goo blog サービス終了のお知らせ 

時々眺める富士山

日本の気温水準の推移を見ながら、富士山と庭の植物に見る季節の移ろいなど気候と自然の姿について綴ります。

タヒチの夕日

2008-12-31 18:13:57 | 海外
年末年始休暇を利用してタヒチに来ている。

常夏の気候で、日本の冬を全く忘れさせてくれる。

サンゴ礁に打ち付ける波の音を遠くに聞きながら、微風の中昼寝をして過ごしている。
サンゴ礁と陸の間は水深2~3メートルの場所が3~400メートルぐらいあるだろうか?波が荒れているときは海岸まで強い波が打ち寄せることがあるというが、こちらに来てからは、そのようなこともなく、海岸にいるにも関わらず、波の音は3~400メートルぐらい先で聞こえている。

タヒチは、これから雨期に入る。この2日間、日没前に30分程度雨が降っている。昨日より今日の雨が強く長かった。この雨のおかげで、島全体の緑がこの時期濃くなっているのだそうだ。



これは昨日の夕焼けだ。日没までは雲はほとんどなく、眩しい太陽が照りつけていたが、日没前に雨が降り、雲も増えてきた。この写真を撮影した後には、さらに雲が増えた。水平線近くにある色の濃い部分がサンゴ礁と外洋との境界部分だ。

タヒチは、世界でも物価が高いことで有名な場所だという。東京とほとんど同じ物価で、低所得層にとって生活は厳しいそうだ。以前からこの島に住んでいる人たちは、魚を主食としてきたが、漁獲量の減少に伴い魚の値段が上昇し、低所得層は魚が食べられなくなっているという。その層の人たちは、アメリカで製造された低価格のチキン缶詰しか食べられず、本来の食生活から異なった生活を強いられており、可哀そうだという。



タヒチ島の周辺の島の人たちの生活はもっと厳しく、現金収入を求めてタヒチ島に集まってきて、それでも十分な生活ができずに困っている人たちが増えてきているという。

タヒチの一流ホテルの宿泊費は高い。世界的経済不況が、このような観光産業に与える打撃は相当なものであろう。ヨーロッパの富裕層の客足は、すでにだいぶ遠のいているようだ。1泊するともう1泊はただ、というような紳士服の販売のような営業を行っている周辺の島のホテルもあるという。それでなくても、すでに廃業している大型ホテルがある中、この不況によって大打撃を被らないように祈りたい。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。