キャロット2021ざっと見 その5

その5です。

41 アドヴェントスの20
配合C・ポテンシャルD
ミッキーアイル×ジャンポケ×アドマイヤサンデー。サンデー3×3、Nureyev4×4。ちょっとクロスが強すぎるかなと。3/4同血のシャーレイポピーが頑張ってますし、配合の方向性は良いとは思います。

42 フォトコールの20
配合C・ポテンシャルA
クオリティロード×ガリレオ×ロックオブジブラルタル。母はGⅠ2勝、あのマジカルと3/4同血(祖母と父が同じ)の超良血です。クオリティロードは2019年北米リーディング5位。代表産駒はシティオブライトとエイベルタズマンですが、いずれも母父はデピュティミニスター。イルーシヴクオリティは日本ではあまり結果が出ていないので、どうしても良い印象を持てません。母の重い血統を軽くできていればいいのですが。8000万円というすごい値段がついていますが、出来が良いからとかいう理由ではなく、血統背景からすればこれくらいは当然する、むしろ安いくらいだということなのだと思います。

43 ウィープノーモアの20
配合D・ポテンシャルB
クオリティロード×マインシャフト×ストームキャット×シアトルスルー。シアトルスルー4×4。またクオリティロード。完全にダート配合の牝馬なので、夢見にくいですね。日本の芝では厳しいと思います。

44 アヴェンチュラの20
配合A・ポテンシャルA
ロードカナロア×ジャンポケ×アドマイヤサンデー。ロードカナロア×サンデーとNureyevとSex Appealの組み合わせですので、アーモンドアイの配合に似ています。カナロアはトニービンとの相性も良いと思うので、文句なしの好配合。母の産駒はこれまでのところ期待された成績を残せていないですが、G1馬のポテンシャルがいつか出ると思っています。

45 アディクティドの20
配合C・ポテンシャルB
ロードカナロア×ディクタット×Surumu。ドイツ血統が入るところは好きですが、カナロア×サドラーズウェルズはあまり走ってないんですよね。でもポテンシャル高い繁殖で、この母の産駒はいつも出来が良く見えます。

46 フロアクラフトの20
配合A・ポテンシャルB
ロードカナロア×フジキセキ。カナロア×サンデー×フェアリーキングのステルヴィオっぽい良いかたちで、上も結果は出てませんが評価していました。

47 ワイの20
配合D・ポテンシャルC
ロードカナロア×ガリレオ×デインヒル×Monevassia(=Kingmamboの全妹)。ノーザンダンサーだらけの濃い配合。ギトギト感がすごいですね。Kingmambo=Monavassia 3×3、Nureyev=サドラー 5×3×5。さらにロードカナロアはHis Majesty=Graustark 6×4ですが、ワイの母RumplestiltskinはHis Majesty=Graustark 3×5なので、本馬はHis Majesty=Graustark 7×5×5×7。ちょっとクロスが濃すぎるかんじで、繁殖向けではないかと思います。

48 ホットスウェルの20
配合C・ポテンシャルE
ハーツクライ×フサイチペガサス×General Meeting。スワーヴリチャードがハーツクライ×アンブライドルズソング× General Meetingですので、これを意識した配合かと思います。ハーツクライはシアトルスルーと相性良いのでその意味では良いのですが、全体から見るとまあまあくらいかなという気がします。上が走ってないので、ポテンシャルは低評価とせざるをえません。

49 ハヴユーゴーンアウェイの20
配合C・ポテンシャルB
ハーツクライ×エーピーインディ系×ヘネシー系。上と同じくシアトルスルーなどハーツクライと相性良い血が入っているのは良いのですが、全体に非ノーザンダンサーの米血に振れすぎていて、全体にはまあまあくらいかなと思います。

50 インナーレルムの20
配合C・ポテンシャルA
ハーツクライ×ガリレオ×Offshore Boom。母はロックオブジブラルタルの半妹。世界的良血です。母はノーザンダンサー3×3。ハーツクライの相手はノーザンダンサー4×4くらいはほしいので、その意味では非常に良いです。ただ、ガリレオはさすがに重いかなあ、どうかなあとは思います。