明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

人生終ってみればすべて暇つぶし(3)ラジオの魅力・・・4/26/2023

2023-04-26 14:00:51 | 今日の話題

1、テレビ離れ、最後の挑戦
最近は特に意識して、生活の基礎をラジオにシフトするようにしている。テレビを見ていると目が画面に固定され、自分は座ったまま動かないので何かやっているかというと「実質は何もやっていない」というのが事実だ。一日ボーっとして椅子から動かず、ただ時間だけが経っていく。これじゃ健康にも悪いし生命力も落ちていくばかりだと思って、テレビは全て録画しておいて後から見る事にした。それに比べて生で放送中のものを見る場合はそれほど興味がなくても、ついついそのまま続けて見てしまいがちである。そこで朝にテレビ番組表を見て面白そうなものを録画しておき、それを「後から取捨選択して」見るように変えたのである。これでだいぶ時間が空いた。

それで自由な時間が出来ていままで時間が足りなくて読めなかった本も読めるようになったことが嬉しい。本は私にとって「生きる事そのもの」である。で最近は、本を読みながら「ラジオを流す」のが楽しみになって来た。大体は好きな音楽を流しているが、中には面白い番組もあって、最近その中身が変わってきたので書いてみたい。以前とはだいぶ違っているが、これも心境の変化といえよう。

最近よく聞いている番組は、こちら↓

① 日経電子版NEWS
日々のニュースは今まで「テレビのワイドショー」でカバーしていたが、こないだの統一地方選挙以来、どうもワイドショーの中身について「取り上げ方が物足りなく」なって来ていた。そこで簡単にニュースの概要だけをチェックして頭に入れておき、細かいところは「別のしっかりした番組」で抑える作戦に切り替えたのである。お陰で「つまらない天気の話」を延々聞かされることがなくなってスッキリしたのは大きい。やっぱりワイドショー経由で世間を見ていると、社会で起きている問題を「まともに考えること」は出来なくなると思うのだ。私は最近「やっとワイドショー離れが出来てきた」と感じているので、何とか「ボケる」のを先延ばしに出来たと思っている。

② ダイバーシティニュース(社会・政治・経済)
茨城放送の時事番組で、日替わりでテーマを決め、それぞれゲストコメンテイターを呼んで解説する本格的な番組。テレビでは殆どお目にかかれないような「ゲストのガチの本音」がばっちり聞けて実に面白い。その週の話題5つをサクッと解説し、それとは別にメインテーマ1つを選んで「深掘り」するスタイルが気に入っている。こういう「硬派のコメント」を歯に衣着せず電波に載せて流しちゃうというあたりは、流石「黄門様のお膝元」、茨城放送ならではの大英断と感心している。最近見つけた私のお気に入り番組である。

③ 戸張捷のモーニングゴルフ
以前はタケ小山の「グリーンジャケット」を聞いていたのだが、とにかく話しぶりが下品かつ煩いので嫌になったので、こちらに乗り換えた。戸張捷はこれまた「スノッビィ」で鼻につくところがあったのだが、この番組はその悪いところが「それほど出ていない」ので助かっている。まあ、時々のゴルフ関連の情報が入るので参考になる点が多い。私は大体、朝方「寝床でうつらうつらしながら」聞いている。

④ 峰竜太とみんなの信州
統一地方選挙の後、政治に関心を持たねばと思い、地方創生にも興味を持とうと考えて聞いている番組。峰竜太は長野県の永世観光大使という事で、彼の「故郷愛」がビンビン伝わって来て「ほっこり」する。中身はありふれた「名産品や地場産業」などの紹介番組だが、これからの日本を考えると「こう言うのも大事だな」と思う。

⑤ 須田慎一郎 南野陽子の誰にもわかる「経済学」
これは取り合わせが珍しいので聞いている。中身は「経済」と言いながら、卑近な話から「へえ~」という話まで、強面の須田慎一郎が脳天気で明るい「ナンノ」を相棒に、バラエティ豊かに毎週新たな話題をトークする番組。これで案外と「タメになる」から馬鹿には出来ないのだ。南野陽子は年に似合わず可愛いので気に入っている。

⑥ 全米 TOP40 THE 80‘S DELUXE EDITION
昔80年代に大人気だったケーシー・ケーサムでお馴染みの「ヒットチャート」番組を今振り返りながら再現してくれるので、昭和世代の私には懐かしいの一言である。矢口清治の渋い声は中々のもので、慣れるに従って聞きやすくなり、心地よい。話しぶりは「やや軽いかな?」と言う感じで余り好みじゃ無いが、まあ曲が良いので取りあえずOKである。BGMに聞くといいかも。

⑦ わたしの図書室
こないだは岡本綺堂原作の「半七捕物帳」をやっていた。色々な作家の短編を取り上げているが、私はとりわけ大江戸捕物帖物が好みでそういう時は気合を入れて聞いている。短編だけに大体4、5回で終わるので「寝床で」集中して聞いているが、目が冴えてしまうのが玉に瑕である。そもそも短編を朗読で聞かせるというのは「理に適ってる」わけで、描かれている場面に入り込んでいくのには正に「ピッタリの環境」じゃないだろうか。別の番組である「司馬遼太郎短編集」も愛聴しているが、こういう番組はもっと増やしてくれると有り難い。

⑧ ディスカバー・ビートルズ2
前回評判が良かった番組の続編で、お馴染みのDJ杉真理がビートルズの楽曲を深掘りする。知人のSY氏は来日当時「武道館でライブに行った」と言う羨ましい猛者だが、それでも知らないことがいっぱいだと喜んでいた。今再びブームが来てるという。もう一つ別の局だが「ビートルズ10」と言う番組もあり、当時まだ生まれていない「若いビートルズファン」も続々増えてるようである。竹内まりあやサザンノールスターズを始め、その頃の同年代のミュージシャンに多大な影響を与えた彼らの魅力は、今聞いても全然衰えていない。そして最近私は「カーペンターズ」を聞き直しているところである。やっぱ昭和の歌は気持ち良いねぇ。

⑨ SEASIDE CLASSIC
バイオリニストの礒絵里子が、毎週ゲストを迎えてトークとクラシック演奏を聴かせる番組。クラシックは変わった人が多いので、ちょっとした雑学と人間観察が楽しめる。別の番組で樋口あゆ子の「Piano Winery ~響きのクラシック」という番組も聞いているので、私の中で実は「クラシック回帰」が始まっているのである。洋楽や昭和歌謡のいいけれど、やはり本命は「クラシック」かな。

⑩ オペラ・ファンタスティカ
私にとっては週に4時間、NHKのこの番組が「唯一のオペラ体験」と言うわけだ。自分からは中々聴くのは時間もかかってハードルが高いのだが、こういう風に放送時間が決まっていて「勝手に曲目を選んでくれる」のは、ズボラな私にとってはとても有り難い。一年続けたら52曲も聴けて、もう「いっぱしのオペラ通」になっているかも。

とまあ、大体こんなところです。とにかくラジオは聞くだけなので、同時に自分の好きな事が出来るのが嬉しいポイントだ。勿論、寝床に入ってぬくぬくしていても聞けるので重宝である。これでますますテレビ離れが加速しそう。


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