Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

中二病の興奮ポイントを見事に押さえた『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』

2020年11月11日 23時50分47秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
 配給:イオンエンターテイメント

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:29/167
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★★☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
オラゴンと5人のヒーローにより平和を取り戻した「ストライク・ワールド」。
しかし今、その世界は再び戦場と化していた。

仲間の危機に駆けつけたオラゴンを襲ったのは、
かつて共に世界を救ったルシファーだった。
世界の滅亡をたくらむ彼女の行動に絶望する仲間たち。

ルシファーの真の目的とは何なのか。
世界はまた平和を取り戻すことができるのか。

【感想】
もともと観るつもりはなかったんだけど、
劇場版を過去2作観ていたので義務感に駆られて観ることに(笑)

いやしかし、これは見事だなっていう映画だった。
全然話題になっていないのが悲しいけど、
普通に泣けるし、個人的にはすごく面白かった。

ちゃんとWebアニメ版を観ていれば、ね(笑)

『モンスト』のアプリはリリースした頃に
ちょっとだけ触って離脱した身。
Webアニメ版もまったく観ていなくて、
その状態で過去に劇場版を観てしまったので、
あんまりのめり込めず。

なので、今回は映画につながる"第3期"のアニメを全部観てから臨んだけど、
このアニメがよかった。
ちなみに、1期、2期とはまったくつながりがなくて、
3期はモンスターしか出てこない話。

これは映画を含めたアニメ全体の話になるんだけど、
今回のモンストはあらゆるゲームやアニメ、
映画の設定の要素を全部乗せしたような感じで、
言ってしまえば"既視感"のバーゲンセールのような印象も受けるのだけど、
うまい具合に全部噛み合ってるのが見事なんだよね。
好きな人はすごく好きっていう内容で、僕にはハマった(笑)

"ストライク・ワールド"という複数のワールドを内包した世界がまずあって。
それぞれのワールドにルシファーがいて、アーサーがいて、ノアがいて、
Webアニメ版ではそれぞれの主人公の物語を追っていく形。

で、その主人公たちが最後いっしょになって悪を倒すっていう、
まさにサノスに挑む『アベンジャーズ』みたいな構成なんだよ。

そういうストーリーはもちろんのこと、一番の推しはバトルシーン。
シリーズの中で最もスピード感と重厚感がある上に、
ド派手でかっこいい演出のオンパレードだから、
まるで『Fate/stay night』を観ているかのよう。

そもそも、アーサーが金髪のショートカットで、
「いや、これセイバーじゃん。てか、セイバーもアーサーじゃん」
ってツッコミはあるんだけど(笑)

他にも、天界のシーンは『ゼノギアス』を思い出すし、
デスゲートからのビーム攻撃は『スター・ウォーズ』のデス・スターを、
パワーアップして衣装チェンジするキャラは『ドラゴンボール』の超サイヤ人を、
それぞれ彷彿とさせる。

これまでいろんな作品で目にしてきた
「興奮ポイント」を見事に押さえてあるんだよね。
だから、アニメやゲームに慣れ親しんできた人は
楽しめるんじゃないかなって思う。

で、今回の映画なんだけど、
正直これだけ観てもまったく意味がわからないだろうな(笑)
ルシファーの思惑と、
今までいる意味がほぼ感じられなかったオラゴンのがんばりが見どころで、
僕はとても好きだったけども。

予習しておいてよかったよ。
YouTubeで展開してるんだけど、
話数は10分~15分×63話とかなりボリューミー。
でも、各キャラごとに総集編って形で
1時間ちょいぐらいにまとまってるのが7個ぐらいあるから、
僕はそれを観てました(それでも多いけどw)

でも、これいい取り組みだよね。
アニメ観てキャラクターに感情移入するから、
ガチャ引きたくなるもん。
僕はノア編が一番泣いたけど、
あれでパワーアップしたノアが出てきて、
そのあとゲームでもガチャ引けるってなったら、
そりゃ引きたくなるでしょ。

この映画を観るまでのハードルは高いけど、
うまくツボを押さえた見事な作りはあっぱれ。

劇場版モンスト「ルシファー 絶望の夜明け」公式サイト

劇場版モンスト「ルシファー 絶望の夜明け」11月6日(金)全国ロードショー

劇場版モンスト「ルシファー 絶望の夜明け」公式サイト

 

