建築と環境とのはざまで。地域環境学科。

地域環境学科の説明会があった。高校生に対して、学科の説明を行った。

地域環境学科は、地域をハード・ソフトにわたり総合的に考える学科である。都市計画や景観といったハードだけでなく、コミュニティ（社会環境）や自然環境の管理・計画ならびに生活文化や地域文化の継承といった地域のソフトについて学ぶことができる。

工業高校で建築を学んでいる学生には、建築だけでなく、周辺環境や都市・地域やまちも含めて地域全体を考える学科だと説明した。

自然系・環境系を指向する生徒には、調べるだけではなく、つくることに着目した学科であると説明した。例えば、護岸整備の際の多自然型工法の説明をすることによって、環境悪化の調査だけでなく、新しく環境を作るときにどういった技術が必要になるかを考えることが重要だと説いた。

総合的でインタージャンルな学科だけに、一言で説明するのは難しく、相手の想いをもとに、それに応答するかたちで説明するのが、一番理解を深めてもらえることを痛感した。