フィールドワーク通信

広島を拠点にフィールドワーク。カンボジア、インドネシア、市民まちづくり

カンボジアのホテル20051009

2006-01-28 09:46:21 | カンボジア通信
出発/ホテル/表彰式/アムダ  ふたたびカンボジアだ。8月30日に帰国したばかりで、まだ1ヶ月ちょいしかたっていないが、縁あってカンボジアの地を再び踏むことになった。今回は、広島に本社を置くリフォーム会社である㈱ウエストのサポートによって、研修旅行が可能になった。学生たちの海外での経験の機会が、企業のサポートによって実現したのである。  大学生に対する教育を大学の閉じた環境だけで行うことの弊害がしばしば言われる。多様な主体のかかわりが、関係を活性化するのは、一つの真理である。 . . . 本文を読む

2005年夏カンボジア20050810

2006-01-24 18:16:25 | カンボジア通信
 今年の夏の調査はカンボジアとベトナムだ。メインはカンボジア。ベトナムは3日間のみ。今後の展開もにらんで一度ベトナムを見ておこうという想いからだ。    今日は朝6時の新幹線で出発。11時15分の関空発の飛行機。現在ベトナム空港にいる。トランジットのため2時間の滞在。  すでに学生たちは8月2日に日本を発っている。既に1週間カンボジアで過ごしたことになる。つくなりすぐ彼らは二手に分かれた。ポイペト隊とプノンペン隊である。ポイペト隊は、カンボジアこどもの家の本拠地で版築工法のさまざまな実験を行うのが目的だ。 . . . 本文を読む

JICAとODAカンボジア20050811

2006-01-24 18:15:29 | カンボジア通信
 調査は8時から。午前中は12時まで。1時半まで休憩して、午後の作業は5時まで。安全確保のためガイド・警察をやとっている。  午前中は、JICAの原口さんに会う予定。武蔵工業大学の佐藤さんに紹介してもらった。佐藤さんは、勝又研究室所属である。修論でカンボジアの学校建設についてまとめている。調査は昨年夏である。おりしも我々と時期を同じくして調査を行ったという。今年の建築学会の大会でも発表されるが、セッションは異なるが、扱っている内容はほとんど同じである。奇遇としか言いようがない。 . . . 本文を読む

SVA小学校建設カンボジア20050812

2006-01-24 16:51:29 | カンボジア通信
 10時からSVAの小味さんと面談。直前にティーさんと小味さんが知り合いであることがわかる。日本語の先生だったそうだ。  小味さんには昨年の調査をもとに建築学会の中国支部や大会で発表したものをお渡しするとともに、現在ポイペトで検討中の版築工法による学校建設について説明した。建築担当のサミーさんも同席してもらった。サミーさんとは昨年も会ったが、SVAの若手建築スタッフでロシアの大学の建築学科卒業のエリートである。 . . . 本文を読む

カンボジア仏教20050813

2006-01-24 16:50:47 | カンボジア通信
 はじめてフルでフィールド調査を行った。ドンペン地区の3番目の街区の調査の続きである。これまで1番目街区、2番目街区と路地調査のみを行ってきていた。路地の物品配置やアクティビティを調査するものだが、住戸内部に比べて調査がしやすいので、外部空間を優先してきていた。だが、図面をみると路地のみが描かれているもので、建物との関係や住戸との関係、集合住宅ならその共用空間との関係が、それでは読み解けない。街区 . . . 本文を読む

カンボジア鍋は美味しい20050814

2006-01-24 16:50:16 | カンボジア通信
 大塚さんの調子が悪そうだったし、今日は日曜なので、休みにした。学生たちにとっては2週間が経とうとしている時期であり、ピークが来るころである。体力を回復して翌日以降に備えようと思った。加えて、ドンペン調査がただやみくもに調査をしているだけという印象を持ったので、きちんと全体像を見据えて、個々の調査を組み立てる必要を感じた。調査のフレームを組みなおすための一日である。 11時までゆっくり過ごし、その . . . 本文を読む

プノンペン王立芸術大学20050815

2006-01-24 16:49:48 | カンボジア通信
 午前中は第3の街区調査。街区全体の宅地割りを把握した上、それぞれの集合住宅や戸建住宅についてアクセス調査を行った。調べてみると、住戸へのアクセスの複雑さがより明確になった。もともとはシンプルなアクセスであったと考えられるが、長年の住みこなしの中で、増改築が様々なところで行われ、それに伴ってアクセスが改変されている。  第3の街区では、4m程度の路地があったが、そのうち3mは隣接する集合住宅の1 . . . 本文を読む

カンボジア寺院建築20050816

2006-01-24 16:49:03 | カンボジア通信
 寺院建築視察。    亀山さんがずっと行っている寺院調査をサポートしようと1日時間をとった。車を30ドルでチャーターし、桔梗、亀山とともにプノンペンの寺院を回った。午後は雨が降り、かなりの時間足止めをくったが、全部で10近い寺を回ることができた。  クメール様式の本堂が目をひいた。仏様が東に向くように本堂そのものも配置されている。矩形の長辺方向が礼拝方向であり、東西の軸と一致する。内部の壁は数々の壁画で埋め尽くされている。必ずしもすべての寺院でではないが、列柱が礼拝の方向性を強調している。外観は、中央の多重屋根ならびに幾重にも水平方向に重なる屋根が特徴的である。床レベルを高く上げる例が一般的である。1階と2階をもつものもある。 . . . 本文を読む

