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今日も全開で・・・
パッショネイトにイカねーと♪♪

イチハラヒロコ 恋みくじ

2017-04-13 08:36:58 | アート
大阪の布忍(ぬのせ)

行ったことも、聞いたこともないところ
目的はただ一つ

布忍神社
そして、そこにある「恋みくじ」


イチハラヒロコ
言葉をアートとして操り活動しているアーティスト
ミュージアムショップにカレンダーがあり
知るきっかけはそこでだった。
刺さる言葉が書かれたカレンダー

おみくじもあるらしい?

ということで
天王寺から私鉄に乗り、各駅停車でゆったりと向かう
駅を降りたら、いいかんじの寂れ感の漂う街



布忍橋を越え
柔らかな雰囲気に包まれた中
川沿いを歩いて神社へ向かう


布忍神社

着きました、やってきました、遠路はるばる
おみくじのために

しかし疑問になるのは、
神社でアーティストがおみくじを出している??ってところ

宮司(?)さんに聞いてみると
別の宮司さんとイチハラヒロコはつながりがあって
(正確にはアートの企画で知り合った?)
そこから、吉も凶もないおみくじを作ろう
という話になったとのこと

おみくじって、しっかり読まないと理解できないけど、
恋みくじは、短い言葉で
有り難い(?)お言葉が書いてあり
ちょっとマイナスなことが書いてあっても
捉え方によっては、プラスにすることもできる。
受け取った、その人次第によっても変わってくる。

そして、あたくしは・・・


わたしには華がある。

ええっと、いいですが
念のために、もう一度言いますよ


わたしには華がある。

もう有頂天ですよ。
ホンマに有頂天ですよ。
だって「華」ですよ。
なんたって「華」ですよ。

自分のことは大好きだけど
さすがに「華がある」とまでは思ったことがなかった。
でも、ここまで力強く言われると
なんとなく、その気になってしまう。

駅までの帰り道
どんよりとした曇り空
だけど、
そんな雲を全部追い払って晴天にできそうな気持ちだった。


ステキ!恋みくじ
家宝にしよう!!


そしてそして、
その後にお話を聞いた宮司さんと
天王寺動物園でバッタリ再会!!
うん、やっぱり、家宝にしよう!!

草間彌生 わが永遠の魂

2017-04-05 21:56:16 | アート

草間彌生 わが永遠の魂

草間彌生の笑顔を見た事がない
いつも難しいような顏をしている
眉間にしわのよった顔をよく見る

草間彌生がアール・ブリュットだと定義されることはない。
その境界線は何なのだろうか
有名になったからか?
なぜだろうか、腑に落ちない気持ちになる



圧巻の展示スペース
2メートル四方の作品が
奥へ奥へと並べられている。




びっしりと目が描かれた作品
カラフルさがあるから緩和されているかもしれないが
尋常ならざる雰囲気がある。


芸術は、孤高の営みだ
私は真剣に、そして命がけで過ごしてきたことを
心から誇りに思っております。
「芸術家としての生きる心構え」が
私の一生を支えてきました。


企画展の挨拶として、そう記されていた。
執念というか情念というか
やはり尋常ならざるものを感じてしまう。

日本語と英語で併記されていた。
読んでいた私の隣には、白人男性が立っていた。
その彼が、文章を写真で撮ろうとしていたので
私は肩をたたいて止めたのだが
彼は文章を人差し指でさし
それから親指を立てた。
2回それをして、彼は次の展示スペースに行った。

私も次の展示スペースに移ったのだが、
そこで、その白人男性が
パートナーに肩をかけ涙を流していた。
草間彌生の芸術に対する気構えを読んで
感銘を受けたからだろう。

彼はアーティストだろうか。
そこまで心に響くものがあったのだろう


私としては
言っていることは理解できるのだが
そこまでやることに対しては理解に苦しむ。
そんな気持ちになった。

カッサンドル ポスター展

2017-03-18 22:25:38 | アート

カッサンドル
埼玉県立近代美術館

ポスター画家として一世を風靡する。

幾何学的でダイナミック
壮観な構図と溢れるスピード感

器械化、工業技術の革新が進む時代
企業商品などのPRポスターを次々に発表していく



ワインメーカのポスター
構図・デザインに黄金比を用いている



家具店のポスター
ブイの字が広がった構図を用いている
視覚をブイの下に集中する効果がある
さらに、ブイの広がりもある。
原寸だと横は4メートル
これが何枚も連なっているのを想像すると
かなりのインパクトがあるだろう。