ここまで尊いゴールキーパーがかつていただろうかと思った『キーパー ある兵士の奇跡』

2020年11月08日 23時52分39秒 | 映画


【基本情報】
 原題:The Keeper
製作年:2020年
製作国:日本
 配給:キノフィルムズ

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:36/166
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
1945年、ナチスの兵士だったトラウトマン(デヴィッド・クロス)は
戦地で捕虜となった。
イギリスの収容所でサッカーをしていたところ、
地元チームの監督の目に留まり、
ゴールキーパーとしてスカウトされる。

トラウトマンは監督の娘マーガレット(フレイア・メーバー)と結婚し、
名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」の入団テストに合格する。
しかし、ユダヤ人が多く住む街で、
トラウトマン夫妻は想像を絶する誹謗中傷を浴びる。

それでも、トラウトマンはゴールを守り抜き、
マーガレットは夫を信じ続けた。
やがて、彼の活躍によって世界で最も歴史ある大会でチームは優勝、
トラウトマンは国民的英雄となる。

だが、トラウトマンは誰にも打ち明けられない"秘密の過去"を抱えていた。
そして、その秘密が思わぬ運命を引き寄せてしまう。

【感想】
実在したゴールキーパー、バート・トラウトマンの伝記的な映画。
実話ベースの映画は淡々と進んでいくことが多いけれど、
これはサッカーを題材にしていることもあってか、
前半はともかく、後半は非常にドラマチックで感動する展開だ。

さっき観た『十二単衣を着た悪魔』で、
「男は形で能力を示せ」みたいなセリフがあったけれど、
彼はまさにそれを体現したような人だ。

若い頃からスポーツに慣れ親しんでいたためか、
収容所にいたときにはすでにキーパーとしての腕前はかなりもの。
そこから現地のクラブで活躍し、
マンチェスター・シティFCにも入団できるのだけど、
ついこの前まで戦争をしていたから、
イギリス人からしたらドイツ人は多くの命を奪った戦犯。
スタートからまわりは敵だらけなのだ。

当然たくさんの誹謗中傷を浴びるのだけれど、
「戦争はもう終わったから」と数少ない理解者の支えを経て、
輝かしい戦績を上げていく過程は涙なしには観られない。

特に、彼のために多くの人を説得した妻の力強い発言は本当にかっこよかった。
「ドイツ人というだけで傷ついている人を束になって叩くのは、もはや加害者である」
と言い放ち、最後まで夫を信じ続ける姿は圧倒される。

そして、トラウトマン本人も試合中の接触事故で大ケガを負いながらも棄権することなく、
チームを優勝に導く姿はまさにヒーロー。

しかも、物語はそこで終わらない。
彼の抱えるトラウマや家族に起こる悲劇、
そこからの脱却など、映画だから脚色はあるにせよ、
ドラマチックに変化するストーリーは非常に見ごたえある内容だった。

サッカー好きならもちろんのこと、サッカーを普段観ない人でも
これは面白いと感じられる映画じゃないかと。

それにしても、デヴィット・クロスの顔がたまに
ブリー・ラーソンに見えるのは気のせいだろうか(笑)

映画『キーパー ある兵士の奇跡』公式サイト

バイエルン映画祭2019 最優秀作品賞。その手が、戦いを愛に変えた。第二次世界大戦後、ナチス兵が平和の架け橋に。私たちが人生で出会う最高の実...

映画『キーパー ある兵士の奇跡』公式サイト

 

弘徽殿女御の人柄に惹かれる『十二単衣を着た悪魔』

2020年11月08日 14時50分25秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
 配給:キノフィルムズ

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:153/165
 ストーリー:★★☆☆☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
伊藤雷(伊藤健太郎)は就職もせず、日雇いのアルバイトを続ける日々。
ある日、「『源氏物語』と疾患展」の設営に参加し、
イベント会場に流れる『源氏物語』の登場人物紹介で
「デキた弟・二宮」と「後塵を拝した長男・一宮」の関係を知り、
自分の境遇と重ねた。
彼の弟もまた頭脳明晰だったからだ。

バイト後、恋人と顔を合わせたのだが、なんとフラれてしまい、
おまけに帰宅途中、近所の知り合いから弟が京大医学部へ合格したことを教えられて、
祝賀会をやる家に帰りづらい雰囲気に。

