ナポリのゴミ。

●え～、↑写真ですが。
『消防署の前のカエルの像を見ると、金さんを思い出す...』と書いた、一カ月前の記事を実証するべく、本日その“がまちゃん”を撮ってきました。
たまたま、その目の前にあるスーパーへ行きましたもので....。

【ことのいきさつがまるで...？？？...な、ぶらり途中下車のお客さま。もしもいらっしゃいましたらゴメンナサイ。上の４行は、無視してくださいませ。】

●.....で、話しはコロリと変わります。

●イタリアのナポリが、ごみに埋もれて悲鳴を上げている。というニュースを聞いた時、私はてっきり、清掃局員のストライキか何かで、収集作業が一時的にストップしているのだろうと思いました。おんや、お気の毒に。実際、はた迷惑なことだわい....と、昨日のワイドショーのレポートを見るまでは、そう思っておりました。

ところが、よ～く話しを聞いていると、“そういうこと”ではないんですねえ。


●そもそも、何ゆえごみが路上に山積するに至ったかというと、『近隣にあるゴミ埋め立て用地、（全部で５箇所）が満杯になってしまって、持って行く先が無い』....というのです。
「え～～～！　で、そうなるまで、何も手を打ってこなかったの？」という単純な疑問。

●道路に溢れるゴミは、古タイヤも生ごみも混在していて、分別の“ブ”の字も見当たらない。
「ゴミを減らす工夫や、努力はしてないの？」
「ゴミを燃やす焼却場というものは、存在しないの？」
（あの、すべてごちゃまぜ状態のごみは、焼却することを前提にはしていないと見ました。）

●ナポリの市当局は、一旦閉鎖した古い埋め立て地を、緊急処置として再度利用することで、ともかく“100日で市内のゴミをゼロにする”と言うのですが...。
仮にその方向で事が順調に進んだとして、100日というのはいかにも長すぎます。....3か月ですよ。　生ゴミが３か月もの間、道端に放置されたとしたら、その悪臭たるや、いかばかりか.....。ことは臭いだけでは収まらないかもしれませんよ。

せめてもの救いは、万が一にも、私が“ナポリ”くんだりまで、出かけることはないだろうということと、悪臭も、茨城のこの家までは届かないだろうと（！）いうこと...です。

●でもね。
いつ何時、日本のどこかの都市が、ナポリと同じ状況にならないとも限らない訳で....。
なんだか、悪夢のような現実を、実際に見せられた気分です。
やだ、やだ。あれはイヤだ...！
ゴミ、少なくするように、努力しよう。リサイクルもがんばろう。

私ひとりが頑張る量なんて、ほんにわずかなものですけど、なんたって、ゴミですから。
『チリも積もれば、山となる....。』