カッサンドルはこう語る
「ポスターは、大都市の街角で
せわしなく通りすぎる人々の眼を
一瞬にして奪わなくてはらない」


シンプルで明晰
かつ力強くインパクトのある構図




客船のポスター
船をこのアングルから捉える
まずそこに衝撃を受ける
さらに下から見上げるように
高さを出す構図
しかも、一目で「船」だとわかる
ポイントを抑えた描き方


時代の空気と制作するポスターがぴたりと一致していて
流行の最先端を鋭敏に捉えていった。

しかし
後年は自己の探求による絵画制作にシフトし
シュールレアリスムの影響が色濃く反映されていく。
残念ながら、その手法でのポスターは大衆に受け入れられなかった。

自らを探求する作品が受け入れらず苦悩を深めていき
最期には自ら命を絶ってしまう・・・


カッサンドル
20歳過ぎから使いはじめた名前
由来はギリシャ神話の女神「カッサンドラ」
なんと悲劇を予言する預言者だ。

なぜ自らに、そんな名前を冠したのだろうか。
疑問は深まるばかりである・・・

パロディ 二重の声

2017-02-27 21:32:50 | アート

パロディ 二重の声
東京ステーションギャラリー

右も左も前も後ろも
パロディだらけの企画展

写真も撮れるし
雑誌も読める
楽しみどころ満載!



まず、いきなり
○○風モナ・リザ





これでもか!
と、いわんばかりに
モナ・リザ?の応酬である。

モナ・リザである必要のないものも
多数含まれている気がする。



ゴッホ 星月夜

が・・・



かわいいイラストレーションになっていたり。


ロートレックが!


ダ・ヴィンチが!


ビートルズが!!


ほんの一端です。
この楽しみは
直接足を運ばなきゃ味わえない。
もう一度行きたいと思える企画展だ。

吉岡徳仁 スペクトル

2017-02-22 06:46:59 | アート

吉岡 徳仁 SPECTRUM
資生堂ギャラリー

光をプリズムによって分光させて
空間全体に虹色の粒を演出するインスタレーション

言葉で簡潔に表現すると
そんなところだろうか




光は本来
色々な色が重なり合っている。
プリズムによって分光させ
光の色たちが
空間全体に散りばめられている。

揺らめき動く
虹色の粒

真っ白な空間
高い天井
ゆとりと開放感

展示室は地下にあり
地下に向かう階段の途中から
もやがかかったようになる。
スモークが焚かれ
光のスジが視認しやすく演出されている。

途切れることなく流れる音
音楽とはいえない効果音
だが、
心地よく、気持ちが澄んでくるような音
決して光を感じる邪魔をしない音

見る側の視点が中央に向かう空間作り
視点の先から光が放射される。
逆から見ると
光が空間全体に広がる作り。

資生堂ギャラリーだからだろうか
ほのかに香水のような
いい香りが漂っていた。

見るだけでなく
空間の中に包み込まれ
全身で体感するインスタレーション
とてもとても贅沢な体験だ。




プリズムに射す光は
常に角度が変わっている。



光のその先へ・・・

タイトルに囚われないこと(または無謀なる試み)

2017-01-28 10:36:56 | アート


3次元のイメージを2次元に落とし込み表現する手法
キュビスム

作品を鑑賞する側も
多角的に見ることができる

描く側は多角的に描く
見る側も多角的に見る

そこに交流が生まれているようにかんじる

その行為において
障壁となるものが「題名」だ

画家が意図する思いが込められている
そのタイトルを知ることにより
視点が固定されてしまう場合がある
そうなってしまうと
見る側の多角的に見るという行為は
限りなく困難になる




題名を知らずに、この作品を見る
何を描いているのか?
題名は何なのか?
人か?物体か?