当てもなく彷徨っていたところ、
その心の内と同期するように、
空には雷鳴がとどろき、激しい雨に見舞われると、
雷は不思議な光に吸い込まれて、気を失ってしまう。

やがて目覚めたものの、どういうわけかそこは1000年以上も前の平安時代、
女流作家・紫式部によって書かれたあの『源氏物語』の世界だったのだ。

バイトの土産だった頭痛薬が弘徽殿女御(三吉彩花)に効いたことから
陰陽師として重用されることになり、
彼の平安時代での生活が始まる。

【感想】
これも無事に公開されてよかったねという映画
(伊藤健太郎と、もはや公式サイトからは外されているけど伊勢谷友介も出ているからw)。
しかし、内容としてはとても惜しい感じだったかなー。

主人公が源氏物語の世界に入り込むといういわゆる“異世界モノ”。
あんまり邦画の実写ではない設定だけれど、世界観が剣と魔法ではないから、
どちらといえば、『幕末高校生』や『JIN-仁-』などの“タイムトリップモノ”に近い。

福田雄一監督作品のようなドコメディか、
『JIN-仁-』みたいに次から次へと波乱が起こる
シリアスな話とかの方が相性よさそうだけど、
そのどちらでもないのが惜しいと感じたところ(笑)

『源氏物語』の話に沿って進むから、
もはや主人公のいる意味があんまり、、、かなって(笑)
彼の存在によって物語が改変されてしまうとか、
そういうのがあればもっと緊迫感みたいなのもあったと思うけど。

倫子(伊藤沙莉)とも特に絡みがないまま恋仲になっているのも謎だし。。。

これまで散々タイムトリップや異世界モノを観てきた人だと、
ちょっと物足りないかもしれないけど、
小学生とかなら楽しめそうな内容かな。
1994年に自分が『幕末高校生』を面白いと感じたように。

ただ、弘徽殿女御だけ抜群の存在感だったね。
元々気の強いキャラクターってのもあるんだけど、
まさに“女帝”感あって、三吉彩花にハマってるなと。

女帝といっても暴君ということはなく、
未来を見据えた上で勝つことにこだわるタイプ。
ゆくゆくは若い世代に負けることも厭わないし、
むしろそれを楽しんでいるようなところもあったから、
“悪魔”と言うほど悪者ではないし、
どちらかといえば人の上に立って然るべきな印象。
「男は形で能力を示せ」というセリフも心に残る。

つまり、「早すぎたキャリアウーマン」として描かれているんだよね、彼女。
それなら、もっと弘徽殿女御のみにフォーカスした方がわかりやすいと思うんだけど、
なかなかそこが伝わりづらかったのも惜しいと感じたところかなー。

あと、今作でもまたもや戸田菜穂が主人公の母親役だから、
もはや鉄板になってきたw

映画『十二単衣を着た悪魔』公式サイト

映画『十二単衣を着た悪魔』公式サイト

 

帰ってアルバムを開きたくなる『PLAY 25年分のラストシーン』

2020年11月07日 18時07分11秒 | 映画


【基本情報】
 原題:Play
製作年:2019年
製作国:フランス
 配給:シンカ、アニモプロデュース

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:38/164
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★★☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
1993年、パリ。
両親からビデオカメラを贈られた13歳のマックス(マックス・ブーブリル)は、
家族や友人たちとの日々を撮り始める。
いつしかそれは彼のライフワークになり、
25年の歳月が大量のテープに保存されていった。

2018年、38歳になったマックスは、
ある日、撮りためたビデオを映像作品に仕上げようと思い立ち、
テープの整理を始める。
そこには、エマ(アリス・イザーズ)と初めて会った日のこと、
やんちゃした夜遊び、初めてのバルセロナ旅行、
フランスサッカーW杯でのお祭り騒ぎ、手痛い失恋など、
マックスといつもいっしょだった仲間たちのすべてが記録されていた。

素直になれず、大切なものを手放してしまったマックスは、
新たに自分の「映画」のラストシーンを準備する。

【感想】
全編ホームビデオで撮ったかのような演出なんだけど、
これは個人的にわかりみが深い映画だったなー。
なぜなら、僕も一時期ビデオカメラで友達の様子を撮りまくっていたから。
(僕のはくだらない飲み会の風景ばかりだから、何の作品にもなり得ないけどw)

基本は主人公がまわしているビデオの映像を観ることになるから、
大雑把に言ってしまえば、
「知らない人の内輪レベルの日常を見せられてる」って感覚になるんだよ。
そんなの誰が観たい?って思うんだけど、
それでもハマってしまうのには理由がある。

もちろん商業用の映画だからね、
きちんと人物にフォーカスしているし、
「なぜそこを撮るのか」
ってのが考えられた構成になっているっていうのもあるんだけど、
この映画にはひとつの軸があるから、
そこへの興味が鑑賞モチベーションにつながるんだ。

