夕方の部が終わって、スタッフイチオシの蛍飯などを食べながら時間を潰してると、いよいよ夜の部の開場です。…残念ながら満席というわけではなかったのですが、放映から10年以上経ってるうえに日曜日の雨の夜という条件を考えれば、夕方の部もそうですが人は入ったと思います。来たくても来れなかった方々も多いと思いますし。なにより、一部の同人だけじゃない、商業的なアクションが続いてるというのはファンとしては嬉しいことですよね
さて、再びてらそまさん、草野さん、冨岡先生を迎え生コメント上映会から始まりました。
夜の部の演目は「癒す!」。私、このエピソード大好きなんですよ、シチロージとユキノのラブストーリーというか。コマチとキクチヨが怒濤の青春純愛なら、こちらは酸いも甘いも噛み分けた大人の恋。いいですね~艶がありますね~大好き
ここでもいきなり冨岡先生の「作画崩壊といわれてるが、自分は気に入ってる」との発言にびっくり。…確かに他のエピソードに比べると絵がクネクネしてるし、おかしいなとは思ってましたが、こういうのを「作画崩壊」というのを初めて知りました。かなり個性的な作画なんで賛否両論あったんでしょうね。多くの人間が制作に関わるアニメでは仕方ないのかな? 正直、私はあまり好きな絵じゃなかったけど…。
シチロージの都々逸のエピソードもおもしろかったです
夜の部は私的にはいろいろテンコ盛りだったので、全部はとても覚えてないので特に印象に残ったことと、すごく嬉しかったことを書きたいと思います。
まず、SAMURAI7を見た時から不思議だったのは、何故巨大ロボだったんだろう? ということでした。TSUTAYAでジャケ借りして初めて見た時、間違えて借りたのかな? と思ったくらいでしたから。でも冨岡先生の言葉で長年(といってもホンの数年ですが…)の謎が解けました。それは「最初から、血ダメ死体ダメ裸(だったかな?)ダメ」という制約があったからということでした。それで野伏りが機械になったと。確かにNHKですからね。試行錯誤の末が「機械化された侍」ってことだったんですね。それと式杜人に関しても、戦争被害者(特に原爆被害者)という設定が根底にあるというお話も驚きでした。こんなに奥が深いとは。目からウロコです。
草野さん談話 当時、第1話で登場して以来、この第7話「癒す!」まで全然呼ばれなかったので「俺、ホントにレギュラーなのかな?」と密かに心配していたこととか、コング桑田さんがアテレコのその場で反省してマイクの前から動かないので「どけ!! 俺の番だ!」と思いつつ、後ろから台詞を言ったとか、大笑いのエピソードを披露してくださいました。役者さんておもしろい~ SAMURAI7が他のアニメとちょっと雰囲気が違うのは、声優さんより役者さんが声を当ててたのが大きいかもしれませんね。それと「黒沢明監督の七人の侍を演じられたのは嬉しかった」とも仰ってました。これは舞台の方の俳優さん達も同じようなこと仰ってました。やはり特別なんですね「七人の侍」の七人に入るって。…確か舞台で「今年も七人に入れませんでした!!」と嘆いてた役者さんいましたよね? ヒョーゴ役の方だったかな?
どういうタイミングでこの話になったのかな? 「コマチ便り2015」ていうファンからの質問企画だったのかな? 突然、冨岡先生が「同人誌ではくんずほぐれつで…」と同人誌でのカンベエとシチロージのBL関係を爆弾発言されて場内が騒然となったことを覚えてます。私は同人誌とは無関係なのでそちらのことはよく知らないのですが、商業サイドが同人誌をチェックしてるっていうことの方に驚愕しましたね。スタッフがコミケとかにわざわざ買いに来てるんですかね? 凄いですねぇ、怖いですねぇ 冨岡先生がどういうスタンスでこんなこと言われたのかわかりませんが、ぜひとも読後の感想を聞かせて欲しいものです イベント終了後、ロビーでお姉さん方が喧々がくがく顔色変えて冨岡発言で盛り上がってたのが… 多分、お姉さん方にとってはココが今日のメインになったんでしょうね…
さて、ここからが私的メインイベントです。…昨年のひこにゃんのお世話係体験に当選した時も「こんなことあるんだな…。(運を使い果たしたから)明日死ぬかな…?」と思いましたが、それに匹敵する幸運がまたまたここで訪れるとは…
イベントも終盤になってくると、すっかり打ち解けた雰囲気になり会場も和やかになってきます。ゲスト側から観客への質問などもポンポン飛んできます。そんな中のひとつに「最近SAMURAI7にハマった人」というのがあって、遅れてきたファンとしてはここは出番(←?)だと思い、ぱっと手を上げたらなんとてらそまさんの目に止まって話しかけてくれたのですが、私がそれに気づかず「後ろの人かな?」なんてキョロキョロしてたら草野さんが「ちょっと行ってきます」とマイクを持って私のところまで来てくれたんです!! びっくりですよ!! で、TSUTAYAでジャケ借りした時の馴れ初めなんかを語らせていただきました。一瞬ではありますが、てらそまさんと草野さんの両方とお話できた形となり、ホントに嬉しかったです。その上、他の質問の時にはなんと私の前の席のお客さんのところにてらそまさんが来られて、これまた草野さんとてらそまさんの両方を間近に見られるという幸運にも恵まれました …生きてれば良いことあるんだよね、人間、諦めたらそこで終わりですよ、うんうん。生きてて良かった 神様、ありがとう!!
お二人ともホントに気さくで楽しい方でした。お人柄の良さが十分に伝わってきましたよ~ 舞台も見に行きたいです!!
富岡先生~!! ギサクの「やるべし!!」は全ての始まりですから、舞台関係者に絶対外さないようにキツく言ってやってください~
てらそまさん、カンベエ様の名セリフ中の名セリフ「この米、おろそかに食わんぞ」忘れないで下さいよ~ もう一度ナマで聞きたかったわ~。
草野さん「承知!!」また連呼してください!!
関係者の皆様、ぜひスピンオフお願いします!! 映像がダメならせめて音声だけでもなんとかなりませんか? またお侍さま7人勢揃いして欲しい。配信だけでもなんとか…
このイベントを開催してくださった主催者の皆様に感謝します。一期一会も大事にしたいです。会場でお世話になった皆様、本当にありがとうございます またどこかでお会いできますように あ~楽しかった~
カラーリングされたフィギュア、欲しかったな~。うちにあるのはスケルトンなんでイマイチ…
最後になりましたが、SAMURAI7の監督をされていた滝沢敏文氏のご冥福を心よりお祈りいたします。