ヲラトニク(旧 ココカラ Blog)

有限会社アサヒ技研コミュニケーションメディア研究所からお届けします.

ローソンの北海道バターフレンチ

2009-10-29 16:38:00 | よしなしごと
ひと仕事終えて休憩をしようとコンビニに買い物に出た.いつものコンビニもちょっと飽きがきたので,通りを渡っていつもと違うコンビニへ行く.ここはローソン.

今日はちょっと夕食がいつもより遅めになることが分かっているので,菓子パンひとつくらいが目安かなと思って目についたのがこれ.

「北海道バターフレンチ」

フレンチトーストにしてはメロンパンのようにカドが立っている.バターが効いているというパッケージのフレーズに惹かれる.

フレンチトーストといえば,子供の頃は食パンで作ったものです.最近はバケットをタテに切って表面のパリパリのところを味わうことを覚えました.しかしこれはそのどちらとも違う.食パンが 2 センチ角くらいのキューブになっているのです.

これは新しい.パンの端っこでも作れるのでコストも下げられるでしょう.さらにキューブで卵液につければ,しっかり浸透して中までたっぷりしっとり.食パンまるごとで作るときに中が白くて悲しい思いをしたようなことは,この作り方ならありえません.

んー.すばらしい.自分でもやってみよう.
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○○の手習い

2009-10-26 12:45:00 | よしなしごと
四十の手習い,六十の手習い,古稀の手習い.いろいろな言葉があるようですが,いずれにしても年をとってから物事を学ぶことを意味している.年をとってからでは遅いというようなネガティブな意味ではなく,いくつになっても学ぶのに遅いということはないというポジティブな意味.四十を過ぎた私としては,ぜひともポジティブな意味で新しいことに取り組んでいきたいと思うのであった.
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ポメラの長期使用

2009-10-24 12:45:00 | よしなしごと
ブログの記事をメモから書き起こすなど,電子筆記具として使っているポメラ.キングジムがいけてないとかいろいろ課題はありますが,使い込んできてあらためて使用感を整理してみよう.

1) キーボード

まず最初にさわったときの印象は,キーボードが使い慣れない感じ.当初からキーの幅は問題ないのだが,奥行きが狭まっているので使いにくさを感じていた.昔の PowerBook 240 のキーボードが上の列ほど奥行きが狭くて使いにくかったのと同じ感じ.それも使い込んでくるとこのキーに合わせた打ち方ができるようになってくるもの.少しいつもよりも指を立てるようにして,タテに叩く感じにするとけっこういける.それでも気になるのはスペースバーくらい.これはさすがに上からというわけにはいかず,親指の側面で叩こうとするとキーボードのフレームが邪魔で打ちにくい.

2) 文字サイズ

デフォルトの文字表示サイズは少し小さい.文字の大きさは 3 段階の切り替えができるようになっているのだが,デフォルトは最小サイズ.最大サイズほど大きくする必要はない.いきおい中間のサイズを選択することになるのだが,そうすると少しばかり画面が狭く感じる.一行の文字数が少なく行数も減ってしまうのでこれは少し微妙.この印象は使い続けてもあまり変わらない.

3) ATOK のオプション

私は Mac でも ATOK を使っているが,必ず句読点をカンマとピリオドに変更し,スペースは半角しか入力しないようにオプション設定をしている.ポメラではこのようなオプション設定を行うことができない.従ってポメラで作成したテキストデータを Mac にマージするためには句読点やスペースの変換をしなくてはならず,手間がかかる.さらに半角スペースを入力するためにはシフトキーを押しながらスペースを入力しなくてはならないため,やはりいつもの操作と違うために使いにくさを感じる.

4) 消費電力

頻繁に使っていると,およそ 2 週間で電池交換となる.これを短いとみるかどうかは判断の分かれるところだろう.