それが、マックスとエマの恋路。

13歳で知り合ってから実に25年。
いつもいっしょにいる気の置けない仲間。
お互い意識し合っているのに、気恥ずかしくて一歩踏み出せない。
こういうのって大体男が照れ隠しで余計なこと言うんだけど、
マックスもそんな感じだから、二人の距離は平行線のまま大人になって、、、
「あーもうバカぁ!」って言いたくなる展開に。
ここのもどかしさときたら、もうね、
一昔前のトレンディドラマを観ているときぐらいのインパクトだったよ。

だから、他人の日常を見せられてはいるものの、
その中にある甘酸っぱいラブストーリーっていうのが、
この映画のポイントかな。
ラブストーリー自体はオーソドックスな流れではあるんだけど、
ホームビデオ仕立ての演出によってさらに身近に感じるというか、
没入感が強まるから、それだけで感情移入しやすくなる。

それに加えて、主人公たちが僕と同年代なので、
今30歳~40歳ぐらいの人なら、
流れている音楽や各種イベントが身近に感じられる分、
より楽しめるかもしれない。

40歳近くなって、ちょっと昔を思い出したいな
ってときに観るにはちょうどいい映画だと思った。

まあ、僕からしたらビデオカメラ撮ってたってところですでに共感度が高いんだけど、
その視点からすると、撮られていることを嫌がる人がほとんどいないってのがいいんだよね。

飲みすぎてトイレでゲロ吐いてても、行為の後のベッドの上でも、
「なんで撮ってんだよー」とは言うものの、
大体は「記念だから」で片付いてしまう。
映画だからそりゃそうだろって話ではあるんだけど、
こんだけビデオカメラでいろいろ撮れたら思い出になるだろう。

あとすごいなと思ったのが、
メインキャストって年代に応じて
同じ役で3人ずつ起用されているんだけど、
みんな見た目が近しいんだよ。
パッと見で、誰が誰の成長した姿かすぐわかるっていう。
自分がアジア人だから、
単に欧米人の見分けがつかないだけなのかもしれないけど、
それでも似てたな。

映画『PLAY 25年分のラストシーン』公式サイト

映画『PLAY 25年分のラストシーン』公式サイト

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おじさんの懐古厨『彼女は夢で踊る』

2020年11月07日 17時54分42秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2019年
製作国:日本
 配給:アイエス・フィールド

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:133/163
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
広島の老舗ストリップ劇場に閉館が迫っていた。
最後のステージを飾るストリッパーたちが劇場にやってくる。

社長の木下(加藤雅也)は過去の華やかな時代、
忘れていた遠い日の恋を思い出す。

劇場に残る人々の想い。
それらを背負い、最後の舞台の幕が上がる。

眩い光の中で木下が見たものとは。

【感想】
広島にある実在した「広島第一劇場」というストリップ劇場を舞台にした映画。

過去2回閉館するも、そのたびに復活していたので、
まわりからは「閉館詐欺」と言われていたそう(笑)

現在と過去を交互に映しながら進んでいく哀愁漂うノスタルジックな映画で、
加藤雅也の若い頃を犬養貴丈が演じている。

失恋した若き日の木下がバーで出会ったストリッパーのサラ(岡村いずみ)に興味を持ち、
ストリップ劇場に足を運んだところ、あの夢のような空間に心奪われ、
そこで働くようになるという始まり。

僕はストリップ劇場に行ったことはないけれど、
ストリッパーたちの鍛えられた体と柔らかな曲線美、
鮮やかな白い肌に、人間の体って美しいんだなと思えた。

ただ、閉館を前にして過去の思い出に浸る懐古厨な話ではあるから、
話も淡々としているし、ドラマチックな展開ではないかなー。
おじさんとか好きそう(いや、僕ももうおじさんと言えばおじさんだけどねw)。

ああいう、昭和ならではの雰囲気がどんどん失われていくのは寂しいね。

映画「彼女は夢で踊る(Dancing in her Dreams)」オフィシャルサイト

映画「彼女は夢で踊る」オフィシャルサイト。何度閉館に追い込まれても蘇る伝説のストリップ劇場!時を越えて交錯する劇場に秘められた美しいラブスト...

