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学生に紛れ込み「北」潜入ルポ、BBCが放送

2013-04-17 10:23:19 | 日記

北朝鮮
 【ロンドン=林路郎】英BBC(英国放送協会)は15日夜(日本時間16日未明)、記者らが英大学の学生に紛れ込んで訪朝したルポをもとにしたドキュメンタリー番組を放送した。
 大学側は「取材の道具にされた」と放送中止を要請していたが、BBCは「公共の利益がある」と主張、放送に踏み切った。
 日本の識者からは、「強引な取材だ」「学生に危険が及ぶ恐れがあった」との批判が出ている。
 BBCによると、ジョン・スウィーニー記者(54)とカメラマンら3人は3月下旬、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の学生10人の研究旅行のメンバーに加わって北朝鮮に潜入した。スウィーニー記者は、番組作りが目的であることを隠して、国際関係を学ぶ学生たちに参加を持ちかけたという。
 取材内容は、時事問題を取り上げるテレビ番組「パノラマ」で、約30分間、放送された。平壌市内の記念施設を見学した後、産業団地や病院、工場などを回り、記者は「電力供給が不足して機能していない」と強調。一般市民の困窮ぶりや過去の飢饉(ききん)の歴史、金正恩(キムジョンウン)氏に異を唱えない「洗脳ぶり」も紹介した。
 南北軍事境界線にある板門店の北側では、記者が「戦争になると思うか」と案内係の女性に質問すると、「戦争になったら逃げなきゃ。恐ろしいから」と発言。あわてて同行の兵士が「戦いになるかどうかは米国次第だ」と遮る場面もあった。
 BBCは英国の公共放送だが、2003年にイラク攻撃を巡る「誤報」問題で会長らが辞任。昨年11月にも、元政治家に児童への性的暴行疑惑が向くような報道をして問題になり、会長が辞任していた。LSEは「北朝鮮など政治的自由のない国の研究を行っているが、今後の活動に支障が出る可能性がある」と反発している。
(2013年4月17日09時08分
読売新聞)


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