明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

スポーツに関する話題、4つ。

2018-11-12 21:00:18 | スポーツ・ゴルフ
1.ゴルフ
昨日のLPGA伊藤園レディースは、稀に見る緊張感のある白熱した試合でとても面白かった。最終日にテレビを見ていて感じたのは、優勝争いをしている選手のファンサービスの細やかなところである。たった一打を争う緊迫した勝負なのに、グリーンから下りて歩く選手(永井花奈)がカメラに向かって「にっこり笑いながらピースサイン」したのには心がほころんだ。彼女は5番でO・Bしたにもかかわらず、めげずに耐えて後半猛チャージすると言う活躍で試合を盛り上げた立役者でもある。ちょっと体型がお相撲さんみたいでアスリートとしては「?」だったのだが、バーディパットを決めてガッツポーズする時に見せる「にっこり笑顔が、心から嬉しそうで実に可愛い」のである。もともと可愛い顔をしているのだが、今までは勝負に緊張しているのか「あまりテレビ映えしないムッツリ顔」であった。それが今週後半で快進撃を始めると、15・16・17と三連続バーディと爆発する。果たして勝負の行方は・・・と誰もがワクワクしたとみるや、笑顔で「ニッコリ!」と緊張をほぐしてくれるのだ。もちろん本人が一番カッカと燃えているはずなのにファンサービスを怠らないこの気持ちは、LPGAツアーを一層盛り上げる事間違いない。まあこう言う緊張した場面だからこそ笑顔を見せる事で自分の力を最大限発揮する、と言うのはセオリーではあるのだろうが、中々できる事ではない。少しは上田桃子あたりも見習ってほしいものである。申ジエや青木瀬令奈もファンサービスでカメラに向かって笑顔を振りまいていた。これはLPGAの方針として選手全員が取り組んでいる事と私は捉えた。素晴らしい事である。新人の松田鈴英は「いかんせんまだ経験も浅く若い選手だけに」スコアが伸びなくて顔も曇りがちである。最終日最終組で今日は絶対勝つ!と意気込んでスタートしたと思うが、2番から3連続ボギーで泣きそうな顔になっていた。試練である。優勝した黄アルムがスタート前のコメントで「優勝とかスコアとかを一切考えずに、目の前の一打一打に集中してプレーに臨みたい」と話していたが、途中の要所要所で首をぐるぐる回して緊張をほぐしているのをカメラが捉えていた。やはり今季優勝は3度目で慣れてるとはいえ、「今日はすごく頑張った」と本人が言っている通り、「しんどい」ゴルフで精神的に追い詰められていたであろうことは想像に難くない。アンソンジュや永井花奈のバーディパットがあと少しでカップイン、と言うところまで肉薄しているのに最後の最後で「外してしまった」のは、緊張感で腕が思い通りには動かせなかったのだろう。優勝のプレッシャーというのはそれほど凄いらしい。私らのお遊びゴルフでも「このパットが入れば40台」という瞬間、「悪魔のように無情にも」カップの手前で止まったり左右をすり抜けたりして涙を飲むのである。賞金額ではない、優勝という文字が頭を横切ると「突然プレッシャーが雨雲のように頭を覆って」しまうものなのだ。上手く行くためには「知らない」のが一番だと言う。しかしリーダーボードをしっかり見て渾身の一打を放つ!というのも「成功した時には、喜びも倍増する」のは間違いない。プレッシャーに打ち勝つことが、アスリートにとっては大事なのだ。菊地絵理香がアンソンジュに「あなたは終盤の追い上げに弱い」と言われたそうだ。私はあんまりプレッシャーを感じない方だが、ただ単にそういう場面に遭遇してないだけなのかもしれない。もしそうならば、私のような「プレッシャー未体験者」にとって本当に必要なのは、「体験そのもの」だといえそうである。