映画「彼女は夢で踊る(Dancing in her Dreams)」オフィシャルサイト

 

2020年秋ドラマランキング(第1話時点)

2020年11月03日 23時56分13秒 | ドラマ
コロナの影響で春ドラマと夏ドラマはだいぶ各作品スタートにバラつきがあったけど、
秋ドラマになって大体足並みが揃ってきたので、
今季の第1話時点での個人的なランキング。

1.この恋あたためますか(TBS)
2.極主夫道(日テレ)
3.危険なビーナス(TBS)
4.恋する母たち(TBS)
5.35歳の少女(日テレ)
6.監察医 朝顔(フジ)
7.七人の秘書(テレ朝)
8.ルパンの娘(フジ)
9.リモラブ ~普通の恋は邪道~(日テレ)
10.姉ちゃんの恋人(フジ)

『この恋あたためますか』はテンポがよくて、
恋とビジネスがうまく混ざってるのが最高に面白い。

『極主夫道』は玉木宏がいちいちやかましくてメッチャ笑えるけど、
何気に無駄に殴られる志尊淳が一番ツボかも(笑)

正直、この2つだけあればいい気もするw

マ・ドンソクの存在自体がチートで爆笑だった『スタートアップ!』

2020年11月03日 23時39分05秒 | 映画


【基本情報】
 原題:시동
 英題:Start-Up
製作年:2019年
製作国:韓国
 配給:クロックワークス

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:37/162
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★★
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
高校を自主退学し、親から渡された予備校に通うお金で
中古の原付を買ったテギル(パク・ジョンミン)。
親友サンピル(チョン・ヘイン)と共に警察の厄介になったことから、
それが母親にバレて強烈なビンタを食らい、家出を決意する。

あてもなく家を飛び出したテギルは、
偶然入ったチャンプン飯店でただならぬオーラを放つ
料理長コソク(マ・ドンソク)に出会う。
初対面時の激しいやりとりでコソクとは
人生最大の敵同士になったテギルだったが、
チャンプン飯店で働くうちに個性的な人間たちと出会い、
世の中を学んでいくことになる。

一方、サンピルは借金取りの仕事を手伝っていたものの、
それが後々テギルを巻き込む事件へと発展していく。

【感想】
韓国映画らしいテンポのよい進みと、
終盤にかけてのテギルとサンピルのエピソードが
交錯していく流れが楽しい映画。

でも、今作の一番の見どころはコソクを演じたマ・ドンソク!
彼をあんな使い方したらね、もう笑うしかないでしょwww
館内爆笑だったwww

あんないかつい顔と体してて、
これまでもコワモテの役が多かった彼がさ、
おかっぱ頭でアイドル好きとか、
今年観た映画のキャラクターの中で一番のギャップだよwww
もうズルすぎる。
彼という存在自体がチート。

ストーリーも悪くはないんだけど、けっこう情報量が多いんだよね。
家出少年のテギルと、飲食店を切り盛りするテギルの母親。
借金取りのサンピルと、彼の痴呆症の祖母。
チャンプン飯店のオーナーに、テギルが出会ったボクシング少女。
そして、インパクトありすぎなコソクなどなど、
キャストも多い上に、みんな何かしらエピソードがある。

数が多い分、ちょっと扱い切れていないというか、
取っ散らかってる印象があるのは否めないんだけど、
そんなの全部すっ飛ばせるぐらい、
マ・ドンソクのキャラクターにハマるwww
髪を伸ばすと、ちょっといかついしずちゃんに見えなくもないけど(笑)

本当に素晴らしくておいしい俳優さんで大好きなんだよなあ。
悪人面で肉体派だから、そういう役もできるし、
コメディをやればそれだけでギャップになる。
このポジション、他にはドウェイン・ジョンソンぐらいじゃないか。
日本にはいないだろうなー。

マ・ドンソクはマーベル映画にも出るからね、とても楽しみ。

映画『スタートアップ!』公式サイト|10月23日公開

映画『スタートアップ!』公式サイト|10月23日公開

http://klockworx-asia.com/startup/

 

もはやスプラッターコメディだった『ザ・ハント』

2020年11月03日 00時25分50秒 | 映画


【基本情報】
 原題:The Hunt
製作年:2020年
製作国:アメリカ
 配給:東宝東和

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:57/161
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★★☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
広大な森の中で目を覚ました12人の男女。
そこがどこなのか、どうやってそこに来たのか、誰にもわからない。
口には猿ぐつわをされており、まともに話すことすらできない。

目の前には巨大な木箱があり、恐る恐る開けてみると、
中には1匹のブタと多数の武器が収められていた。
すると突然、周囲に銃声が鳴り響く。
何者かに命を狙われることがわかった彼らは、
目の前の武器を手に取り、逃げ惑う。