5) その他

よく使う機能はタイムスタンプ機能.ファンクションキーひとつでタイムスタンプを入力することができるので,日々のログをとっていくにはとても便利だ.

さて,気に入ったところ気に入らないところさまざまあるポメラ.もう少し使ってみるとまた印象が違ってくるかもしれない.
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バイオハザード

2009-10-23 12:45:00 | よしなしごと
最近はエコの観点から消費電力を削減する動きが活発になっている.某大学でもさまざまな取り組みが行われている.先日,パワーマネジメントを担当する部局の人と雑談をしていたところ,「あの」冷凍庫を「すべて」最新のものに交換するだけで相当な消費電力削減につながるという話を聞いた.

なんでもその冷凍庫には,医学・生物学系の研究を進める過程で作られたさまざまな実験体が収められているらしい.その実験体を作った教授が退官してしまうと中身についての情報が失われてしまい,どのように処理すれば安全に廃棄することができるのかさえわからない.そうなると冷凍庫を開けることすらできず,ひたすらその冷凍庫は電力を消費しつづけるということになる.そんな冷凍庫がひとつやふたつではなく,キャンパスに大量に存在するらしい.

ほとんどアキラやバイオハザードの世界.電力が切れて中身が溶け出したら何が起こるかわからない.恐ろしい話である.
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シャープサービスがゴミを残して去っていった

2009-10-22 12:45:00 | よしなしごと
部屋にはシャープ製のエアコンがついている.この部屋は大通りに面していることもあって空気があまりよろしくないので,どうしても窓を閉めてエアコンをかける時間が長い.そのせいもあるのだろう,電源が不安定な動作を示すようになった.リモコンで電源を入れようとしても反応しない.コンセントを抜いてしばらく放置するとまた動くのだが,これはもういつ動かなくなってもおかしくない状態.管理会社を通じてシャープサービスに連絡し,修理を依頼した.

数日後,担当者がやってきて不具合を確認し,室内機のボード交換ということになった.担当者は電話でセンターに連絡し,ボードの手配を発注しいた.このときに「室内機」なのか「室外機」なのかかなり相手が聞き間違っている気配を感じたのだが,案の定ミスが起こったらしく予定の工事日にはボードがないままに担当者がやってきた.いずれボードが手配できてから再度工事になるのだから,事前に連絡して日程調整をしてもらいたかったところ.

ボードもなしに何をしにやってきたかというと,室外機のドレーンチューブに逆流防止弁をつけたいとのこと.風が強い日などにエアコンからぽこぽこと水音がすることがあったのだが,その原因がドレーンチューブにあるらしい.それを防ぐための弁をつけるというのだ.別に構わないので,作業をしてもらい,ボード交換は後日ということになった.

さて担当者が帰ってから数日後,ふとベランダを見ると明らかにドレーンチューブの切れ端とわかるゴミが転がっている.逆流防止弁をつけるために端を切り落とした,その破片を転がしたまま帰ったようだ.きちんと後始末くらいはしてもらいたいものだ.

ちなみに室内機のボードも後日交換が行われ,エアコンは機嫌よく動いている.
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SYRO のレタースケールを買った

2009-10-21 12:45:00 | よしなしごと
まだ学生だったころ,雑誌で見て美しいと思ったシルバーのスケール.学生には手が出ない高嶺の花だったのだが,今ならばそれも大丈夫.電動ではないレタースケールが欲しくなって思い出した.

かつては雑貨屋などにも置いてあったように記憶しているのだが,今になって手に入れようと思うとなかなか見つからない.当時どのような経路で流通していたのかわからないが,SYRO はスイスのメーカーなので輸入代理店が変わったとか何かあるのかもしれない.

いろいろと調べを進めていると,伊東屋が独自に輸入しているらしいことが判明.万年筆を買いに行ったときに別のフロアで陳列されているのをみつけた.100g まで計れるもの,250g まで計れるもの.中には丸いカップのような台がついているものもある.丸いカップは卵専用だと後で知ったが,とにかくさまざまなものがある.

