明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

サイバーエージェントレディース2日目

2018-04-28 18:55:27 | スポーツ・ゴルフ
鈴木愛の今日のプレーは圧倒的な存在感で一気に優勝圏内へジャンプアップ、上位陣は軒並みスコアを伸ばす中でも8アンダーというダントツの一人旅である。今回はネット中継という事で、abemaTV で生中継を視聴した。ゴルフ中継はCSが「とことん見せますシリーズ」で新しいファンを増やしているが、地上波・BSともに男子も女子も、ゴルフ放送はちょっと衰退している。元々がゴルフというのは場所が「とてつもなく広い」うえに、140人位が同時にプレーしているから、カメラの台数が「半端なく必要」なのである。人気ゴルファーを画面で追うとなれば、最低でも3台は要る。普通は6台から7台で回しているのではないか、と私は思っているの費用がかさむのだ。カメラ一台につき「音声とバッテリー」とで都合3人がワンセットだから、本部の放送車を含めると20人以上の人員になる。ゴルフ中継って、簡単には放送できないのだ。だからCSの作戦は仕方なくやったら「当たっちゃった」というケガの功名である。

abemaTV も放送スタイルはCSを踏襲しているようだが、今回は気合を入れているのか「台数を増やしてコースをカバー」してるらしいので、ネット放送というイメージからは相当に大掛かりにできていたようである。解説陣に三觜喜一が入っているので、技術的な部分を期待出来るかなと思って朝からずーっと見ていたが、まだ過渡期のせいなのか確定ではないが、良い部分と悪い部分が見えたので羅列してみる。

1 画面がスマホでは小さすぎてつまらないのでPCの画面をテレビで映して見ているが、「PCのせいか、画面が荒れていて」どうしようもない。画面がハッキリしてないと「試合の緊迫感がない」のが痛い。もしかしたらテレビを買い替えてHDMIで繋いだら良いのかも知れない。今はDーSUBで繋いでいるので、ここは調べる必要があると思う。やはり精細な画面は、一度見ると後には戻れない。ウエアもかっこいい女子ゴルフ、やはり選手の一挙手一投足を綺麗な画面で見てみたいじゃないか。これは abemaTV のせいではない。

2 タケ小山がはしゃぎすぎて超ウザったい。最初はアナウンサーがやたらと「面白くもない軽口」を入れてくるのが邪魔くせ〜なと思って我慢して見ていたら、途中からタケ小山が出てきてアメリカ仕込みだかなんだか知らないが、無理やり盛り上げようと「うるさいことうるさいこと」果てしない。三橋とゲスト女子プロの馬場ゆかりはまだマシなのだが、タケ小山のしゃべりは「圧倒的に居酒屋でのおちゃらけたバカ話」である。10分も聞いているともう「うんざり」してしまった。おまけに忘れた頃に絡んでくるアナウンサーが「輪をかけたゴルフに関係ないダセ〜会話」で、私はよっぽど音声を切ろうかと思ったぐらいである。出来ればマトモな解説陣とタケ小山みたいな「素人オヤジ」とを主音声・副音声とに分けて放送して貰えると嬉しいのだが。そう言えば昔、サッカー中継のゲストに「さんま」を呼んだテレビ局が、大批判で炎上してたのを思い出した。人選が大失敗した好例である。

3 タケ小山を始めとして、全員が出てくる選手を「ちゃんづけ」して呼んでいるのが、むちゃくちゃ「気色悪く」て止めてもらいたい。まあ皆んな若くて20歳前後のピチピチ女子だからオヤジ達は舞い上がってチャン付けしているのだろうが、昨今のセクハラ問題に関心がある一般大衆からしたら「全部アウト」な発言である。笠りつ子は「笠さん」で、勝みなみは「みなみちゃん」というのは「どう見てもチャンネルの私物化」であろう。居酒屋でオヤジがワイワイ言っているのならまだ許せるが、いくらネットとはいえ「公共放送」ではアウトである。猛省を促したい部分だ。