やがて、彼らはネット上の噂に過ぎないと思われていた、
セレブが娯楽目的で一般市民を狩る「マナーゲート」と呼ばれる
"人間狩り計画"が実在することを知る。

絶望的な状況の中、狩られる側の人間であるクリステル(ベティ・ギルピン)
が思わぬ反撃に出たことで、事態は予想外の方向へと動き始める。

【感想】
ドナルド・トランプの怒りを買ったという話もあるかなりいわくつきな映画なんだけど、
待ってた!こういうの待ってたよ!!っていうぐらいには、
人が面白いぐらい景気よくポップに死んでいく映画(笑)
子豚のポスターからは想像できないけど。

こう言うとやべーやつと思われそうだけど、
決して僕は精神異常者とかサイコパスではないよ!
単に洋画でたまにあるこういうのが嫌いじゃないだけ(笑)
(映画好きな人ならわかってくれるはず、、、w)

なんだろう、もう何か濃厚なストーリーとか
唸るような人間ドラマとかがあるわけじゃないんだよね。
ただ、本来忌み嫌うべき"死"を
エンターテインメントにしちゃってるノリの軽さがいいというか。
頭使わずに感覚だけで観れるところが好きなんだよなー。

今回の映画も気づいたら流血するわ、
体まっぷたつになってるわ、
爆弾で木っ端みじんになってるわで、
その突拍子もないタイミングと、
雑な死に方がB級感あってツボるwww
他のお客さんも笑ってる人いたしねー。
ちょっとだけ僕の好きな『ファイナル・デスティネーション』
を彷彿させるところがポイント高いwww

一応、このセレブたちはリベラル派で、
保守的な思想を持ったり、ネット上でそういった意見を述べている一般市民を見つけては
誘拐して殺戮ゲームの対象にするっていう設定があるんだ。

上級市民 vs 一般市民、リベラル派 vs 保守派、
ネット上にはびこる陰謀論など現代的なテーマを組み込んでいる
っていろんな記事に書いてあるんだけど、
まあ映画観ただけじゃほとんどわからないし、
こんなのあってないようなものだった。
アメリカ社会の風刺とも言われていたけど、
アメリカ社会に生きていない身からしたら、
ただひたすら人が雑に死んでいくだけのサバイバル映画だよ(笑)

で、この物語の主人公(主人公なのにメッチャ登場遅いけどw)の
クリスタルが元々軍隊にいたとかなんとかでチートレベルに強いのさ。
銃の扱いから格闘までなんでもござれな上に、
容赦ない性格だからちょっとでも怪しい人がいたら殺すみたいな。
悪・即・斬かよって思うけどwww

終盤もラスボスと激しいアクションを繰り広げるんだけど、
今年観た実写映画の中では、
『イップ・マン 完結』に次いで興奮するぐらいド派手なものだった。

しかし、だよ。
どうせなら一般市民同士で戦わせるバトル・ロワイアル形式にするか、
もっと狭いところに閉じ込めて少しずつ苦しめていけばいいものを、
一般市民にも武器を持たせちゃうから、
セレブたちにも死のリスクがあるんだよね。
最初、僕もバトロワっぽい感じなのかなって思ってたら、
一般市民とセレブによる殺し合いゲームだったし。

スプラッターがダメな人は観れないと思うけど、
そういうのが大丈夫なら、スカッとすると映画だと思った(笑)

https://www.universalpictures.jp/micro/the-hunt

2クール連続で遺体と向き合う『監察医 朝顔』:第1話

2020年11月02日 23時13分31秒 | ドラマ


これがまさか第2シーズンやるとは思ってなかったけどw

でもね、先日裁判員をやったこともあってか、
前シーズンよりも集中して観れる。
結局、これも遺体の状況から読み取れる"事実"を積み重ねて、
"真実"を明らかにしていくことがミッションなので、
そこが刑事裁判の流れと似ている気がしたんだよね。
だから、個人的にはかなり身近に感じている(笑)

"死人に口なし"とは言うけれど、
実際遺体はいろんなことを教えてくれる。
それによって当初の推測が大きく外れて、
感動エピソードにつながるっていうのが
このドラマのパターンでいいところなんだけど、
今回月9初の2クール連続とのこと。

