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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

酒のツマミ話(33)もうすぐ12月、今年の冬は楽しくなりそう!

2021-11-20 16:21:07 | 今日の話題

1、志賀島の金印
先週BSーTBSの「にっぽん!歴史鑑定」で取り上げられた、お馴染みの古代ミステリー。後漢光武帝から下賜された金印が、志賀島の田圃から出てきたっていう例の話である。しかしこれを偽物だという専門家がいるっていうので揉めているそうだ。さて真実はどうなのか?。・・・ホントのことは私にはわからないが、偽物を作った人間が「何の為にそんなことしたのか」と考えると、今一つ理由が分からない。江戸時代に紀元57年の金印を贋作する理由はただ一つ、歴史的遺物としての「価値」しかない。だけど当時の福岡藩は、全然価値が分からなかったそうだ。せっかく作るんなら光武帝のじゃなく「親魏倭王印」でも作ってたら良かったのに、と悔やまれる位である。それなら「卑弥呼が貰った金印」だから、光武帝の印より「10倍」はする筈。だからいよいよもって偽物を作る意図が見えてこないのだ。それにもし、贋作者が「卑弥呼の存在」を知らなかったとしたら、あんなに精巧で史実にもピッタリの遺物なんか、作れないと思う。唯一考えられるのは3世紀の倭国大乱の時に、一時的に「邪馬台国・卑弥呼軍」に敗れて倭国の宗主国の地位から追われた「委奴國」が、その後に捲土重来「失地を挽回して宗主国に返り咲き」、自らの先祖の栄誉を讃えて「後漢からの金印を復元製作した」という場合である。それ以来、倭国は先祖伝来の宝物として「志賀島の宝物殿」に大事に保管していたが、661年白村江で唐・新羅連合軍に敗れてから、倭国は次第に勢力・求心力を失ってしまい、近畿大和政権の台頭と共に「時代の流れから忘れ去られて」しまった・・・というのが私の想像である。元々レプリカだったのだから偽物だとも言えるだろうが、歴史的なことを考えるなら「真贋論争しても意味ない」とも言える。

という訳で、この金印は「本物のレプリカ」であり、歴史的価値は変わらない。これが私の答えである、一件落着!

2、仕事とロボット
AIやロボットの発達で、「人間の仕事」が奪われるんじゃないか、と心配している人がいるという。でも大丈夫、人間とロボットが「共生」するやり方があるのだ。それはまず、やりたくて「楽しみ」な仕事と、やりたくないが「必要」な仕事の2つに分ける。前者を人間がやって、後者はロボットがやる。これで仕事の「棲み分け」が可能だ。人間がやる方は効率やコストで考えるのではなく、「楽しいかそうでないか」の視点で評価するとよいだろう。これなら人間をロボットと比較しなくていいし、肩肘張って意識する必要もない。楽しくない仕事は「感情の無いロボット」にやらせれば良いのだ。但し、芸術と言われるまでに磨かれた職人技を「正当に評価」して、尚且つ高い値段を支払う「成熟した文化」が絶対条件である。それがあって、初めて「仕事が楽しく」なる。経営者は売上拡大の為に、この「働く楽しみ」を人間から奪ってはいけない。

両者共生の秘訣は「適材適所」にあり!

3、男と女
こないだテレビを見ていてハタと気付いたことがあった。それは男女間で口論になった時、男は「正義」を主張するが女は「自分」を主張する、である。これは「どちらがどう」ということではなくて、両者の言い分が「何故噛み合わないのか」という根本的な原因なのだ。女の要求してることは、いつも「私を尊重して!」ということ「だけ」なのである!(おおっ、知らなかった!)。男はそれに気付かずに延々と正論を振りかざすが、そんなことに興味がない女には「全く通用しない」。これが夫婦喧嘩の「犬も食わない」内容の全てである。

例え世間的には間違いでも、「妻を優先する夫」の考え方に、女は賛成する!


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