私はほぼ定型の郵便物しか送らないので,100g のモデルを購入.自宅に持ち帰ってデスクに置いてみる.美しい.本体には右端にツマミがあり,回せるようになっている.秤にはつきものの 0g 調整ツマミだと思うのだが,説明書も何も添付されていないのでよくわからない.ツマミを回しつつ本体を裏返してみると,ツマミの先はネジになっていて,本体底面から繰り出してくる.

なるほど.この秤はバネ秤ではなく天秤が中に仕込まれているのだ.ツマミで本体全体の傾きを調整することで 0g の目盛りに針を合わせるようになっている.シンプルかつ頑健な作り.ますます気に入った.
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思いつきで人にものを頼む前に自分で動け

2009-10-20 12:45:00 | よしなしごと
大学連携プロジェクトも佳境に入り,現場では各大学からさまざまな要望が出てくる.今回は,実証実験フィールドである新風館の正確な図面が欲しいとのこと.3 次元データを作成するのに正確な情報が必要だという.調整役としては,大学から要望が出てきたからにはこれを新風館事務局に伝えない訳にはいかない.調整役が要望を取捨選択してはならないのだ.また事務局としてもプロジェクトからの要望であるからには協力は惜しまないと言ってくれており,ほうぼう探してありったけの図面をコピーしてくれた.

そうやって多くの人の協力を得て手に入れた図面なのだが,必要なのは床の厚さだけだという.それも自分たちが計測器を使って測定したときに測っていなかったから必要なのだという.自分たちの不手際で得られなかった情報なのだから,自分たちでまず測定するというのが筋だろう.それも床の厚さ情報が足りないという根拠は特になく,実験結果が思った精度を実現できていないのでとりあえず床の厚さを変えてみたらという思いつきに過ぎないという.

ひどい話だ.人にものを頼むのであれば,まずは自分たちでできることはすべて尽くしてからにしてもらいたい.
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映像・音響のプロならば配線は間違ってもらいたくない

2009-10-19 12:45:00 | よしなしごと
建物の改装とともに映像・音響機器の整備を行うことは珍しくない.とある大学の東京オフィスにもそういった経緯で新たに機器が設置された.設置した業者は博物館などの展示でも有名な業者.ゼネコンとともに大きな仕事をすることが多いらしい.ところがこの業者,二軍なのか三軍なのか担当者のセンスがよろしくない.すったもんだ紆余曲折しながらなんとか工事を終え,完成披露イベントまでこぎつけた.

さて直前になっていよいよイベントのリハーサルとなったのだが,マイクで喋るとエコーが聞こえる.エコーといってもカラオケでよく聞くようなワンワンしたものではなく,0.5 秒ぐらいの間隔で同じ声が後から後から輪唱のように追いかけてくる.どうやらどこかで音の信号が跳ね返ってきているらしい.マイクから順に音を確認していったところ,最後に拡声をしている液晶テレビへの接続を外すとエコーが消えた.

本来ならばこういった問題の切り分けも業者がすべきことだと思うのだが,どうにもこの業者はフットワークもよろしくない.情報をまとめて問題を指摘してはじめて現場にやってきた.しかしてこの業者が順に接続を確認したところ,原因はプロにはあるまじき配線ミスであったことが判明した.

配線ミスがあったのはバランスの出力からアンバランスの入力へ接続するケーブルのコネクタ.バランスというのはグランド(アース)を基準にホットと呼ばれる音声信号とその逆位相のコールドと呼ばれる音声信号の 3 本からなり,ホットとコールドが互いに補完することで高品質な音声を安定して送ることができる.標準的な端子のひとつはキャノンと呼ばれる 3 ピンのコネクタで,2 番をグランドとして,1 番か 3 番がホット,残る 1 ピンがコールドとなる.1 番と 3 番のどちらがホットであるかは歴史的経緯もあって製品によって異なる.かつては国産製品が 1 番ホット,米国製品の多くが 3 番ホットという時代があったのだが,今ではほとんどが 1 番ホットになっている.