2クール連続だと直近は『あなたの番です』があったよね。
あれは誰が犯人かわからないという好奇心でSNSも盛り上がり、
半年もたせやすかったと思う。

今回は基本1話完結型になるだろうけど、
どうやって半年もたせるのか楽しみ。

お母さんが見つかるといいけど。

監察医 朝顔 - フジテレビ

監察医 朝顔 - オフィシャルサイト 2020年11月2日(月)スタート 秋・冬2クール連続 毎週月曜よる9時放送 主演:上野樹里

フジテレビ

 

いつ殺されるかわからない中で夢を追う強さが鮮明に残る『パピチャ 未来へのランウェイ』

2020年11月02日 22時23分35秒 | 映画


【基本情報】
 原題:Papicha
製作年:2019年
製作国:フランス、アルジェリア、ベルギー、カタール合作
 配給:クロックワークス

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:67/160
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
1990年代、アルジェリア。
ファッションデザインに夢中な大学生のネジュマ(リナ・クードリ)は
ナイトクラブのトイレで自作のドレスを販売していた。

彼女の夢は、世界中の女性の服を作るデザイナーになること。
しかし、武装した過激派のイスラム主義勢力の台頭によって
テロが頻発する首都アルジェでは、
ヒジャブの着用を強制するポスターがいたるところに貼られるように。

それに従うことを拒むネジュマはある悲劇的な出来事をきっかけに、
自分たちの自由と未来のため、
命がけでファッションショーを行うことを決意する。

【感想】
これまたテーマが濃厚な映画。
ちなみに、「パピチャ」とはアルジェリアのスラング。
「愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性」という意味を持つらしい。

1990年代のアルジェリアは政府とイスラム武力勢力の衝突が繰り返し行われており、
過激派組織によるテロ活動も頻繁に起こっていたそう。
社会にもイスラム原理主義の思想が蔓延しており、
特に女性に対する弾圧が強い。

「女性はヒジャブを来て家でおとなしくしているべき」
という考えも強く、
ネジュマも散々な目に遭うものの、
あきらめずにお手製のファッションショーを完遂するために
前進し続ける姿は印象的だ。

しょっちゅう悲しいことが起きる映画で、
平和な世の中なら普通にできそうなこともここではすべてが命がけ。

10代の少女が常に死と隣り合わせで、
これでもかってぐらい辛い立場に立たされたら、
普通なら「一旦今はやめとこうかな」となりそうなところを、
今しかないんだという勢いで夢を実現させようとする意志と覚悟の強さは、
老若男女問わず鮮明に映るだろう。

日本に生まれ育つ身からしたら、
こんな政治的・宗教的背景は理不尽そのものと言いたくもなるけれど、
当時のアルジェリアの様子を知る上でも勉強になるに違いない。

「悪いのは服装ではなく、偏見である」というネジュマのセリフは、
他のあらゆることにも言えそうだなと感じた。

あと、観ていて思ったのが、
この映画は常にカメラが動いていて、
固定カメラでのシーンがほとんどないんだよね。
個人的には、正直ちょっと観づらさを感じたけど、
「不安定な状況の中で生きる本能」を表現するための演出だそうだ。

今年は女性が活躍する映画がものすごく多いけど、
今後もそういう作品は増えていくだろうなー。
僕は面白ければ何でもいいと感じる方だけど、
変にフェミニズムを押し付けるためのネタにされなければいいなと思う(笑)

映画『パピチャ 未来へのランウェイ』公式サイト

絶賛公開中!|ファッションデザイナーを夢見る少女と友人たち――かけがえのない青春は、ある日突然打ち砕かれた。アルジェリア"暗黒の1...

映画『パピチャ 未来へのランウェイ』公式サイト

 

ニコール・キッドマンが満身創痍すぎる『ストレイ・ドッグ』

2020年11月01日 11時32分27秒 | 映画


【基本情報】
 原題:Destroyer
製作年:2018年
製作国:アメリカ
 配給:キノフィルムズ

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:126/159
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
LA市警の女性刑事エリン・ベル(ニコール・キッドマン)。
若く美しかった頃とは打って変わり、今は酒におぼれ、
同僚や別れた夫、16歳の巣目からも疎まれる孤独な人生を送っている。

ある日、彼女の元に差出人不明の封筒が届く。
17年前、FBI捜査官のクリス(セバスチャン・スタン)と共に
犯罪組織への潜入捜査を命じられたエリンは、
そこで取り返しのつかない過ちを犯し、捜査は失敗。
その罪悪感に今でも彼女は苛まれていた。