2.卓球
伊藤美誠と早田ひなのペアが凄い事になっている。あの中国を破って優勝したのだ。伊藤美誠はシングルでも優勝街道を驀進中で、今日本の卓球は世界一になりつつある。サッカー・体操・水泳に加えて、近頃はテニス・バドミントン・卓球・水泳でも世界と互角に戦える選手が出てきたのには目をみはらされる。私の学生時代は、卓球なぞはほとんどテレビでも取り上げることがなかったのに比べると、今は卓球が根暗なスポーツというイメージも無いのではないか。卓球は狭い台の上に目一杯回転を掛けてボールを落とす知恵と知恵の戦いであると同時に、力一杯スマッシュを打ち込むパワー勝負の醍醐味もある。水谷選手のような「拾って拾って拾いまくる」ゲームも緊張感があってそれなりに面白いが、やはり素人には「目にも留まらぬスマッシュの更に上を行って打ち返す神業」が堪らない。長いこと中国人の独壇場だった卓球界にも「強い日本」が帰ってきたというのは、まさか東京オリンピック開催の影響でもないだろうと思うのだが。しかしこれ程各分野で記録ラッシュが続くと、日本で行われるオリンピックというものが選手にとっては「千載一遇のチャンス」に見えているのじゃないかとさえ思われる。私は東京だろうがアテネだろうがロンドンだろうが、金メダルを取るのに場所など関係ないと思っていたのだが、選手の成績というのは精神的な何かが大きく影響していると考えざるを得ないようだ。私の「唯一自分も楽しんでいるスポーツ」であるゴルフはどうかというと、期待の松山英樹は46Tと全然ダメだった。好不調は誰にでもあることとは言え、余りにも情けない成績だったのは「相当調子が悪い」のだろう。これでは男子ツアーも、先行き存続の危機が訪れそうという心配も余所事ではない。まあ私は女子ツアーさえ盛り上がればそれで満足だから関係ないのだが、スター不在のツアーが商業的にいかに惨めなものかと言うことを思い知らさせる出来事である(今回は観客が集まったようだが、松山がいなければまた観客数の少ない試合が続くのである)。伊藤美誠と早田ひなの成長は、その意味でも福原愛以後の卓球界を発展させる原動力となって輝いてほしいものである。つまり東京オリンピックでこのコンビが金メダルをとれば、これが卓球界にとっては「日本のお家芸、卓球の復活」となり、未来に羽ばたけるかどうかの試金石になるだろう。案外、あっけらかんと「金」を取っちゃったりして。こればっかりは分からないよねぇ。

3. フィギュアスケート
久しぶりにフィギュアで新人「紀平梨香」が活躍した。もちろん私が見るのは女子のフィギュアに限るのであるが、彼女が特別可愛いわけではないので、単なるジャンプの技術を見たわけである。この選手の売りは、伊藤みどり・浅田真央の伝統を受け継ぎ女子では難しいトリプルアクセルを跳べる事だという。ちなみに世界でいままでトリプルアクセルを跳んだ女子選手は6人、世界選手権では彼女が4人目である。私はこの何回「回転したか」がどうしても数えられなくて毎回悔しい思いをしているのだが、誰か良い見分け方を教えてくれないだろうか?。・・・まあ私のことは良いとして、私が紀平梨花で感心したのはトリプルアクセルではなく、「おしりの美しさ、美尻」であった!(不謹慎な、と言わないで欲しい)。フィギュアスケートの魅力の一つに「限りなく薄い衣装に包まれた肉体」があることは疑いようのない事実である。男性は選手のセクシーな肢体をテレビで見て喜んでいる人も、少しはいるかも。トゥクタミシェワなどは「こっちの話題」で騒がれているようだが、トリプルアクセルを跳べる「数少ない選手」の一人らしい、侮るべからずだ。一方、女性は選手の「美しい演技にうっとりする人が多い」と言える。まあ私は女子フギュアスケート選手よりも「乃木坂46」のほうが断然良いが。とにかくフィギュア女子選手のヒップが美しく引き締まっていることは間違いない。もちろん私の好きなゴルフのほうでは「セクシータイフーン」アン・シネが頑張っている。今はQTにチャレンジしてるそうなので、来年はまたツアーの目玉として「男性ファン(この言い方が私は気に入らないが)」を喜ばせることであろう。何はともあれ、フィギュアは「おしり」である。これ私の個人的意見なので勘違いしないようにお願いします。

以上でした。

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