さてこのように説明してくると,1 番と 3 番を間違えたのかと思えるだろうがさにあらず.なんと 1 番と 2 番を間違えたのだという.つまり 1 番がアースになり,2 番がホットになっていたのだ.そのためこのねじれた配線箇所をはさんでホットとアースがループしており,音声信号が何度も回り回ることになってエコーが生じたというのが真相.

1 番と 3 番を間違えたというのであれば,そういう配線も世の中にはあるのだからまだ分からないでもない.しかし 1 番と 2 番というのは前代未聞.プロではあり得ないような間違いだ.しかも通常のケーブルチェックをしていれば簡単に発見できるミス.それを見逃してしまうとは.さらにマイクチェックもして音を確認していたはずなのにエコーに気づいていなかった.プロと呼ぶには値しない.

この業者,さすがゼネコンと組むだけあって価格は超一流.信じられないような高額請求をしてきたらしい.さらにちょっとでも変更を口にしようものなら,さらに追加請求がやってくる.そのくせ仕事はアマチュア以下.さすがに発注元の大学も「今後の処遇は考える」とのことでした.合掌.
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伝票のない居酒屋のランチ

2009-10-18 12:45:00 | よしなしごと
品川駅ちかくの焼き鳥屋でランチをとった.どこにでもあるような日替わり定食を食べ,会計に立とうとカウンターの伝票バサミを手に取った.おや?伝票が挟まっていない.代わりに,伝票バサミに貼ってある番号をもとに精算する旨が書かれた紙が挟んである.

いまどきはオーダーをとるのも会計をするのもすべて POS の管理のもとにあるのだから,どのオーダーが誰のものかタグづけられていれば紙の伝票は必要ない.客のほうも精算するときに確かに自分が食べたメニューであることがレジに表示されて適切に支払いができれば何の文句もない.

と思いつつも,思い出したのは映画「マルサの女」のワンシーン.ベテラン税務署員の宮本信子が,新人署員のマッハ文朱とともに喫茶店の査定を進めていく.宮本信子が指摘するのが伝票のごまかし.レジを開けたままにしておいてレシートが出ないようにし,伝票は捨てるものと残すもの 2 種類を使って売り上げをごまかすという手口.

ここは誤解がないように銘記しておくが,間違ってもその店が売り上げをごまかしているというつもりは毛頭ない.単に技術的な可能性として,入力から出力まですべてが電子的に扱われていると売り上げの操作などは簡単にできてしまうということ.もちろんそのような細工ができないように POS のシステムはパッケージとしてセキュアな製品であると信じていますが,可能性というものはゼロではなく...言えば言うほどアブナイ方向に行ってしまいそうですね.

そんなことをふと思ってしまう品川の昼下がりでありました.
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なんでも付箋紙

2009-10-17 12:45:00 | よしなしごと
かの KJ 法を引き合いに出すまでもなく,さまざまな情報を整理するには広い場所にメモを配置して作業をするのがよい.ブレーンストーミングのように思いついたことを手書きのメモにしてどんどん外化するような場合には,大きめの付箋紙を使えばよい.

しかし PowerPoint 資料のようにページ単位にまとまった電子情報がある場合,これをハンズアウトとして縮刷したものをページに切り分けて配置したくなる.付箋紙に印刷ができればよいのだが,糊がすでについているため難しい.そうなると欲しくなるのが,塗れば何でも付箋紙になるような糊.

これまでスプレータイプのものがあるのは知っていたのだが,小さなメモを大量に扱うような場合には適さない.他にないものかと思って検索してみたところ,ありました.スティック糊のようなものと,修正テープのようなもの.ブログなどの記事を読んでいると,修正テープ型は何度も貼り直しているうちにメモからベースに糊が移ってしまうなどして接着面がなくなってしまうことがあるらしい.