封筒の中身は紫色に染まった1枚のドル紙幣。
それは行方をくらました犯罪組織の主犯からの挑戦状だった。

過去に決着をつけるため、再び彼女の戦いが始まる。

【感想】
あんなボロボロなニコール・キッドマンは
初めて見たってぐらい役作りがすごかった。
ちょっとだけ『ターミネーター2』の
サラ・コナーっぽくも見えたけどw

過去のトラウマと16歳の娘との関係性の2つに悩まされる、
まさに"刑事"と"母親"の両軸で動いていく映画。
なので、刑事モノの割にはアクションシーンはなく、
ヒューマンドラマに近いかなー。

過去との決着をつけるためのエリンの鬼気迫る行動は迫力あったし、
やっぱり今まで綺麗な役が多かったニコール・キッドマンの
あの疲れ切った見た目はインパクトある。

ただ、なんであそこまで娘に毛嫌いされているのかがわかりづらかったかなー。
まあ、仕事優先の生活をしていたからなんだろうけど、
それにしても嫌われすぎだろっていう(笑)

全体的につまらなくはない映画だったけど、
個人的にはアクションシーンがあることを期待していたので、
ちょっとコレジャナイ感はあったかな(笑)

映画『ストレイ・ドッグ』

主演ニコール・キッドマン、ゴールデングローブ賞ノミネート!復讐か、贖罪か―。激情と哀切が女刑事の身も心も焼き尽くす、衝撃のネオ・ノワール。

 

人間ドラマの濃厚さが身にしみる『罪の声』

2020年11月01日 01時01分39秒 | 映画


【基本情報】
製作年:2020年
製作国:日本
 配給:東宝

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:69/158
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】
35年前、日本中を震撼させた「ギン萬事件」。
食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件は、
誘拐や身代金要求、そして毒物混入など数々の犯罪を繰り返す凶悪さと同時に、
警察やマスコミまでも挑発し、世間の関心を引き続けた。
しかし、犯人グループは忽然と姿を消し、
日本の犯罪史上類を見ない劇場型犯罪となった。

大日新聞記者の阿久津英士(小栗旬)は、
既に時効となっているこの未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、
取材を重ねる毎日を過ごしていた。

一方、京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)は、
家族3人で幸せに暮らしていたが、
ある日、父の遺品の中に古いカセットテープを見つける。

そこには、あの未解決事件で犯人グループが身代金の受け渡しに使用した
脅迫テープと全く同じ声が入っていた。

事件の真実を追う新聞記者の阿久津と、脅迫テープに声を使用され、
知らないうちに事件に関わってしまった俊也を含む3人の子どもたち。

昭和・平成を経て新時代が始まろうとしている今、35年の時を経て、
それぞれの人生が激しく交錯し、衝撃の真相が明らかになる。

【感想】
これは実際に起きた「グリコ・森永事件」を題材とした小説の映画版。
小説は読んでいないけれど、さすが脚本が野木亜紀子さんと言うだけあって、
実に濃厚な2時間だった。

もともとグリコ・森永事件については名前を知っているぐらいだったけど、
この映画を観ればその事件の概要もなんとなくわかる。

基本は事件の真相を追っていく形なので、
小さなヒントからいろんな事実がどんどん明るみになっていく流れは、
まさにパズルのピースが次々にハマっていく感じがして、
最後まで興味を持って観ることができる。

ただ、真相に至るまでの人間の葛藤や苦悩、対立を
きちんと描けているのがこの映画のいいところ。

今さら35年前の事件を掘り返す意義は何なのか。
メディアとしてのけじめのためだけに、
思い悩んでいる人をエンタメのように扱うことの是非。
声が使われた子どもたちのその後の人生と、
彼らがずっと心に抱えてきた闇。

それらがうまく交錯しながら進んでいく物語は、
きちんと人物背景を設定してあるからこそ、
見ごたえあるものに仕上がっていると思った。

特に、声の主だった俊作と生島聡一郎(宇野祥平)の対比が印象的で。
生島が「あなたはどんな人生でしたか?」と聞かれて、
言葉に詰まる俊作の姿が心に残る。

よくここまで描けるなって尊敬と感心しかないんだけど、
唯一わからないところが学生運動のくだりかなー。

ここが物語の肝になってくるんだけど、
僕は学生運動が過激だった当時を知らないし、
今だって政治活動だったり革命だったりってことはしていないから、
ここの動機のところだけは共感できず。

でも、非常に濃厚な映画なことに変わりはないので、
興味があればぜひ観ていただきたい。

映画『罪の声』公式サイト

大ヒット上映中!小栗旬×星野源 映画初共演!日本中を震撼させた劇場型犯罪の真相に迫る!