こんばんは。
今日はちょっとマニアックな話題になりますが、香港の古いアクション映画について少し書いてみようと思います。
中華圏の映画といえば、やはりアクション映画は欠かせません。かの李小龍(ブルース・リー)が一躍、香港のアクション映画を世界に広めましたが、その前から香港では多くのカンフー映画(功夫片)、武侠片、古装片といったアクション映画が作られ、そのノウハウは今や世界中に広まり、世界のアクション作品をより面白いものにしています。
ウォレスも「涼生、我們可不可以不憂傷」のインタビューで、崖から落ちるシーンは以前、武侠作品(古装片)でワイヤーを使ったアクションをしていたので慣れているという事を話していましたが、どんな作品でもこうした技法が用いられ、作品を面白くしているわけです。
さて、以前、香港映画のDVDを購入した事をブログに書いたところ、いくちゃくさんから『「片腕必殺剣(原題:獨臂刀)1967年公開」という作品を観た。』というコメントをいただきました。
★こちら 今夜も香港ネタで。。
この作品はカンフー映画のレジェンド的な作品で、台湾出身の王羽(ジミー・ウォング)さんが主演を務めています。この作品が大ヒットし、王羽さんは「天皇巨星」と呼ばれるほどのアジアの大スターになりました。
また監督は香港の武術映画(功夫片や武侠片)界で、超有名な張徹(チャン・チェ)監督です。
この張徹監督、中華圏のアクション映画に大きな影響を与えた方で、彼の作品からトップスターも沢山輩出されております。
例えば、ウォレスが出演したドラマ「天涯明月刀」で武林盟主の向応天を演じた姜大衛(デビッド・チャン)さんも張徹監督作品のレギュラーという感じで、多くの作品で貴公子的な魅力を振りまいております。
一方、王羽さんは、その後「片腕ドラゴン(原題:獨臂拳王)」で、監督、脚本、製作総指揮、主演の四役をこなし、この作品は、日本で李小龍(ブルース・リー)のカンフーブームの中、1974年に公開されました。
また、王羽さんが演じた一連の作品の主役である「片腕の武術家」というのは、ウォレスも出演している「天龍八部」や「鹿鼎記」の原作を執筆している香港の小説家、金庸さんの影響を強く受けているそうです。
というわけで、いくちゃくさんとも約束した我が家にある「片腕必殺剣(原題:獨臂刀)」のマニアックな販促グッズとDVDをご紹介します。ご興味のある方はご覧ください
▼販促グッズ
▼DVDボックスなど
★なんだか落ちがない内容になってしまいましたが、オタクな日常のご紹介チックになってしまいましたね(笑)
一応、次は「金庸作品」について、ウォレスのインタビューの掲載を計画中です~。
私とのしょうもない約束を守っていただきありがとうございます
Masaさん家秘蔵のお宝の数々、スゴイですね。
これを見せていただいただけで、この映画が当時どれほど人気があったかがよくわかります。
「続・片腕必殺剣」もとても面白かったです。
シリアスな前作とは趣が違い、一人ずつ敵をやっつけて進んでいく設定が、ブルース・リーさんの「死亡遊戯」に似ているように思いました。
日本の時代劇にも通ずる単純明快なストーリーでありつつ、中華圏の武侠物やカンフー物がより魅力的なのは、完璧な主人公たちがつまらないミスをして苦境に陥ったり、正義感でありながらちょっとズルをしてみたり、女性に対して異常に弱腰だったりと、非常に人間臭いところではないかと思っています。
「天龍八部」のウォレスも、最愛の人の妹ということを差っ引いても、阿紫に対する態度が甘々だったな~
ただの門外漢のたわ言で、すみません。
でも、この「片腕必殺剣」シリーズは、何の予備知識もなく観ましたけど、ホントに面白かったです。
Masaさん、皆さん、お付き合いありがとうございました。