4 コマーシャルが入らないのは大変いい。これは今回特によかった点である。ゴルフはコマーシャルが入れやすいスポーツで、10秒もあれば「何度でも入れられる」ため、今までの中継では普通の番組よりも多いように感じていた。それが全く入らないので「ちょっと拍子抜け」したぐらいである。これに比べると、地上波は「コマーシャル漬け」で面白さも半減である。

5 折角の三橋解説が「やや不発」なのは頂けない。YouTube で散々見ているので、ここでは少し「視点を変えて解説」するとかの「技」がほしかった。選手がコースの起伏とかで対応を変えなくてはいけない場合の解説などは、結局誰がやっても同じような解説になるので特別参考になるほどではない。選手の飛距離やアイアンの精度にいちいち大仰に感心している程度では、ただのオヤジ話で解説には全然ならないのだ。解説というのは確かに難しい。見ているファンにも色々な技術レベルの差があり、どんなところに感心するかも違ってくるので「万能」というのはない。とどのつまりは「解説はなし」というのが、次善なのかもしれない 。

こんな感じなんで「全体的にはやや不満」である。やはりテレビは出演者とか解説者で決まってしまう。同時に裏で放送しているCSスカイAの「九州みらい建設グループレディースオープン」は、その点では解説が「あの岡本綾子」で、技術的にも選手のメンタルでもまた岡本個人のエピソードをも交えながらの「メチャクチャ楽しい」放送である(私は録画しておいた)。男子プロの中日クラウンズも同じくCSでやっているので、今日は見る番組が多くて「困っちゃう〜」なのだ。

しかしそれにしても鈴木愛と新垣比菜は凄かった。女子ゴルフでも64なんて出るんだ、という「キレキレの一日」である。これが毎日出ればいいのだがそうはいかないのがゴルフの難しさである。新垣比菜はトップだから何とか耐え切ればいいという感じだが、鈴木は2日連続の絶好調とはいかないのではないだろうか。堀琴音・渡邉彩香・松森彩夏は調子が出てないみたいで予選落ち。川岸史果もどうしたのか今年は上に上がってこず予選落ちだ。応援している青木瀬令奈が落っこちたのは残念であるが、同じく調子悪い藤田光里・木戸愛はなんとか予選は通過した。だがゴルフの中身はカスカスで、なかなか復調の兆しが見えてこない。優勝圏内は新垣が崩れてスコアを落とす、という条件であるが、ここグランフィールズは6オーバー7オーバーが普通に出ている難コースなので、崩れだすと4オーバーくらい行きそうであるから「2アンダーのアン・ソンジュ」でも逆転の可能性は出てくる。もし新垣がしっかりスコアをまとめられれば、勝負になるのは8アンダーの永井花奈・7アンダーの鈴木愛・6アンダーの柏原明日架・比嘉真美子の4人だけになりそうだ。

試合の行方が気になるが、お目当ての選手をじっくり見ようとするなら会場に行くしか無いようである。私は一回つくばエクスプレスで「サマンサタバサ」を見に行ったことがあるが、体調がイマイチで余り楽しくは見れ無かった。しかし今年は「見たい選手」が数多く出てきているので、近くの試合ならば出来るだけ行ってみようと思っている。難点はトイレの長い長い行列である。どこのトイレでも「何十人」と並んでいるのが嫌になる。人気選手はファンも多いので、自然と「トイレも混んでくる」わけだ。ここさえ解決すれば、ゴルフは「会場に行って見るスポーツ」ということで決まりそうだ。もちろん天気が良ければだが、今年は茨城のワールドレディスとサマンサタバサ、それに千葉県野田の日本オープンを見に行こうと思っている。好きな選手を間近に見て、スイングの秘訣をちょっとでも感じてこれれば、出かけて行っても元が取れる、という魂胆である。

というわけで、すべては明日の決勝を見てからのお楽しみ!

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