曲を選んで Aquabeat にコピー．いい調子で泳いでいたのだが，なんだか同じ曲ばかり流れている気がする．休憩しながら先送りしてみると，やはり曲数が少ない．間違いなく選んだはずの曲が出てこない．

部屋に戻ってから Mac に接続し，データを確認してみる．なるほど，MPEG4 が再生できていないのだ．仕様を確認すると，確かに対応しているデータ形式は MP3 しかない．iTunes も昔は MP3 だけだったのだが，今では MPEG4 にも対応していて最近の曲は MPEG4 でエンコードしている．

わかってしまえば当たり前のことなのだが，ちょっと中身は古い Aquabeat．ファームのアップデートで MPEG4 に対応してくれたりしないものだろうか．

Speedo Aquabeat

携帯音楽プレーヤー数あれど，完全防水なのはこの Aquabeat だけです．いずれどこかの OEM 製品だとは思いますが，水着メーカーとして有名な Speedo ブランドの商品です．

本体のウラにスリットがあり，そこにゴーグルのゴムを通して，頭につけます．イヤホンは耳栓と同じく，耳たぶを後に少し引っ張るようにして耳道を開き，奥までしっかり入れます．イヤーフックを耳たぶにかけ，ケーブルを本体につなぎます．

うまく耳の奥まで入って気密性が保たれていないと，水が入って音がこもったり，聞こえにくくなります．公称では，トップスイマーが着けて泳いでも外れないということですが，イヤーフックが調整できないので激しくターンしたりすると外れてしまいます．まだ買ったばかりで様子が分からないところがありますので，しばらくいろいろ試してみましょう．

アイリバー speedoブランド水深3m利用可能防水プレーヤー Aquabeat 1GB ライム 防水イヤホン付 AQB-1GB-LIM アイリバー・ジャパン このアイテムの詳細を見る

通報艦「最上」のマスト

大阪の中之島公園に軍艦のマストが立っていることは知っていた．かつて戦意高揚を目的に中之島を軍艦に見立て，その象徴としてマストを立てたという．海軍記念日にはこのマストの前で式典なども開かれたそうだ．

しかしそのマストが最上のものであったとは知らなかった．廃艦になったことを知った人たちが国から払い下げを受けて中之島に立てたのだそうだ．私も男子の例に漏れず，子供の頃には軍艦のプラモデルを作ったものです．その中にウォーターラインシリーズの最上もありました．3 本煙突の小さな艦だったのを覚えています．

最上のマストは老朽化にともなって中之島から撤去され，広島の大和ミュージアムに引き取られるそうです．でも，式典まで開かれたような歴史的遺物なのですから，そのまま中之島に保存してもらいたいように思います．

桃が甘い

ついでの用があったので，少し離れたところにあるマーケットで久しぶりに買い物をした．生鮮食料品のコーナーに盛りだくさんに並んでいる果物のなかでも，桃が魅力的だ．夏に長野あたりへドライブに出かけると，道端に桃を直売している店があって箱買いしたりするのだが，手近なところで少し買ってみるのもシアワセだ．

並んでいる桃は 4 種類．完熟を謳った値の張るものから，4 個 1 パックの手頃な値段のものまである．いい値がついているものは大振りで，きっと甘いことだろう．でもいまは桃の季節．小さい実でも充実していれば美味しいはずだ．4 個パックでも，美味しそうに見える．自分の目を信じて最も安い，福島県産の 4 個パックを買う．

買ってきた桃を冷蔵庫で冷やし，夕食後に食べる．アボガドを切るように，種に当たるまで縦にナイフを入れてくるりと切れ目を入れる．柔らかい実が潰れないようにやさしく握ってすこしづつ捻ると，片実が種から離れる．皮を爪でつまんで端から剥いていく．これだけ実離れがいいということはきっと熟れている．かぶりつくと甘い香りと果汁がいっぱいに溢れてくる．あとから追いかけてくる酸味がフレッシュで旨い．

こういう安くて美味しいものにあたると嬉しい．かつてロスで半月にわたって仕事をしていたとき，毎晩 10 ドルと先に値段を決めてワインを買ったものだ．10 ドルでいかに美味しいワインを選び出すかが楽しかった．そういう楽しみには何にでも共通する．制約があるからこそ選択は楽しい．