和翠塾ブログ

目黒都立大にある書道教室「和翠塾」のブログです。

榊莫山の本を

2011-06-08 16:05:47 | 日記
集めてみることにしました。

Amazonで10冊ほど。

今日から続々と郵送されはじめました。



オークションで落札した、小倉百人一首と小野道風の歌の色紙も届きました。

色紙はなんとも言えない優雅な流れにうっとりしてしまいます。

時々眺めては気分転換にしようかと思います。

今日の漢字は『雅』

ゆったりと書きたいものですねぇ。

杉山

畳半分だけですが張替えました

2011-06-06 07:53:15 | 日記
毎週木曜日に表千家のお稽古が始まるので、その為に張替えました。

書道のお稽古時はカバー被せているのですが、よい匂いが心地好いですね。

芳香剤にはラベンダーや炭の匂いなんていうのもあるのに、なぜ『いぐさの匂い』とかないのでしょう?

何処も和室になっちゃうからでしょうか。

競書を経験する度に

2011-06-02 09:41:53 | 日記
書技はもちろん、形や線を掴む感覚が一段と深化しますね。

競書にご参加なさった塾生全員腕上がっています!

素晴らしいことです。



真贋のほどはわかりませんが、最近良寛さんの書簡を入手いたしました。
贋作だったとしても、心癒される筆使いと線に惹かれて、毎日眺めています。


昔から国道や高速道を照らす街頭のディテールに惹かれています。
見る度に『いいなぁ』と。


極端にいうとあれも『線』です。
作者の筆使いこそ感じませんが、筆で表現したいと思わせる『線』なのです。

仏像や建築物、自然界にはそう思わせる『線』が沢山ありますね。

神社仏閣の屋根や梁、柱、日本庭園などの見方も、削ぎ落とせば『線』にたどり着きます。
山や川、海や砂浜、犬や猫だって『線』になります。

そこで感じた『線』を筆を使い文字に生かして行けたら、素晴らしいと思うのです。

実際多くの書の名作にはそれを感じます。


良寛さんが愛でた物はなんだったのでしょう。
精神が達した境地はどのような事だったのでしょう。

入手した良寛さんの書簡は、年齢を重ねてたどり着いた、先達の心境を語りかけてくれます。

それが贋作であっても、そこまで深く入り込んで作ったものに、私は価値を見出だすのです。

ま、お宝鑑定団には出せませんけれど(笑)

杉山