ポイペト版築休憩所カンボジア20050817

2006-01-24 16:48:22 | カンボジア通信
 ポイペト移動。タクシーでの移動であった。60ドル。桔梗、広畑とともに移動した。バッタンバン経由の道であった。時速100kmを超えるスピードで、5時間半でポイペトについた。驚異的である。佐古と久しぶりの再会を果たした。 すでに版築壁は、1枚立ち上がっていた。集会所をイメージしていたが、できていたのは2m×2mの小さなものであった。2m×4mのものを指示したと思っていたが、まったく違うものに驚いた。やはり立ち上げの段階に関わることが重要だ。そもそも集会所とする案も、出発直前に決まったものだ。それまでは「やよいハウス」を計画していた。CCホームスタッフのやよいさんの家である。しかし住宅だと個人に帰属するため、みんなで使いにくく、一度打ち捨てられると、そのまま放置されかねないので、もっと公共性のある建物の方がいいんじゃないかという判断で集会所となった。 . . . 本文を読む

カンボジア子どもの家の版築20050818

2006-01-24 16:47:47 | カンボジア通信
 版築壁作成2日目。CCホームの生活は、朝7時から朝食、12時から昼食、夕方7時から夕食である。後はそれぞれが思い思いの活動をしている。スタディツアーといいながらも、明確なプログラムが決められているわけではない。学校を訪問したり、市場に行ったり、寺院を訪問したり様々なオプションがそれなりにあるが、それぞれ主体的に関わらなければ、ただ漫然と見ているだけになってしまう。のんびりするにはいいところだが、何かを学ぼうと思ってくると、たいしたことができないということになりかねない。我々は、休憩所を作るというわかりやすい目標があったため、毎日毎日充実した日々を過ごしていたが、それはどちらかというと異例である。 . . . 本文を読む

日本語とクメール語20050819

2006-01-24 16:47:23 | カンボジア通信
 ポイペト3日目も引き続き版築壁作成。午前中は壁作成を行ったが、午後から佐古とともにポイペットの寺院めぐりをした。中井さんの運転で、パーリ語が少し話せるというリリーさんにもご一緒していただいた。    寺院の訪問は、佐古の卒業設計を考えてのことである。ポイペトを対象にして複合施設の計画をしたいというのが佐古のばくぜんとしたイメージであるが、それに対して、寺院の設計をしてはどうかとアドバイスした。寺院の設計といっても、本堂や講堂を設計するのではない。 . . . 本文を読む

コロニアル建築カンボジア20050820

2006-01-24 16:46:44 | カンボジア通信
 私がポイペトを発つまでに、なんとか床を見てみたかった。朝から床組みの作成に入ったが、難航が予想された床梁はなんなく入った。その後、床そのものを構成する竹材の加工に入る。竹は、今回使用した材料の中では一番安価な材料である。節を落とし、長さを調節し、並べていく。基本的には両端を押さえて固定する。真ん中部分を紐で床組みに編みつけて、さらに強固なものにしていった。 . . . 本文を読む

携帯電話のなる路地カンボジア20050821

2006-01-24 16:46:07 | カンボジア通信
 午前中は休みにしてもらった。ポイペト滞在中にできなかった仕事をいくつか片付けた。日本の仕事である。ポイペトでもメールは使えるのであるが、ある意味CCホームは隔離された場所にあるため、メールのある場所へ自由にアクセスすることは難しい。スタッフの誰かにお願いして、わざわざ車を出してもらい、まちまで出ないといけないのである。自分の自由意志でなんでもできるという状況にはない。大学関連の仕事、パニンさん宛ての市役所関連、UNハビタット関連のメールなどを急遽作成して送付した。 . . . 本文を読む

JHP学校建築カンボジア20050822

2006-01-24 16:45:22 | カンボジア通信
 JHPの馬さんへの連絡が遅れていた。8月10日の出発前にメールにて連絡をとっていたが、具体的な訪問日程は決まらず、カンボジアでの調整で決めることにしたままであった。ポイペトに行くまでは、毎日毎日予定が詰まっていたため連絡がとれずじまいであった。朝電話し、午後に会ってもらう約束をした。 . . . 本文を読む

プノンペンのラッフルズホテルカンボジア20050823

2006-01-24 16:44:46 | カンボジア通信
 孫正義似の中国系カンボジア人と朝食を食らうの巻。  今日は朝からフンセン首相のアドバイザーをつとめるというロトさんと会った。プレジデントレストランで朝食を食べながらの面会である。ティーさんのセッティングである。イマイチ意図がつかみきれないまま、朝食会場に赴いた。プノンペン在住の政府関係者ということもあって、都心開発の問題を議論のテーマに据えようと考えていたが、どうも感触が鈍い。コンポンチャムの地図をお土産として持ってきてくれた。 . . . 本文を読む