フィールドワーク通信

広島を拠点にフィールドワーク。カンボジア、インドネシア、市民まちづくり

都市構成をグーグルアースで読み解く

2006-07-08 21:03:57 | 研究室通信
グーグルアースで世界の都市を巡る。
例えば、ヤンゴン。ミャンマーの首都。

グーグルアースでは、丸見えである。
軍事国家のもと、実際行ったとしても写真を撮ることすら自由にならない(はず)。

しかし、ネットを利用すれば、首都中心部の街区構成がよくわかる。
背割りの南北に細長い街路が東西に続く。住戸あるいは住棟の形式まではわからないが、影から推察するに、中層であろうか。

背割りの街区は南北に250m~270m東西に40mの規模。それが3列が次の単位。6列でひとつの正方形街区が構成され、250m四方となる。

この250m四方の街区が南北に3列東西に13列ならぶことで、このヤンゴンの中心部が形成されているのである。

北北西に2.5kmの方角には、仏教寺院が配置されている。

そこで、ロンリープラネットの東南アジア版をひもとく。
ヤンゴンは1885年のイギリスによって首都とされたとある。そう思って、中心部に位置する施設をみると、中心には公園と市庁舎、東に首相官邸と学校がそれぞれ1ブロックを占めて位置する。北西に目だって存在するのは市場である。

グーグルアースで遊ぶだけで、こんな旅が楽しめる。

これを世界各地でやると面白い。
都市計画的視点から、都市の構成をグーグルアースで読み解く。
興味深い企画だ。

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