契約更改を終え、記者会見に臨む巨人・大田
巨人の大田の背番号が来季、「55」から「44」に変更されることになった。
松井秀喜さんの番号を受け継いでいた大田に対し、球団は「心機一転、頑張ってほしい」と改めて期待。大田も29日の契約更改後の記者会見で、「気持ちを新たに頑張りたい」と誓った。
高校通算65本塁打の長打力を買われ、6年間空いていた偉大な番号を背負った。「松井選手のように、子どもに夢を与えられる選手になりたい」。2008年ドラフト後の仮契約で、当時18歳の青年はそう宣言した。
その後、「55番、松井秀喜、本塁打」というイメージがつきまとう必要以上の重圧に、「気持ちが空回りすることはどうしてもあった」。潜在力は開花せず、5年間の通算本塁打はわずか2本。それでも、感謝している。常に注目を浴び、私生活の言動にも注意を払ってきた。「18歳からそういう経験ができたのは僕ぐらいかな。一人の大人として成長できた」と実感を込めた。
「来季からは思い切って暴れたい」という。もうイメージは気にせず、高い身体能力を思う存分、発揮してほしい。一発だけでなく、スピードも守備力も大田の魅力なのだ。55番は人間的な成長につなげた。44番は、走攻守三拍子そろった外野手へ、殻を破る番号にしたい。(小金沢智)
(2013年11月29日20時34分
読売新聞)
関連ニュース
・
中国と不測の事態恐れ…米3航空は飛行計画提出
・
「1億円着服」隠すため特養に放火…男を再逮捕
・
消費支出、0・9%増の29万円…2か月連続増
・クレジットカード 現金化 口コミ