想像はどんどん広がっていく


「帽子をかむった男(歩く女)」

これが作品のタイトルだ
私は、タイトルを見て帽子の男を探した
見つけたときには
閃きにも似たような脳の感覚を味わった
(残念ながら、歩く女は見つかっていない)



「まひるの顔」

岡本太郎

ダブルイメージが存在する作品だ
二つの違った見え方をするのはわかるだろうか



壁にかけられた作品を睨み付け
何が描かれているのを観察し
自信を持って見つけ出したタイトル
それを画家のタイトルと照らし合わせる
「静物」
だったりする

この肩透かし感も、なんだか気持ちがいい

日本におけるキュビスム

2017-01-26 21:48:37 | アート

日本におけるキュビスム

埼玉県立近代美術館

作品総数160点
この美術館で、ここまで多くの作品を集めた企画展はあったのだろうか・・・
通いはじめて5年以上になるが、
そう感じさせるボリューム満点の企画展だった。
画家の名前の羅列だけでも、その雰囲気が伝わってくるだろう。

<キュビスム>
語源は「キューブ」から
「立方体」すなわち、描くものを多角的に観察し
立体的なイメージを作り上げる。
その三次元のイメージを二次元の画面に表現する試み。
それまでの視点が固定された絵画とは、全く異なった手法だった。


まあ、平たく言ってしまうと
「なんのこっちゃ、わからん絵」
が、たくさん並べられてた。

カクカクしてたり、
けばけばしてたり、
交ざりあったり、
あっちむいてホイしてたり、
タリタリタリ・・・


美術に詳しいわけでもないし、
まして美術史なんて知っているわけもない。
だが、
ピカソという芸術家の影響力だけは、
今回の企画展だけでも、強烈に感じ取れる。

日本では「ピカソ風」な作品が流行ったそうだ。

岡本太郎もそうだ。
「ピカソを越える」
そう言っている映像を見た事がる。


キュビスムという絵画手法
楽しみ方も多くあるのだと実感できた企画展

ネオヴィーナス

2016-12-10 05:07:46 | アート

リビングデッドのヴィーナス

ゾンビ化しちゃってるね
でも
腕がないから襲いにくいよね
ザンネン、ヴィーナスさん。


ネオヴィーナスたち

よく見ると、どれもパッとしないかも・・・

なんと200円
ちょっとクオリティ低いかも



同じ200円
はに丸の方が、よくできている

現代美術二等兵

というシリーズものらしい

たしかに、一等兵にはなり得ない
しかし、それを良しとしているのだろう
伝統的な美術品に
笑いを生み出すようなエッセンスを加える


既にあるものに対して
新たなエッセンスを加え
作り変えること
その試みは見習うべきところだ。

ダリ展

2016-11-25 08:41:41 | アート

ダリ展
国立新美術館

ダリは日本人に人気の芸術家のようだ。
平日の昼間に関わらず
館内はかなりの人で少々げんなり・・・

10年前にあった生誕100年展
その時にも足を運んだが
会期終了間近で
入館に60分も待った記憶がある。
真冬の上野の寒空の中
ガタガタ震えていた。


絵画作品だけでなく
ダリが創作したアートたちが
網羅された企画展となっている
活動のフィールドの広さに改めて驚く。

絵画・オブジェ
装飾品・舞台芸術
映像・アニメーション
不思議の国のアリスまで

そしてなにより
貪欲なのだろうとかんじる。

その時代の空気を吸い込み
ダリ的変換がなされ
作品としてかたちになる。

世界の事象も吸収し
作品として生み出している

インプットとアウトプット


シュールレアリスム的な作品は
どれも奇妙な構成の絵画ばかり。
一見すると、何を描いたかわからないような作品
作品名に鑑賞ヒントが隠されている場合も多い
その意図を見つけ出す楽しみ
そして、
意図を発見してしまうと
作品の印象が一変する驚き


純粋に、緻密な描き込みを楽しむこともできる
鑑賞方法が多岐にわたる絵画である。


THE ガイコツ

2016-11-13 08:46:02 | アート

THE ガイコツ
ぷるぷる伸びる骨格標本


昨今のガチャガチャは、
100円のものがめっきり少なくなった。
そんな中、奮闘しているのがガイコツだ!

骨だけだって勇気は奮える!
骨だけだって闘える!!

そんな骨たち、
名前がついている。



名前と一緒に、
ご丁寧にキャラ設定までしてある。
やるなガイコツ。



みどりチェック!

6骨の中で、いちばんアカン立ち位置だろ。
「なぜか」いじられキャラ。
なぜなんだ!!!
ポーズも「なんかすいません」的になってるし。


で・・・・・


緑川くん!

1回で本命きたーーーー

ってか、
この収まり方といい、
色みといい、
完全に地球外の方じゃないですかね。



やっぱり、
どう頑張って見てみても、
ガイコツには見えようもない・・・

けっこう気味の悪い物体だぞ。
まあ100円だしな。
仕方ないよな。
これぞ、100円マジック。