フィールドワーク通信

広島を拠点にフィールドワーク。カンボジア、インドネシア、市民まちづくり

フィールドワークとワークショップ

2006-05-08 18:47:01 | 研究室通信
2年生の授業環境デザイン論の最後に「フィールドワークとワークショップ」というタイトルで話をしている。

建築や都市を把握する方法としてのフィールドワークと、知識を共有し展開していく方法としてのワークショップという位置づけである。

授業では、フィールドワークについて、しゃべっており、ワークショップについては、3年以降の授業で話すことにしている。

いま、建築や都市を把握する方法としてのフィールドワークという説明をした。フィールドワークという言葉は、最近いたるところで聞かれ、その言葉のさす領域は非常にあいまいである。

ただ単にまちを歩くことをフィールドワークと呼ぶかと思えば、パプアニューギニアの奥地に赴き最低2年間現地の人々と生活をともにしながら行う調査をさすこともある。

ここでは、建築や都市を把握する方法としてのフィールドワークと言った。

環境デザイン論の授業では、建築をどう見るのか、よい建築わるい建築とは何か、都市をどう見るのか、よい風景わるい風景とは何かについて論じている。

ただ単に、歩いても見えるものと見えないものがある。見るには眼が必要なのだ。
眼とは、視点であり見方である。

11の視点を用意した。

風景、自然、歴史、生活、ヒューマンスケール、コミュニティ
構成、調和、スケール、素材、ディテール

である。

まだまだ整理が必要だが、とりあえずの答えである。

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