そこで今回はスティックタイプを選択.メーカーはスコッチとフエキ.スコッチといえばポストイットとして付箋紙を普及させた立役者.フエキは糊のメーカーとして子供の頃からお世話になっている.それぞれ 1 本づつ購入してさっそく仕事に使ってみる.

すばらしい.これでなんでも付箋紙.ちゃんと貼れるし,剥がせるし.手放せなくなりそうだ.
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N700 のぞみグリーン車の電源位置

2009-10-16 12:45:00 | よしなしごと
このところ N700 系のぞみで出張する機会が何度かあった.しかも予定が急遽変更になったりするので,グリーン車にアップグレードしての乗車も経験した.シートが広く落ち着くので,車内でノート PC を開いて書類仕事を片付けるにも捗がいく.

最近は Mac といえどもバッテリーの持続時間が長くなったので必ずしも AC アダプタは必須ではないのだが,電源があればできるだけバッテリは温存したい.N700 系はこうした要望にも応えるべく,シートにコンセントが用意されている.普通車であれば窓際の足下にあるので,いきおい窓際に座った人が占用することになる.

グリーン車は通路側のシートでも電源が使えるように配慮したのだろう,肘掛けの前面下にコンセントがふたつ並んでいる.これに AC アダプタをつけるのだが,最近は電源が手元に近いことが多くなっているためアダプタ本体をいきなりコンセントに突っ込むような状態で持ち歩いている.そのため抜け止めがない前面コンセントでは,AC アダプタの自重で抜け落ちそうになる.

肘掛けではなく前席の足下あたりにコンセントを設けるというアイデアはなかったのだろうか.グリーン車でシートを回転させて対向 4 席にしたうえで全員が電源を使うといったことでもない限り,肘掛けにないと困るようなケースはあまり考えつかない.
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ハサミが現れた

2009-10-15 12:45:00 | よしなしごと
品川のホテル・パシフィックに泊まった.ノート PC やツールナイフなど道具を展開してしばらく仕事を片付け,夕方に少し買い出しに出かけた.ショップやコンビニをいくつか回って部屋に戻ってきたところ,デスクの上に見慣れないハサミが一丁.

ビニールのタブには書き直されたマジックの数字,プラスチックの柄もツヤが失われていてかなり使い込まれた印象がある.こんなハサミは見たこともない.絶対に自分の荷物には入っていなかった.そんなものがなぜここに?訳が分からなくて混乱した.

考えられる解は,買い物に出ている間に誰かが部屋に入ったという可能性.しかし通常ホテルでは,客がチェックインしたあとは無断で部屋に入ったりしないはず.確認のためにフロントに電話をして聞いてみた.

私がチェックインしてからこの部屋に入った人がいるかと聞いてみたところ,フロント係はなぜそんなことを聞かれるのかもわからなかったからだろう.怪訝そうにも心配そうにも聞こえる声で何かありましたでしょうかと聞き返す.ハサミがいきなり現れたことを告げると,調べて返事をしますとのこと.

それから 10 分ほど経っただろうか,電話がフロントからかかってきた.なんでも別の部屋からハサミを貸してほしいという依頼があり,間違えて私の部屋に届けてしまったらしい.届けに来たが留守だったのでデスクに置いて帰ったとのこと.受け取りに伺いたいとのことだったのでどうぞと答えたら,さらに 10 分ほどして初老の男性がやってきた.

