フィールドワーク通信

広島を拠点にフィールドワーク。カンボジア、インドネシア、市民まちづくり

Dr.きゃんぱ

2006-05-01 17:44:05 | 研究室通信
なんかちょっとかたいな、白石。

子どもが愛らしいのと、学校建設のアピールと、という感じか。
プノンペンのまちの魅力は、いまいち伝わらなかったような気がする。
学校建設というのは、わかりやすいんだな、おそらく。

自分たちで学校を建てた♪
建てからすごい!

幼稚な論理だ。

どう建てるか、や、何を建てるかが議論されることのない世界。
それは、政治家が公民館を建てたからエライとか道路をつくったからエライというのと、同レベルの世界だ。

しかし、幼稚だからだめだと切り捨てるのは容易い。
でも、それが現実だ。
その現実の中で、何ができるかを考えなければならない。

学校建設でいえば、地域の材料、地元の人、簡単な技術という適性技術を用いたという点が、ひとつのポイントであるし、学校を地域のコミュニティセンターと位置づけ、病院や集会所、寺院と複合化させる計画であったというのがもうひとつのポイントである。複合化の際に、ただくっつけるだけでなく、その複合の空間をどのように計画するのかは建築計画的なあるいは設計的なポイントにもなる。地元での建設技術のレベルアップも視野に入れながら技術移転の問題も我々は考えていた。

なかなか5分のビデオでは伝わらない内容である。

30分の番組を作って欲しい。
ディレクターにメールを打っておこう。

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