みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

気になること

2011-05-14 19:00:10 | 日記
あの大地震以来 寺の井戸水が少なくなった。地下から10メートルほど溜まっていたのに、現在地下から1メートル以下。心配。

去年からだけど蜂がいない。去年はスゴく少なかったけど、今年は全くいない。

毎年は菩提樹やら、ツツジの花にミツバチや熊蜂、スズメバチが大量に群がっていて ツツジ鑑賞も危険が伴った。


今年は全く、全く飛んでない。

ここまでいないと心配。

ハチが姿を見せないと大地震がある。とは昔からの言い伝え。

東北・関東で大地震があったからなのか、まだ 次の大地震が控えているのか……

不安をかき立てるつもりはないが、やはり去年から何かが変わっている。

でも本当に変わらないといけないのは、人類だけどね。

戦後は確かに原子力が必要だったかもしれないが、いまだに自民党の一部や 原子力族議員 原子力関係電力マフィアの人たちが蠢いている。ワカラン

福島原発第一は1~4号機は大小はあれメルトダウンしてる。そして高濃度の汚染水が超大量に海に地下に現在も流れ出している。

言い訳やウソは要らない。

正しく反省して、段階的かつ急いで原発を停止しないと。

そして大量エネルギー依存型社会を変えていかないと。

いつハチは日本に戻ってくるのだろうか?

西に陽が沈む時、東の空には 月が出ていた。


ツツジ日和

2011-05-14 17:32:15 | 日記
朝から六軒、昼から七軒 組ぼんこさんにお参りしてきた。

移動時間を抜いても325分は正座している。

体重が82㎏あるので、膝への負担がハンパない。

自業自得である。膝さんに申し訳ない。ゴメンナサイ。

今日、上忍の里は すこぶる爽快な天候であった。

雨上がりで水量増した川の流れる音。ウグイスの鳴き声。湿度の低い 心地よい風。暑くも寒くもないお天道様。そして里のあちこちに咲き誇るツツジたち。

この上ない 組ぼんこさん日和であった。

インドの龍樹菩薩さんが作られた 讃歌でもある十二礼と言うお経を 参詣者全員で読経して各家々を回っていくのである。総勢二十名で。

寒くて雨だったりすると 大変だが、今日みたいな日和だと 正座の痛みを除けば まだまだ大丈夫だ。

被災地に行き、多くのご遺体と接してから強く思う事がある。

この瞬間 この時間 この一日が とても大事で とても愛おしいと

刹那的ではない。

昨日の事を悔やんでも仕方ない。

明日以降の事を考えすぎると不安になる。

でも今日一日の この時間の この瞬間なら 一生懸命に燃焼する事も可能である。

田舎はエコロジーといちいち言わなくてもエコロジーである。あれだけ暑かった昨年の夏もクーラーはいらなかった。

空の澄み渡った そよ風の吹く上忍の里で この瞬間 この時間 今日一日を燃焼した。

まだ死ねないだろうし、死にたくはないが、死んでも構わないなと思うほど燃焼した一日であった。

親父殿が植えて育てたツツジが満開である。

お浄土にいる親父菩薩殿からの贈り物だ。

日が沈むまでの一時、そよ風とツツジを堪能しよう。

被災地の被災された みなさん ごめんなさい。今はあなた達の分も幸せでいます。田舎で英気を養ったら、手伝えることを考え 行動します。


あ また山から風がふいてきた 気持ちいいー

南無阿弥陀佛