ルーム係とは思えない物腰.どうやらクレーム対応も任されているようなスタッフと見受けました.丁寧に不手際を詫び,ハサミを受け取って音もなくドアを閉める.いやー.ホテルマンとはこういうものでしょうか.久しぶりにちょっと感銘を受けてしまいました.
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自己完結するベルトガイドパーティション

2009-10-14 12:45:00 | よしなしごと
品川インターシティ A 棟のエントランス.自動ドアの横にベルトガイドパーティションが置かれている.しかし何かがおかしい.そもそもベルトガイドというものは,必要に応じてベルトを引き出して次々につないでいくもの.そうしてツヅラ折れの経路の長さを自在にコントロールすることで待ち行列を誘導する.にもかかわらず,このベルトガイドは 1 本で自分自身につながっている.まさか巻き取ることができないので引っ張って体裁を繕っているわけではあるまい.

同じような使われ方をしているベルトガイドがこのエントランスに 4 本ある.そこでようやく意図が分かった.これは自動ドアと間違えてガラスの壁に突っ込まないよう,目印として置かれているのだ.

このエントランスは全面ガラス張り.柱の間に 4 スパンあり,真ん中の 2 スパンが自動ドアとして開閉するのだが左右の 1 スパンづつは動かない.ドアが開いて壁と重なっていると,確かにどれが動いてどこが通れるのかわかりにくい.きっと急いでいる人が突っ込んだりしたに違いない.そこでこのベルトガイドを置くことで「入れない」ということを気づかせるように工夫したのだろう.デザインはきれいなのだが,いささか使い勝手のよろしくないエントランスではある.
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蘭の花が可哀想なことに

2009-10-13 20:54:44 | よしなしごと
とあるオフィスの開所式.お祝いの花がいくつも届きました.箱から出して並べようとしていたら,ひとつの箱の中身がとても可哀想なことになっていました.

蘭の花は輸送中に倒れないよう添え木の部分にヒモを掛けて箱に固定するのですが,どうやら大きく倒すか揺らすかされたらしくそのヒモが外れています.固定を失った蘭はそのまま箱の中で壁に倒れかかって花がつぶれています.さらにひっくり返った鉢から水が失われ,枯れてしまっています.

これは明らかに輸送中の事故ですので,このまま箱から出さずに運送業者に連絡.お祝いの当日ですから,代わりの花を手配してもらうしかありません.まったく同じというわけにはいきませんでしたが,ほぼ同じ少し小さめの蘭の花が式典までに届いて事なきを得ました.
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パイロット万年筆のフォルカンを購入した

2009-10-10 12:45:00 | よしなしごと
フォルカン・スタブ・ウェバリー.いずれもパイロット万年筆のペン先の名称だ.それぞれにかなり特徴があるペン先といわれており,カスタムのシリーズでも少し高価な 742 でしかラインナップされていない.万年筆に親しんだ人をターゲットとしているのだろう.

その使い心地は試してみないと分からない.そう思って百貨店の文具売場を訪れてみたのだが,取り寄せだという.京都では大丸も高島屋も置いていない.伊勢丹はさらにパイロットよりもセーラーに力を入れているので,やはり在庫がない.さらに河原町に古くからある文具店の壺中堂にも行ってみたが,ここにもない.

こうなると大阪に足を伸ばしたぐらいでは手に入らないかもしれない.中途半端に勘に頼って探すのは効率が悪すぎる.と考えていて気がついた.東京出張のついでに銀座の伊東屋へ行けば,さすがに在庫があるだろう.

さっそく出張で隙間の時間をみつけて銀座へ.万年筆売り場で聞いてみたところ,フォルカン・スタブ・ウェバリー,どれも拍子抜けするほどあっさり出てきた.まぁ,ここに無ければ世の中どこにいっても無いだろう.

単に太さや硬さが違うだけの 3 本ではないので単純な比較はできないのだが,すでに使っているファインミディアムを基準にそれぞれの特徴を体感してみた.もともと太めのペン先が好きな私だが,今回は実用性重視で細めを考えている.フォルカンが言われるほど柔らかくない感じがしたので,やはり結論はフォルカン.

でも他も面白いなぁ.そのうち買ってしまうかも...
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