明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

飛距離と伸ばす方法

2018-11-17 20:37:20 | スポーツ・ゴルフ
ゴルフの飛距離を決めるのは、なんと言っても「ブンっと振る」スイングスピードである。女性のスイングは男性に比べて、やはり振るスピードが遅い。アマチュア男性で大体37m/秒から40m/秒位、私は28mだから女性並みという訳だ。病気する前は40mはあったので、65歳としては平均的である。だいぶ’筋力が回復してきたにも関わらず、一向にスイングスピードが‘上がらないのが今一番の悩みだが、テレビで大王製紙エリエールの中継を見ていて気がついた。最近の若手やアマチュア選手で比較的飛距離が出る選手が多いのは「筋力」があるわけではなく(安田佑香などは「か細い腕」で意外に飛ばす)、クラブを振る「運動神経」が先天的に早いんじゃないか、というのが私の考えである。つまり遅い選手が「ブーン」という感じなのに、飛ばす選手は「バッ」と振るか「バシッ」と打っている。なお、バッと振るのとバシッと振るのの違いは、インパクトの瞬間を意識して作るかスイングの軌道の中で通過点と考えるかの違いである。両者は「ほんのちょっとした違い」であり、インパクトの何分の1秒かの間に力を入れるか、もう少し長い間力を入れているかしか無い。どちらにしても「反射神経」が、速いスイングスピードの「決定的要因」である(私の考え)。

この理論で言うと、私は病気になる前には230ヤードは飛ばしていたので「反射神経はある」と思っている。だが現在の飛距離が全然伸びてないと言うことは、まだ神経が戻っていないのかそれとも「死んで」しまったのか、どちらかである。どちらかはまだ分からないが、多分生き返って無い「だけ」だと思ってリハビリに頑張っているのだが、「やり方」を工夫することが大事だと考えた。まず「走る」ことである。走る能力というのは動物にとって基本の能力であり、生存の条件でもあるから大事である。走れない動物は生きている資格がない。それで早く走れるようになれば、きっと反射神経も戻ってく筈である、と考えた。次に「ジャンプ力」である。高く飛ぶ能力は足の力が重要だと思われているが、実は「腰」の力が大事ではないかと思っている。私は昔から足は遅かったが、ジャンプ力はそこそこあった。高く飛ぶためには「瞬発力」が必要である。ベンチプレスのような重いものをじっくり持ち上げる筋力では無く。ピアノを早弾きするような神経の素早さが大事なのだ。そして最後は「インパクト時における圧力」である。球が飛ぶためには「スピード・重さ・接触時間」である。重いものを早く振ることでより遠くへ球が飛ぶわけだが、球離れが早いよりよりも「長い時間押している」ことが飛距離を伸ばすには大事だということである。この長い時間押しているためには、「インパクトで加速」させなければならない。加速するのは「パンチ力」である。ボクサーがパンチを放つ時、相手に当たる直前に「グッ」と拳を握るという。その感覚がまだ私の右手には戻っていないのだ。それをインパクトにタイミングを合わせて「グッ」と握る練習をやる事で、飛距離が戻ってくると信じたい。

以上、3っつのポイントで飛距離が伸びるわけだ。曲がるとか、球が上がらないというのはスイングで直せるが、飛距離というのは天性のものである。2、3歳時に反射神経が速くなければ、どんなにトレーニングをしても飛ばないと思うのである(何だよ、結局飛ばないんじゃん)。私は人並みの反射神経を持っていたので「そのレベル」までは戻ると思っている。つまりドライバーで200ヤード、9番アイアンで100ヤード、そして7番アイアンで120ヤードが目標である。まだ9番で90ヤードなので、後10ヤード伸ばす余地があるという事だ。出来れば20ヤード伸ばせれば言うことはない。それには「走る・跳ぶ・パンチ力」を練習する事である。それに、現在69歳という年齢もネックになる。年々タンパク質を筋肉に変える力が落ちてくるらしい(と、コマーシャルで言っていた)。だから今年から3年が目処である。そして75歳で90を切る、それが私の目標だ。人間出来なかったことが出来るようになると嬉しいものである。それが「幸せの原点」ではないだろうか。小さい子がちょっとした段差を飛び越えたり低い塀の上を落ちないで歩いたり、ペイントに合わせてジャンプしたりの「無駄な行動」に喜びを感じるのも、全ては「出来る」ことを楽しんでいるのだと思う。人生を楽しむためには、「自分の能力」を楽しまなければならない。だからそのためには「出来なかった自分と出来るようになった自分」を比べることである。これが楽しい人生を送るための「秘訣」なのだ。「出来るはずの自分と出来ない自分」を比較して人生を駄目にする人が如何に多いかを思うと、人生は考え方一つで「良くも悪くもなるもの」だと切に感じるこの頃である。私は病気になってから出来ないことに落ち込むのではなく、出来ること一つ一つを数えることで生きてきた。私はこれからも、「出来た!」と言える人生を送りたい。

そんな事を考えながらテレビの大王製紙エリエール3日目の中継を見ていると、飛距離が出ないと言われている選手でも200ヤードは飛ばしている。彼女たちの平均飛距離は230ヤード位ではないだろうか。飛ばす人は270ヤードも飛ばしているのだ。勿論「腕もその分太く」はなっているが、男性アマチュアのほうが断然太いし力もある。それが何で200ヤード飛ばないのかと言うと、「運動能力」が違うとしか言いようがない。パンチ力は男性の元々の能力であるから、女子選手より当然だが「ある」。しかし走る能力と跳ぶ能力は、女子プロの方が有るのではないだろうか。何でもパッパっとこなす「神経」が、ゴルフの飛距離を生むのである。それで今度練習に行ったら「思いっ切り速く振ってみる」ことを試してみたい。今までは出来る範囲でなるべく速くと思っていたが、そろそろ「リミッター」の数値を上げてみても大丈夫な時期に来たと実感している。脳梗塞を発症して4年、再発を心配して「ソロリソロリ」と生活していたが、いよいよ旅立ちの時が来たのである。今日は風呂に入って頭を洗った時に「右手が少し使えた」のだ!。「おお!、使えるじゃん!」。皆さんにはこの喜びは分からないだろうが、今日は「右手が使えたこと」でお酒が美味しく飲めるのだ。

まだまだ私も進化中、結構捨てたもんじゃないね、です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