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アンダンテ ~私の歩幅で~

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サクランボ

2007年03月30日 | 誕生花
   
<3月30日の誕生花>
  サクランボ
   ・薔薇(ばら)科
   ・学名 : Prunus pseudo-cerasus
         Prunus = サクラ属
         pseudo = ~に似た
         cerasus = セイヨウミサクラの
   ・原産地 : 西アジア(トルコなど)
   ・別名 : 桜桃(オウトウ)、暖地桜桃(ダンチオウトウ)、
       桜ん坊(サクランボウ)
   ・英名 : Cherry blossom

<花言葉>
  小さな恋人、上品

今日の誕生花、サクランボの
花色は、白です。

開花時期は、3月頃~4月頃。
染井吉野(ソメイヨシノ)よりも少々早めのようです。

サクランボの花。
観賞が主のソメイヨシノなどに比べると、
倍くらいの数の花が、びっしり咲きます。

ところが実は、最終的に花の10分の1くらいの数になります。
ひとつの花にひとつの実が、きちんとなるのですが、
サクランボの木は、自ら、その9割程の実を落とすのだそうです。

実をつけるために、まずは
枝や葉などが充分に成長しなければなりません。

咲いた花すべてが実をつけるとなると、
他へ使う栄養分が足りなくなってしまい、
枝葉が弱るなどして、枯れてしまう可能性が出てきます。

実るものがきちんと実り、樹木自身も生き延びるために、
「生理落下」を行うのですね。

そんなふうに実った果実は、宝石のように美しいサクランボ。

花を楽しむサクラにも、サクランボはなりますが、
果実として楽しむサクランボとは少し異なり、
とても小さく、味わいも寂しいのだそう。

イギリスの古いキャロルの中に、以下のような伝説があります。

身重の聖母マリアが、夫のヨセフと桜の園を歩いている時、
マリアはヨセフに、サクランボを採ってくれるように頼みました。

しかしヨセフは
「お前に子を授けた人にとってもらえばよい」
と言って断りました。

マリアがもう一度同じお願いを繰り返すと、
胎内のキリストが、桜の木に、
「母がサクランボを取りやすいように、枝を下げてください」
と声をかけました。

すると、桜の木は、枝をたわませてくれたのです。
そしてマリアは、サクランボを食べることができました。

その様子を見たヨセフは、自分の行為を悔い改めましたとさ。

 
キリスト教で、桜は聖母マリアの聖木とされているそうです。
桜の花は処女の美しさに、そして、実(サクランボ)は
天国の果実に例えられているのだとか。
 


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