明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

毎週女子ゴルフ(16)世界最高峰の激闘!

2022-06-20 19:03:38 | スポーツ・ゴルフ

1、全米オープン
フィッツパトリックが優勝。ビッグネームが続々と脱落する中で、松山英樹が久々に65のベストスコアを叩き出してゲームを大いに盛り上げてくれた。メジャーはどれでもセッティングがハードだが、今回のザ・カントリー・クラブも世界最高峰の選手達が集まっていて「4日間でアンダーが9人だけ」という超難関コースである。フェアウェイは狭く、ラフが「くるぶし」まで埋まる深さで選手を悩ます。おまけに、そこらじゅうにヘスキューという丈の長い雑草みたいなのがボーボーに生えていて、まずそこに入れたら出すだけでも一苦労する設定だ。さらにはグリーンが小さくてアンジュレーションがきつく、そもそもピンを狙って打つと「スロープを転がって外に出てしまう」という難しさである。パーオンする選手が3割しかいないというホールもあり、もし我々が行ったら「もう無茶苦茶」で有り得ない難コースに、「こんなとこ二度と来るか!」と悪態をつくような、「行ってはいけないレベル」のコースと言える。しかし流石は世界最高峰の選手たちである。7難8苦の辛酸を舐めながらも何とかスコアを守りつつ、僅かのチャンスにバーディを狙って鎬を削って戦った結果、惜しくも次々と散っていった。そしていよいよサンデーバックナインには、シェフラー・ザラトリス・フィッツパトリックの三人が1打差を争う展開になったのである。手に汗握るハラハラの連続は、正にゴルフというスポーツの面白さを存分に味あわせてくれた4時間だと言えよう。

しかも松山が6番7番とバーディを取り、難しい10番をパーとすると12番13番16番と、正に何かが乗り移ったかのような「信じられないロングパット」を決めて、3アンダーでクラブハウスリーダーになったのである!。「すわ、オーガスタの再来か?」と、居ても立ってもいられない状況になったのは私だけではなかったろう。松山はラウンド後のインタビューでも「珍しく笑顔」で質問に答え、「何だ、結構しゃべるじゃんか!」と視聴者をびっくりさせたくらい「何かを期待させた」瞬間である。まあ、試合はそんな期待を打ち破るような「三つ巴の激闘」で盛り上がり、最後はフィッツパトリックの「渾身の超ロングパット」でケリがついた。

ゴルフは選手の技量が高ければ高いほど、またコースが難しければ難しいほど優勝が重みを増してくるゲームである。今回の全米オープンは「イージーパット」が一つもないほど、選手たちの緊張感に満ちた素晴らしいゲームだったことは称賛に値するのではなかろうか。思えば私のゴルフはただ単に良いショットを打つだけの、自分一人の「練習場ゴルフ」だったんだなぁ、と大いに反省した。今回の全米オープンはゴルフの原点である「たった一打にこだわってラウンドする楽しさ」を教えてくれたような気がする。

勿論、それには技術が必要なのには変わりはないのだが、気分だけでも「全米オープンの緊張感」を持ってラウンドしてみるのも、また楽しいのでは?、と感じた次第です。「渾身のパター」なんて、一度くらいは打ってみたいものですよね。今度、取手桜ヶ丘でやってみようかな?

2、ニチレイレディス
結果はご存知の通り、西村優菜が余裕の勝利。ここに来て復調したみたいである。14番ホールまでトップにいた森田遥が15番で痛恨のシャンク、西村の逆転を許してしまった。プロの試合で、しかも最終日優勝争いをしているトップの選手がシャンクするなんて、あり得ないことでは無いとは思うけど、それにしてもねぇ・・・。森田は直後の映像で苦笑いしていたが、もう笑うしかなかったのだと思った。勿論、気を付けていれば「プロには絶対に起きない種類の失敗」だろう。森田はシャンクなど、考えてもいなかったに違いない。だがそんな事故が、しかも大事な時に起きてしまった。・・・で、優勝はフイである。備えあれば憂いなしとは言うものの、何か基本的なことを間違えていたんだろう。本人は思い出すのも嫌なことだろうが、多分、アドレスでボールに近づきすぎたんじゃないだろうか。短い距離を「ピッタリ」ピン側につけようと集中した結果、思わず「体が縮こまり過ぎた」のでは?、と私は考えた。勿論、素人考えであることは百も承知の上である。まあ、そんなことを考えながらテレビを見て、ちょっとはゴルフが上達すれば良いけど・・・。

私の注目する選手では永井花奈が好調でトップ10に食い込み、久々に8アンダー11位タイとしたのが嬉しい。小野祐夢は4アンダーで30位タイ、河本結は完全復調まで今一つの3アンダーで38位タイだった。唯一、韓国勢で応援しているリ・ハナが2アンダー45位タイに入った。ホントの意味のゴルフの面白さでは全米オープンには遠く及ばないけど、女子ゴルフは「アイドル産業」の側面もあり、可愛いい選手には勝って欲しいのがファンの素直な気持ちです。その点、性格の悪い選手は嫌われるのが世の常。人気商売は辛いね〜。

3、ユピテル静岡新聞SBSレディス
実力者フェービー・ヤオが久々に優勝した。ステップアップツアーは毎回CSスカイで完全中継してくれるので欠かさず見るようにしているが、今週は男子の全米オープンとツール・ド・フランス2021の無料再放送が重なって時間が足らず、最終日だけチラ見した。フェービー・ヤオは危なげなく勝ったが、私の応援する「丹萌乃」は予選落ち、注目の「高橋恵」は12オーバーで51位タイと又しても下位に沈んだ。「松田鈴英」は欠場である。高橋と松田、どうしても成績が上がらないのは何でなんだろうかと考えたが、まあ一言でいうと「下手」なんである。時々素晴らしい球は打つが、とにかく安定しない。良くも悪くもなくて成績が悪いならどうしようもないが、いい球を打てるのにダボを簡単に出しちゃう。もったいないと思うが、それが実力なんだろう。安定した打ち方が出来ない・・・というのが、最大の欠点である。我々クラスのアマチュアにも、良く見かけるタイプだ。今回8位タイと好調を維持している尾関彩美悠のように、「全体にまとまっている」タイプの選手がちょっと小技を磨いてくると、俄然優勝争いにも絡んでくる。これが上手い人の「典型的な姿」であろう。まんべんなくちょっとずつ上手くなる、これを目指すのが正しいゴルフ道である。でも、私には時間が足らないよねぇ、どうすれば良い?

結局はココに辿り着く。で、私はパーオン率を上げることにした。・・・ほお、何%ぐらいを目指してるの?、なんてことは「聞かないで!」ほしいけど・・・。


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