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室内で靴を脱ぐ習慣が有るのは日本人だけ?

2017-10-06 09:30:14 | 効率アップ
コーヒータイム(与太話)

日本人は家に上がる時に靴を脱ぎます。
畳でも板の間でもです。

家もそういう作りになっています。
居住空間は玄関より1段高くなっています。
土が入り込まないようにするためです。

しかし欧米人は家の中も土足。
入浴する時と寝る時くらいしか
靴を脱ぎません。

よく映画とかで、靴を履いたまま
ベッドに横になり、ベッドの上で靴を脱いで
ベッドの下に落とす、というシーンを
見掛ける事があります。

また、玄関(?)に靴を脱いで置いたりする
場所を見掛けません。
室内の掃除が大変そうな気がしますが。

習慣の違いではありますが、欧米では
靴は服と同じ位置付けらしいです。
つまり靴を脱ぐ、イコール、服を脱ぐ、
とほぼ同じ意味らしいです。

そう考えれば、確かに浴室やベッド以外では
靴は脱がない、というのも合点が行きます。

逆に言えば、日本の習慣を押し付ける時、
欧米人にとっては非常に困惑する事態に
直面する事になります。

「家に上がる時には靴を脱いで下さい」、
と言うのは「家に上がる時には服を脱いで下さい」
と同じ意味と受け取る人もいるからです。

日本への観光がブームである最近でこそ、
いろんな場所で靴を脱ぐ、という日本の文化が
ネットでも知れ渡っていますが、20年ほど前は、
台湾の人を飲食店に連れて行った時、
座敷に上がろうとしないので驚いた
経験が有ります。台湾もそうなのです。

また、昔、私が香港に旅行に行った時、
ホテルの部屋で雪駄(草履)に履き替え、
そのままロビーのソファーの上で、
雪駄を脱いでくつろいで談笑して
いたのですが、ホテルマンに
注意されました。

今でも、靴を脱ぐ事に抵抗の有る外国人は
多いと聞きます。頭では分かっていても、
そういう習慣が無いからです。

例えば、日本人が或る国へ行って、
「家に入る時にはズボンを脱いで下さい」
と言われたらどうでしょう。そういう習慣の
国だと聞かされていたとしても、かなり勇気が
要ります。それと同じです。

とは言え、外国人が来日する際、
その目的によっては、それほど靴を脱ぐ
場面には遭遇しないかも知れません。
それは日本人が国内に出張する場合を
思い浮かべれば分かります。

飛行機・電車・車で移動し、客先の会社を訪問し、
ホテルに泊まる。ホテルの部屋の中では
スリッパに履き替えたりしますが、
移動途中の食事やトイレでも靴のままです。

なお、外国人によっては、スリッパに履き替える
のにも抵抗を感じる人がいるようです。
何せ靴は服と同じという感覚ですからね。

宿泊所によっては、部屋の中が畳ではなく、
靴のままでOKでも、共同トイレではスリッパに
履き替えるようになっている所があります
(恐らく掃除の都合かと思われます)。
外国人を泊まらせる時には、意外と盲点です。

外国人は靴を脱がないので、日常では靴下に穴が
あいたままの人も多いとも聞きます。なので、
来日した時に想定外の事態で靴を脱ぐ場面に
出くわした時、例えば昼食に誘われたら座敷だった、
とかですと、二重に困るわけです。

という事は、畳の間に上がるお寺に観光に行ったり、
日本人の家を訪問したり、畳敷きの旅館に
泊まるつもりで来日している外国人は、
相当の覚悟と準備をもって来ている事になります。

アジア諸国も靴を脱がない文化の所が多いですが、
意外と北欧とかには、家に入れば靴を脱ぐ国が
有るようです。靴が雪まみれだと、家の中が濡れる
からでしょうか?

都会では、さすがに靴が雪まみれは無さそうですが、
靴を脱ぐ習慣がある国であれば、都会でも靴は
脱いでしまっても不思議ではありません。


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