フィールドワーク通信

広島を拠点にフィールドワーク。カンボジア、インドネシア、市民まちづくり

卒業生近況報告

2006-05-04 21:57:39 | 研究室通信
寺本(2004年卒)からメールをもらった。

うちを出た後、筑波大学の大学院へ行って、島根に戻った卒業生である。
実家の木工所?へ就職した。

島根はフロンティアである。
可能性の世界は広い。簡単に言えば、周回遅れのトップランナーになりえるポテンシャルをもっている。

トップランナーになどならなくてもいいのかもしれない。先を急ぐセンスは島根には無縁であってもいい。ただ、濃密で豊かな当たり前の世界が、そこで実現すればいいと思う。

地場産材を使ったシンプルな家具の写真が添えられていた。

職人論とか、かつては研究テーマにしていたことがある。
島根にいるときには、県立博物館といっしょに、工芸家の現状について調べたこともある。50名近い工芸家の人々に、語っていただいたことが報告書になって残っている。

モノとひととの関係を考えたいという思いはあるし、モノ・ひと・地域の関係が密実になるように循環を再編したいという思いもある。



建築でいうと、

家は買うものではなく、建てるものだ!

といえる地点への回帰を目指したいという思いである。

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