眠れる“隣の部屋”の美女。

●母、93才。おっそろしく睡眠時間が長くなりました。
夜の８時には寝て、（途中トイレに立つことを除けば）朝の７時半まで起きることがありません。
黙っていると、８時すぎまで昏々と寝続けます。

●一旦起きても、頭痛でなかなかスッキリとした気分にはならないようで、そのまま、日がな一日ふとんの中で過ごすことも多くなってしまいました。
１日デイサービスに行くと、数日は体調不良が続く.....。つまり寝込む。
お風呂に入ると、翌日は体調不良。
車に１時間も揺られると、間違いなく次の日は、寝込みます。

●歩けなくなりました。椅子から立ち上がれない事もあるし、立ってもふらつきます。
もう、買い物に誘っても、一緒に行こうとは言いません。足の運動だと思って、無理に連れ出すと、決まって翌日には寝込みます。全身の筋肉という筋肉が、日に日に衰えて行くようで......焦ります。

●諸悪の根源は、朝きぬけの“頭痛”なんですが、原因が良く分かりません。
母の場合は、持病の過呼吸のスイッチになっていることが多くて、頭が痛い→胸が苦しい→呼吸困難→悪寒→痙攣....と続きます。ここのところは、早めの『ぺーパーバック療法』で、強い発作は免れておりますが、いかんせん、その引き金である“頭痛”だけは、毎日、毎日......、げんなりするほど几帳面に出るらしいのです。

●これだけ長時間、寝続けるんですから、単に“寝過ぎで頭が痛いんだろう”と言いたくもなりますけどね。
やっぱり、認知症の症状のひとつ......なんですかねえ。

●今日も朝からずっと寝ておりましたが、昼間も、ほとんど覚醒することなく、夕方まで眠り続けました。
おそらく今日の母めの睡眠時間は、24時間中19時間ほど......。
子供になる.....を通り越して、赤ん坊になりつつあります。