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ダフ屋が人気のレストランに出没

2007-02-16 | Weblog
 春節が近づき、少しよい店で食事しようかという人が増えていて、人気のレストランでは食事時にはかなり待たされます。これで金もうけをしようという目ざとい人が出てきました。

 夜7時ごろ、レストランのゴールデンタイムに、店へ行くと、入口でダフ屋に呼び止められる。彼らは手に何枚かの予約番号のカードを持ち、買わないかという。待たずに席へ行けるのは30元、30分待ちで5元だった。

 あるダフ屋は以前は映画館で切符を売っていたが、ダフ屋間の競争が激しくなり、収入が減ってしまった。彼は映画館の付近のレストランが客が多く、毎晩予約札を取って並んでいるのを見て、商売になると思ったという。

 ダフ屋の出現は、急いでいる人には便利で、「私はお客さんを招待しているので、余り待たすのは具合が悪いから、少しの金で時間と気持ちを買えるのはありがたい」。だが多くの人は非常に不満で、「ピーク時には元々人が多いのに、ダフ屋が次々と番号を取るので、待つ時間が長くなるばかりで不公平だ」

 レストランの責任者は、「お客さんが多く、従業員の人手が足りないので、ダフ屋かどうか判別するのが難しい。もし発見しても口頭で注意するくらいだ。もし警察を呼ぶと食事しているお客さんの気分も悪くなる」